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とにかく、最近何をするにも億劫で、面倒くさい。最近って書いたけど、ここ1年ぐらいずーっとそういう状態が続いている気がする。
これって年齢のせいだろうか? 体力が落ちているんだろうか? セロトニン? テストステロン?
気力が漲らないのだ。一歩踏み出す力が湧いてこないのだ。
まず、「飲み会」が滅茶苦茶面倒くさい。特に、懇親会とか何とかの式典とかパーティーの類いは心底ウンザリする。
なので、1次会でそそくさと退散する。まず2次会には出ない。カラオケにも行きたくないし、女の子の居る店にもまったく行きたいとは思わなくなった(昔は狂ったように通っていたのに・・・)。
そして一番億劫に感じるのは、ランニングだ。走るのが面倒で、ジムでも45分のエクササイズをなんとか気力を振り絞ってやり遂げるのが精いっぱいで、そこからランニングマシンで走り込みなんて、もうやりたくもない。
末期症状である。
それで、春の「さくらマラソン大会」にも行かなかったのだから、ちょっとこれは重症である。
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そんな木曜日は朝から気温が上がり、寝不足も手伝ってダルいったらありゃしない。
今日は、この街から100キロも離れた県南まで行かなくてはならないのだ。またいつもの「面倒くさい」が顔を出す。
県南の某町にあるS高校へと出向いての「高大連携授業」である。高校生たちに講義する時間は90分。テーマは「繁栄する都市、衰退する都市」ということで、アメリカの黒人問題も少し取り入れようと、CDラジカセとCDも持参した。都市と音楽との関係性を優しく紐解くために、黒人音楽の変遷を、学生たちに音楽を聴かせることで知ってもらおうと考えたのだ。
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午前10時に青森市を出発。
暑い。国道と県道を走って、約2時間30分の旅だ。
途中、「十和田 道の駅」に寄って昼食を摂り、トイレを済ませて出発した。午後の1時過ぎには高校へと到着した。
校長先生のエスコートで教室に入る。男女半々の高校生たちが備え付けのノートパソコンを開きながら、静かに待機していた。みんな、おとなしい。
授業の初めに、全員に対して「高校を卒業したら都会に出る人!」と問いただしてみたら、なんと全員が今住んでる街を出て、県外、それもほとんどが東京に行くという。全員が青森県を出たいという。
ますますこの県は社会減が進んでゆくのだということを、心から実感してしまった。
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90分の出前講義を終えて、関係する先生たちへの挨拶を済ませ、S高校を出る。
外は午後3時を回ったというのに、ますます暑さが増したように感じる。
戻って仕事を片付け、研究室から出たのが午後の7時過ぎ。そこから今度は青森駅前の某複合施設へと車を飛ばした。外はすっかり暗くなっていた。
青森公立大学のO先生による「大学院セミナー」の聴講に参加してくれと頼まれたのだ。でも少し遅刻してしまった。
O先生、いつもの切れ味を保ちながら、女性らしい優しい会話と分析で参加者を最後まで飽きさせない。さすがである。
終わって、帰宅したのは午後の9時。それから遅めの夕食を摂ってお風呂に入り、「アメトーーク!」を観る。
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それにしても、この倦怠感というかヤル気のなさというか脱力感、何とかならないものか・・・。
亜鉛のサプリでも飲もうかな。