淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

吉永小百合111本目の主演作「北の零年」。監督が行定勲っていうのが凄い!

2005年01月22日 | Weblog
 何と青森東映がほぼ満員状態。それもアニメ映画じゃないのに! そのほとんどが中高年。
 吉永小百合って、まだまだ映画界ではブランドなんだろうか?
 
 吉永小百合111本目の主演作「北の零年」。
 でも興味は俄然、監督の行定勲である。
 あの「GO!」、「きょうのできごと」、「世界の中心で、愛をさけぶ」(これは面白くなかったけど)、「ロックンロール・ミシン」の行定勲。
 その行定勲が、明治時代の北海道開拓民の苦難と挫折とその離散を撮る? これだけでも観る価値あり。
 3時間の大作である。もしも、途中で飽きたらどうしようと少し不安になる。
 しかしさすがに上手い。テーマがテーマだけに、集団劇としての様々な困難や反目は、ダレさせない。豊川悦司と石田ゆり子がいい。それから香川照之。
 朝日新聞の映画評でも絶賛していた。
 ただ、ストーリーを言う訳にはいかないが、折角のラストが盛り上がりに欠ける。理由は明らか。渡辺謙の心の変容が描き切れていないからである。いきなり観客に提示される事実が今ひとつ納得できない。
 とは言うものの、映画そのものは丁寧に作られているし、役者たちも大熱演。誰かが日本版「風とともに去りぬ」と褒めていたが、それはちょっとないんじゃない?  淳一
 
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