淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

「冬の底、心の底」。【33日後の春へ】

2023年01月28日 | Weblog
 1月28日午後6時現在の積雪量76センチ、気温マイナス6.2度。
 家の周りを除雪しても除雪しても、またすぐさま雪が降り積もる。片付けてもキリがない。このままいったら100センチ超えは時間の問題だろう。



 朝起きるのが億劫で、ジムで10時半から予約していた「ヴィンヤサ・ヨガ」をドタキャンした。遅めの朝食を食べてまた蒲団に潜る。
 昨日の夜は同じ職場の3人と前から約束をしていた夕食会。それでも2次会には行かず、その場も2時間程度で切り上げ、タクシーを呼んでもらい早めの帰宅をして、珍しく11時前には寝てしまったのに、朝になっても疲れが溜まっている。



 それでもお昼には頑張って家を出た。
 雪が凄い。車を運転していても一面真っ白で前方がよく見えない。完全なるホワイトアウトだ。
 いつまで続くんだ? この氷点下の真冬日は・・・。



 所用を済ませ、午前のジムをキャンセルしたので午後2時15分からの「シェイプ・ザ・ボクシング」を予約した。でもほぼ満員で残り2名分しか空きがなかった。
 2週間ぶりのジムである。
 腹筋を100回やって、45分間のエクササイズを終え、サウナとお風呂に入って髭を剃り、頭と身体を洗い、着替えてまた厳寒の外に出た。



 車にたくさんの雪が積もっている。
 吹き荒ぶ雪の中、青森ベイブリッジを登って家路を急いだ。
 家に帰って車庫の前に車を停めたら、またまた雪が積もっているではないか。
 仕方がないので荷物を玄関先に投げ、スノーダンプを押して雪掻きをする。
 貴重な時間が雪掻きという行為で潰れてゆく。雪国暮らしの宿命だろうか。こうして何10年間も長い長い冬時間を過ごしてきた・・・。

 近所に住む、もう90歳近いお爺さんが、黙々と家の周りの雪を集め、それをその家から50メートル近く離れた雪捨て場へせっせと運んでいた。
 その男性を、朝も見るし昼も見るし夜も見る。とにかく1日中雪掻きをしているのだ。まるでそれが自らに課す責務みたいに。

 スノーダンプで雪を掬いながら、そのとても単調でとても純朴な光景を、暫くの間、ぼーっと見ていた。
 ひたすら寡黙に雪を運ぶ行為が、とても崇高なものに思えてくる。

 ふと、ヘミングウェイの「老人と海」を思い出した。
 







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