淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

「投げやりな東京。2023・冬」Ⅰ。「【42日後の春へ】

2023年01月19日 | Weblog

 朝7時。悴んだ手で鞄を持ちながらツルツルに凍った歩道を滑らないようにそーっと歩く。
 久しぶりに雲一つない冬の朝だ。それでもアップルウォッチの気温表示がマイナス4度を示している。
 「青森駅」まで歩き、朝の通勤客でごった返している駅構内を通り、そこから「新青森駅」。朝8時37分発東京駅着12時8分の「はやぶさ14号」に乗り込んだ。
 3時間、持ち込んだミステリー小説を読んで時間を潰す。約3か月ぶりの東京だ。

 東京駅のホームに着くと生暖かい風が吹いてきた。でも空は少し曇っている。
 エキナカの「ラーメン街道」で行列の出来ているラーメン屋さんへと入り、塩ラーメンを食べて腹ごしらえ。
 さあ。街歩きのスタートだ。



 まずは目黒区の「自由が丘」を散策。
 この街、古いものと新しいものが上手く同居していて、チーズケーキ一本で売っているという老舗の珈琲店で暫しの休息を取る。確かに美味しいチーズケーキだ。



 小さな公園のベンチに腰掛け、ぼんやりと一月の東京の午後の空を眺めていたら、小さな子ども連れの女性が満面の笑みを浮かべ、子どもの顔を頬擦りしていた。



 「自由が丘」から「代官山」へと移動。
 この街は好きだなあ。
 ぶらぶら散歩しながら、有名な代官山「蔦屋書店」へ。
 ジャンルごとの書籍の配列も申し分ないけれど、中庭も素敵だし、外に置いてある椅子に腰かけて冬の淡い太陽の光を浴びて飲む珈琲の美味いこと・・・と、そんな穏やかで心地よい空気に浸っていたら、某新聞からの突然の電話! そのやり取りが終わった瞬間、またまた某氏からの電話が鳴った・・・。
 一気に醒める!



 ああ、もうあの地獄の日々へ二度と戻りたくはない。俺はもう一度、この人生って奴を、ちゃんと後悔せずに生き直したいんだ。
 








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