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淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

角松敏生のContemporary Urban Musicシリーズ第3弾アルバム「Forgotten Shores」を聴く。このアルバムを聴きながら五月の「青森港」沿いを11.6キロランニング!

2025年05月05日 | Weblog
 5月5日月曜日、「こどもの日」。
 朝起きて、トーストとヨーグルト、プチトマト、チキンを一枚。そして熱い珈琲を一杯。玄関に「朝日新聞」を取りに行って、それをペラペラ読みながらマグカップの残った珈琲を飲み干した。
 外は晴れている。よし、走ろう。
 着替えて外に出る。まだ午前の11時。
 ウォークマンには角松敏生。スイッチをONにして走り始める。



 角松敏生の「Contemporary Urban Music」シリーズ第3弾がもうリリースされた。アルバム・タイトルは「Forgotten Shores」。
 まさに夏のアルバムである。
 それにしてもメチャクチャリリースが速い。
 彼が提唱している「Contemporary Urban Music」シリーズとしての第1弾 「MAGIC HOUR~Lovers at Dusk~」がリリースされて、それからたった半年余りで第2弾「Tiny Scandal」が発表され、そしてすぐさま第3弾となる「Forgotten Shores」が今回発表された。
 どうした? 角松敏生・・・。
 ファンとしてはもちろん嬉しいけど。



 それにしても、ランニングには角松敏生が一番マッチする。
 ウォークマンには彼のアルバムがぎっしり入っていて、それらを順次聴いているのだけれど、今回の新作「Forgotten Shores」なんかは、やっぱりこういう季節にぴったりくる。



 アルバム「Forgotten Shores」には全8曲。
 どの曲にも「夏」を感じる、あのいつもの角松敏生特有のリズムとメロディラインがびっしりと組み込まれている。
 でも、正直に言っちゃうと、これぞというキラーチューンがないのがちょっと惜しい気もする・・・。



 それでも明るい日差しが降り注ぐ5月5日「こどもの日」、気持ちのいい好天の中、海沿いを走りながら聴く角松敏生は、心が踊って、ランニングのパワーが数段アップする。
 折り返し地点となる「合浦公園」に入ったら、桜はもうほとんど散っていて、人影も疎らだった。
 出店も一切出ていない。
 それでも何本かの遅咲きの桜の木は満開で、美しい色の花弁を誇らし気に魅せていた。



 結局、11.6キロ走って終了。
 汗が迸る。この疲労感がたまらない。
 気持ちいいったらない。
 これだからランニングは止められない。
 角松敏生の音楽が、今回もまたランニングをグイっと後押ししてくれた。





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韓国映画「勇敢な市民」、アニメ映画「ベルサイユのばら」、フジテレビ系水曜22時「Dr.アシュラ」、テレビ朝日系火曜21時「天久鷹央の推理カルテ」、同木曜21時「PJ 〜航空救難団〜」。

2025年05月03日 | Weblog
 今日(5月3日土曜日)は一切外に出なかった。ずっと家に籠っていた。
 昔なら絶対に考えられないことだ。一日のうち、どんな天候の日であったとしても必ずどこかに出掛けていた。近くのコンビニでもクリーニング店でも本屋でも、とにかく1時間でも2時間でも外に出ていたものだけれど、近頃は一日中家の中に居てもそれほど苦痛を感じなくなっている自分がいる。
 出不精の自分なんて想像も出来なかったのに・・・。
 そんなわけで、今日のゴールデンウイーク後半戦の初日は、家で映画とドラマ三昧。



 まずは、市内の映画館で上映されていた2月の時期、行こう行こうと思いながら結局時間が合わずに泣く泣く断念していた韓国映画「勇敢な市民」を、「U-NEXT」の有料配信で観る。
 高校の非正規雇用で教員として採用されたシミン。ところがその高校は、名士の子息の凶暴生徒に支配されていて、自殺者まで出ているものの、教員たちも含め誰も声を上げる人間はいなかった。
 ボクシングをはじめ様々な格闘技を習得しているシミンは、猫のマスクを被り、正体を隠してイジメをする一味の鎮圧に乗り出すが・・・。
 うーむ・・・。
 かなり期待して観たのだけれど、ラストの爽快感はイマイチだった。よくある学園ドラマのパターンで、それを知っているからこそ、後半のカタルシスに注目して観たのだが・・・。


 
 続いて観たのが「ネットフリックス」で今回配信された、アニメ映画「ベルサイユのばら」。そうあの「ベルばら」の最新作である。
 池田理代子の有名漫画を原作に描いたアニメーションで、革命に揺れる18世紀のフランス・ベルサイユが舞台だ。
 オスカルにマリー・アントワネットにスウェーデンのフェルゼン伯爵と、お馴染みのキャラが登場する。
 ところが、今回はミュージカル仕立てで、しかも物語を2時間弱にギューッと圧縮して纏めているので、慌ただしくてあまりにも速過ぎる。
 まるでダイジェスト版を観ているようだった。



 次は日本の新ドラマ。
 まずはフジテレビ「Dr.アシュラ」。
 松本若菜主演で、同名漫画を原作とした救命医療ドラマなのだけれど、「アシュラ」と呼ばれる凄腕のスーパー救命女医の活躍が描かれる。
 いやあ、これが面白い。
 まだ第3話までの放映なのだが、毎回緊迫感が半端なく、松本若菜のメジカラが凄い。ちょっと「ドクターX」っぽいところもあるが、こっちのほうがリアル感が上。
 見逃さなくてよかった。



 続いては橋本環奈主演ドラマ「天久鷹央の推理カルテ」。 
 現役の医師で作家の知念実希人の同名シリーズをドラマ化した作品らしく(知りませんでしたが)、医療版シャーロック・ホームズというか、本格医療ミステリードラマというか・・・。
 天才医師で驚異の知能を誇る診断医の天久鷹央(橋本環奈)が、同僚の医師(三浦翔平)とバディーを組んで、医療にまつわる不可思議な現象を解決してゆくというストーリーだ。
 これまた、結構面白い。
 橋本環奈が巧い演技をしていて、肩の凝らない医療ミステリーとなっているのだ。まあ、予定調和でパターン化している部分もあるけれど、安心して最後まで観ていられるところが中々いい。



 最後は、これも「テレビ朝日」系の新ドラマ。
 内野聖陽が鬼教官を演じる、木曜ドラマ「PJ〜航空救難団〜」である。
 救難教育隊を舞台にした「航空救難団」(PJ=パラレスキュー・ジャンパー)の新人隊員たちの成長を描く集団劇だ。
 ただ、過激な訓練模様をずっと描いてゆくので(ドラマ後半になると実際の過酷な救助活動が描かれるのかもしれないけれど)、ちょっと肩透かし。
 実は「海猿」をイメージしていたので、もっとドラマチックな展開を思い描いていた・・・。
 後半に期待したい。






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「嗚呼、五月!」

2025年05月01日 | Weblog
 今年の4月は、我が街の観測史上最も日照時間が短く、気温も最低記録だったという。
 確かに寒かった。晴れた日はほとんどなく、毎日が肌寒く、雨も結構降っていた気がする。
 なので、休日もスポーツジムに行く以外は部屋に籠り、ひたすら映画を観て過ごしていた。



 待ちに待った待望の桜も、4月の20日前後に開花して、市内の所々、一斉に綺麗な花を咲かせていたけれど、ゴールデンウイークの29日なんて冷たい雨がずつと降り続いていて、外に出て花見をじっくり鑑賞するという気分にはまったくなれなかった。
 暖房のクーラーをつけていないと部屋の中も冷え冷えとしていて、こんな四月も珍しい。


 そして五月。
 その初日となる木曜日は珍しく市内は雲一つない五月晴れ。
 気持ちのいい風が吹いて、桜自体は散り始めてはいたものの、まだ満開に咲き乱れる木々もぽつぽつ見受けられ、心も少しだけれど晴れ晴れとなる。



 そんな五月の初めの日は、仕事で某行政機関での打ち合わせがあり、郊外にある仕事場から車で向かった。
 市内中心部エリアの数か所を行き来する必要があったので、逆に車で動くのが面倒臭く(一々駐車場を探して停めたり、そこからまた歩いたりと)、一旦、自宅の駐車場に停めて、そこから歩いて周ることにした。そっちのほうが数段速い。



 それにしてもなんという素晴らしい天気なんだろう!
 五月の風が心地よく、空には明るい太陽が燦々と降り注いでいる。
 歩いていると少し汗ばむ、そんな暖かな気温だ。こんな日がずっと続いてくれたら嬉しいのに・・・。
 ほんとに今年の冬は寒過ぎた。


 
 一つ目の打ち合わせをクリアして、そこからまた歩いて、次なる青森県を統括している某ビルへと向かった。
 まだ打ち合わせの時間まで30分程度ある。
 ということで、合同庁舎向かいにあるコンビニに寄って珈琲を買い、隣接している「青い森公園」の中に入って朽ちた木製ベンチに腰掛け、独り、熱い珈琲を啜って時間をつくった。



 快晴の空を見上げる。
 あっ! 飛行機雲!
 真っ白な線を描いて、青いキャンバスを南から北へとなぞっている。
 眩しい太陽が降り注いでいて、着ているスーツを脱ぎたくなった。
 
 

 遠くのベンチに腰掛けてぼんやりと虚空を睨んでいる中年男性のほか、あとは誰もいない。そんなひっそりとした街のど真ん中にある公園。
 微かに国道四号線のコンクリートを擦る車の音やクラクションを鳴らす音が、まるで環境音楽のように聞こえてくる。
 なんという、長閑で優し過ぎる五月の午後なんだろう!



 至福の30分間が終わって、珈琲缶をコンビニの屑入れに入れ、そこから歩いて某施設へ。
 まだ読んでいないミステリー小説でも持って、またあのベンチに腰掛け、一日中いようかな・・・。
 ずーーっとこんな五月だったらいいのに。
 ずーーっとこんな穏やかな明るい陽が降り注ぐ午後だったらいいのに。





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今日から配信されたNetflix「新幹線大爆破」、即、観ました。1975年の映画「新幹線大爆破」も当時「青森東映」で観たけれど、今回はその続編だったのには吃驚した!

2025年04月23日 | Weblog
 今日4月23日から「Netflix」で、草彅剛主演、樋口真嗣監督作品「新幹線大爆破」が配信されるということだったので、今日という日を指折り数えずっと楽しみに待っていた。
 昨日と今日の2日間、「むつ市」とその周辺地域での仕事があったので、それが終わって帰る途中も、自宅に帰ってから観ようと決めていた「新幹線大爆破」のことが頭から離れなかった。
 帰宅して直ぐに夕食をかっ込み、「Netflix」を点ける。
 ありました、ありました、「新着」の文字と一緒に「新幹線大爆破」が!
 実はこの「Netflix」オリジナル映画の元となっていた1975年に制作された高倉健主演の映画「新幹線大爆破」も、当時青森の中心部にあった「青森東映」で観ていて、それがまたハラハラドキドキの面白さだったので、今回のリメイクもまた心待ちにしていたのだった。



 高倉健が主演して、千葉真一や田中邦衛、それから竜雷太や宇津井健まで、豪華俳優陣たちが出演していた1975年「新幹線大爆破」は、その年の「キネマ旬報」でもベストテンに入るほどの評価を受けていて、「シン・ゴジラ」の樋口真嗣監督がメガホンをとるという今作についても、さすが「Netflix」目の付け所が違うと期待が大きく膨らんでいたのである。



 冒頭から「新青森駅」が大きく映し出される。
 「新青森駅」から「東京駅」に向け定刻どおり出発した新幹線「はやぶさ60号」は、多くの乗客で溢れていた。政治家、ユーチューバー、高校生の団体、そして怪しげな男性・・・。
 仕事熱心で正義感溢れる車掌(草彅剛)は、いつものように暖かい笑顔と対応で乗客たちを迎え入れていた。
 そんな中、1本の電話がJR東日本に入って来る。
 内容は、「はやぶさ60号」に爆弾を仕掛けたという電話で、その爆弾は、新幹線の時速が100キロを下回ると、即座に大爆発を起こすというものだった。
 そして犯人は爆弾解除のかわりに1000億円もの大金まで要求してきた・・・。



 ここから、手に汗握る緊迫の展開ということになる。
 政府の保身や身勝手な乗客たちの要求などなど、幾度もの危機的状況が次々と襲って来る。
 果たして全員無事に助けることが出来るのか?
 そして、犯人は?
 まあ、2時間10数分間、飽きずに観ることが出来るし、それなりの緊迫感と意外な犯人像がラスト近くで明かされもする。
 ただし、1975年版の本編のほうがハラハラドキドキ感は強かったように思えた(ほとんど内容は忘れてしまったけれど・・・)。
 ただ、今回のNetflix「新幹線大爆破」、観るまでは前作のリメイク作品なのかと思っていたら、なんと続編というか、前作の映像を加えながらちゃんと繋がっている新たな作品だったのには、正直吃驚してしまった。
 そう来たか!






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日曜日、フルマラソン不参加を負い目に感じながら、冷たい風が吹く夕暮れ時、リンクステーション青森へと歩いて「寺尾聡LIVE2025」を観に行く。

2025年04月21日 | Weblog
 日曜日。
 朝、雨が降っている。
 今日は午前9時スタートする「あおもり桜マラソン大会」の日。
 市内のホテルはすべて満員で、そのほとんどが県外からやって来るランナーたちの宿泊で占められているという。関係者がそう話していた。
 雪が融け始め、それなりにフルマラソンに向けての練習を行い、冬季間もジムで練習していたのに・・・今月に入っての胃腸炎とそれに伴う走り込み不足が祟ってまたまた直前でのキャンセル・・・。
 自分の不甲斐無さに心底落ち込む。



 そんななか、友人から突然メールが入って、今夜「リンクステーション青森」で開催される、「寺尾聡LIVE2025」に行かないかとの誘いを受け、行くことにした。
 マラソン大会が行われている午前9時から午後2時ぐらいまでの間、近くのコースを必死で走っているランナーたちの姿を見たくなくて、ずっと家に閉じ籠っていようと思っていたのだけれど、そこまで卑屈になることもないと思い直し、秋のリベンジに向けて再チャレンジすべく、お昼からのジムでの「シェイプ・ザ・ボクシング」に行く。
 ジムはガラガラだった。たぶん、マラソン大会に出場する人たちがたくさんいるからだろう。


 
 たっぷり汗を掻いて、午後の2時過ぎには自宅に戻った。
 「リンクステーション青森」で開催される「寺尾聡LIVE2025」は夕方5時半から。
 時間が来たので着替え、そのまま歩いて会場までの路を歩く。
 風が冷たい。曇った空。桜が咲き始めている。
 途中、ほろ酔い加減で歩いている前の職場で一緒に走っていたランナー仲間に遭遇。今日は10キロを走ったという。打ち上げで飲んでいて、移動中のところだった。



 「寺尾聡LIVE2025」は夕方5時半ちょうどにスタートした。
 前の席にはペンライトを振る何人かのファンたちが陣取っていた。2階席の後ろのほうに空席が目立っている。
 バンドは7人編成。ステージはシンプルな仕立て。
 寺尾聡のアルバムは「Reflections」を持っていて、このアルバム中々いい。リマスター盤のCDもよく聴いていた。
 LIVEは、持ち歌が半分、あとの半分はアメリカの古いポップスなんかを取り上げて歌っていた。
 約2時間のステージで、ラストはお決まり「ルビーの指輪」。その前曲はフランキー・ヴァリの「君の瞳に恋してる」で、ここから全員が総立ちしていた。
 LIVEが終わって、そのまま本町の歓楽街を歩き、行きつけの店に入って冷えた生ビールで喉を潤す。
 そんな、4月の日曜日の夜・・・。



 

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エリック・クラプトン「武道館」日本公演、80歳、約2時間弱驚異のステージ・パフォーマンス。前回のステージより今回が数段良かった!

2025年04月20日 | Weblog

 4月19日土曜日、日帰りで東京往復。
 朝8時台の新幹線に乗るために徒歩で「青森駅」へと向かった。
 青森駅前公園の桜が少し色づいている。開花宣言があったから、直ぐに咲くかもしれない。
 「青森駅」から「新青森駅」。そこから新幹線に乗り込んだ。
 ミステリー小説を読みながら時間を潰す。12時には「東京駅」に着いた。プラットホームに出たら、まるで初夏のような暑さ。
 一応、半袖Tシャツの上に薄手の革ジャンを羽織って来たのだけれど、当然にして半袖一枚になって改札口を出た。



 今日はエリック・クラプトンのLIVEが「日本武道館」で開催される。
 午後5時からスタートなので、LIVEが終了しても何とか最終の新幹線には間に合うだろう。ということでLIVEチケットを去年のうちに買ってはいたのだけれど、翌日の日曜日が「あおもり桜マラソン大会」なので、何としても日帰りでUターンするしかないと思っていたのだ。
 ところが結局、練習不足と直前の体調不良等でフルマラソンは断念する羽目に。今もその悔しさだけがずーっと尾を引いている・・・。



 東京駅から歩いて「日本武道館」へ。
 皇居のお堀沿いを「北の丸公園」に向かって歩いていると、暑さで汗が滴り落ちて来た。
 何人ものランナーたちが皇居の周りを走っていて、それを見るとまた悔しさが滲んで来て、遣り切れなくなってしまう。
 なんでドタキャンしたんだよ、なんで無理してでも明日のフルマラソン出ないんだよ・・・。
 そんな内なる声が響いて、自分で自分が情けない。



 汗でビショビショになりながら「日本武道館」に到着した。
 エリック・クラプトンのLIVEは一昨年の2023年にもここ「日本武道館」で観ているので、これが2年後の日本公演ということになる。
 次々とお客さんたちが会場に飲まれてゆく。ほとんどが50歳代から70歳代だろうか。高齢者のファンが多い。もちろん、チラホラと若いロックファンの姿もあったけど。
 ステージは5時ちょうど、突然始まった。
 いきなり「ホワイトルーム」!
 そう来たか!
 「バッチ」も「クロスロード」もプレイして、ラストは「コカイン」! 満員の場内からは「コカイン」の大合唱。ロバート・ジョンソンのブルース・ナンバーも披露した。
 前回よりも今回のステージが数段良かった。
 これで80歳! 
 嘘でしょ?



 約2時間弱のステージが終わって、みなさんかなり満足していたみたいだった。帰り際、それぞれ仲間たちと話している会話を聴いていると、「良かった」の連発だった。
 またまた歩いて「東京駅」。
 夜風が心地いい。いいLIVEを観た後の満足感が広がってゆく。
 夜の皇居をそれでもたくさんのランナーたちが走っていた。それを恨めしそうに眺めながら新幹線へと乗り込んだ。
 青森駅に着いたのが12時ちょっと前。
 そこからまた歩いて自宅へと。
 明日は「あおもり桜マラソン大会」かぁ・・・。
 嗚呼、後ろめたい・・・。








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「【goo blog】、これまで約22年間もの長い間お付き合いいただき、本当にありがとうございました!! ここでまだ不定期に書き続けますが、一旦ブログはこれで凍結します。さて、次はどこで書こうかな」

2025年04月16日 | Weblog
 この【goo blog】を始めたのは2004年の秋だった。
 だからもう足かけ22年ということになる。
 それにしてもまあ、よく今日まで書き続けてきたものだ。自分で自分に呆れ返る。
 当時、某アート施設でキュレーターをしていて、今は都内の某美術系大学で教授をしている女性と一緒に始めたのがブログ執筆の取っ掛かりだった。
 2人が交互に書き込んで、交換書簡のような形態でスタートしたものの、彼女の仕事が忙しくなったのと、どうも互いのキャッチボールという遣り方でのブログって、テーマや話題等で限界があり、トーンも噛み合わなくなってきたので、「じゃあ、俺ひとりでブログやるわ」ということになり、この単独でのブログが始まったのだった。


 最初、飽きるとかテーマに事欠くとか煮詰まって書けなくなるとか、そういうことは一切なかった。
 とにかく毎日書けた。書くことがたくさんあって、別に自慢しているわけじゃないけれど、抽斗を次々開けても更に余裕があって、書くこと自体を心から楽しんだ。
 ところが、それでもいつか限界というものがやって来る。そうそう、新しい話題やユニークな出来事が頻繁にあるわけじゃない。
 そうなると、休筆宣言をすることになる。1カ月とか2か月、半年間ブログをあげなかったことも何度かあったように思う。
 そして、また抽斗の中に少しずつ書きたいものが溜まって来ると、無性に書きたくなってきて、ブログ再開となるわけだ。
 それが22年間続いてきたのである。



 そしてこの「キース・リチャーズになりたいっ!!」は、精神治療というか、心の捌け口というか、ストレス解消の手段というか、そういう負の一面も担っていて、個人的に苦しかった時期、色んな問題を抱えて右往左往していた時期、ここに感情のままを書き殴り、精神安定剤の役割を担わせる、そんな時期も確かにあったりした。
 でも、そういう毒を含んだ、個人的な怨念や苦悩を無理やり読まされる側としては、読んでいて納得できない部分も多々あったかもしれない。その点は、この場を借りて謝ります。


 ここで主に書いていたのは、趣味だった映画やテレビ、それから本やランニングなどにまつわる、愚にもつかない駄文の数々で、そんなもんに興味がない人間にとっては、単に不要なブログでしかなかったのではないか、そう思う。
 その意味では、そんな駄文を熱心に読んでくれた方々に対して、この場をお借りして心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
 そういう場所を提供して頂いた【goo blog】に対しても深く深く感謝です!



 とりあえずは秋ごろまでこの【goo blog】は存続して頂けるということなので、ひとまずはここで一旦凍結し、今後は不定期にはなりますが、ギリギリまで無様な姿をここに何度か書き続け、【goo blog】終了と同時に、どこか別のブログに移転して、そこでまた再開することを考えています。ということで、引き続き、「キース・リチャーズになりたいっ!!」、よろしくお願いいたします。







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沁みた。歳を重ねるごとにこういうドラマを観ると心に深く沁みわたる。小泉今日子+中井貴一主演フジ月9新ドラマ「続・続・最後から二番目の恋」がいい。本当にいい。

2025年04月15日 | Weblog
 歳を重ねるごとに新たに見えてくる、そんな風景というものが存在する。
 とりあえず風景という言葉を使ってはみたけれど、それは自分が普段見聞きしているありとあらゆる事象そのものが、心の中でそれまでとは全く違った解釈をもって浮かび上がってくる、そう言い換えてもいいだろう。
 つまり簡単に言っちゃえば、歳を取ると、目に映る周りの景色が一変し、起こった出来事に対する受け止め方そのものも大きく様変わりしてしまうということだ。
 「老い」や「病気」や「肉体そのものの衰え」や「生活の激変」なんかがチラつき出し、その先に厳然と立ち尽くしている「死」という怪物を否が応でも意識してしまうからに他ならない。



 新しいフジの月9ドラマが始まった。
 小泉今日子+中井貴一主演フジ月9新ドラマ「続・続・最後から二番目の恋」である。
 今期はこのドラマを観るのを本当に楽しみにしていた。だから、4月14日の夜が来るのを心待ちにしていたのである。
 2012年の「最後から二番目の恋」、2014年の「続・最後から二番目の恋」も当然全話観て来たし、その合間に放送されたスペシャル版「最後から二番目の恋2012秋」も観て来た。
 舞台が鎌倉、中年の独身女性と妻に死別された中年独身男性が繰り広げるライトな恋愛コメディで、小泉今日子と中井貴一のダブル主演だった。
 そしてこのドラマ、二人の恋愛模様に重きを置かず、互いの仕事仲間や家族間の些細な出来事をサラリと語り、そこに軽妙な会話の遣り取りが軽く飛び交うという感じで、そこがこのドラマの大きな魅力になっていた。
 鎌倉が舞台というのも中々良かった。



 そして今回、「続・続・最後から二番目の恋」として新たに月9に登場したのである。
 前作から10年以上の年月が経ったわけで、物語自体もその分大きく様変わりする。
 主役の、民放テレビ局でゼネラルプロデューサーとして辣腕を揮う千明(小泉今日子)にも一年後の定年退職が迫り、鎌倉市役所の観光課で課長を務めていた和平(中井貴一)は和平で、役所を定年退職し、今では同じ部署に任期付きの再任用「指導監」として部下だった人間が上司になるという屈辱の中で仕事をしている・・・。
 もう二人は若くない。
 迫り来る「第二の人生」を見据え、残された短い時間をなんとか泳いでいかなければならない。二人は戸惑いと諦めの中で、それでも次なる新しいステージへ笑いながら進もうとしていた。



 とにかく、岡田惠和の脚本がいい。
 冒頭でも述べたように、一つ一つのセリフに、歳を重ねた人間だけに見える風景が広がってゆく。
 若い人たちがこのドラマを観て、サラッと見逃す何気ないセリフでも、 「老い」や「病気」や「肉体そのものの衰え」や「生活の激変」なんかがチラつき、その先に厳然と立ち尽くしている「死」という怪物を否が応でも意識してしまう人間には、やはりグサッと刺さる。
 たとえば、もうすぐ定年を控える千明(小泉今日子)が、仲間内の飲み会があるというのでポケットマネーを渡そうとすると、若い男性社員から「こういうのは自分たちの世代の時にはやめましょうよ」とチクリと言われたり、前半のモノローグで、「老後なのかセカンドライフなのかよく分からないけど、それを笑いあって共に生きる人が隣にいれば、なんとか乗り切れると思う」とか、「いつか私たちも死を迎えるんだ」とか囁くシーンなんかも胸に沁みる。



 もちろんドラマはコメディタッチで淡々と進んでゆくのだけれど、この鎌倉という風土の暖かくてゆったりとした流れがドラマと相俟って、何とも言えないいい雰囲気を醸し出しているのである。
 そこに、中高年の儚さと息苦しさと淋しさが微妙なタッチで絡むから堪らない。
 そうなんだ。もう若くはないのだ。青春はとっくに終わり、目の前には最終ステージが広がっている、ただそれだけの世界を今わたしたちの世代は歩いている。
 楽しむしかないのだ、この一瞬一瞬を・・・。





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韓国ドラマ「埋もれた心」(Disney+)が遂に最終回を迎えた。韓国では歴代最高視聴率を記録したということだけど、これまたドラマ最後の最後で尻すぼみ・・・。

2025年04月14日 | Weblog
 昨日の日曜日もまた、予約していたジムでの「シェイプ・ザ・ボクシング」と「Z-180」のエクササイズをギリギリになって突然キャンセルしてしまった。
 まるで、プツンとそれまで張りつめていた緊張の糸が切れてしまう、そんな状態だ。
 なのでほとんど何処にも出掛けず、敷いたままの蒲団に横になり、ただ漫然とテレビをぼんやり観て過ごす。
 まるでナマケモノみたいだ。
 お腹が空くと食べ、身体を動かすことなく、ずっと日曜日の日中にやっているヴァラエティ番組を呆けた顔で観ている。そんな怠惰な一日だった。
 これだともう、ランニングをするなんて無理である。
 困ったもんだ・・・。



 あっ、そうだ。
 そういえば、「Disney+」で配信されている韓国ドラマ「埋もれた心」の第16話、つまり最終話が配信されてるんだっけ。それを急に思い出し、「Disney+」を点けてみた。
 そのドラマ「埋もれた心」、韓国で前日に放送された最終回は歴代最高視聴率を記録したらしい。そしてさらに、2025年放送されたすべてのミニシリーズの中で最高視聴率という圧倒的な記録を残したのだとか。
 確かに、日本の「ディズニー+」でも配信された日にはベストテンの上位に必ずエントリーされていたし、ネット上でも結構盛り上がりをみせていた。
 ブログの中でも何度か書いたように、「埋もれた心」のような復讐劇って、観ているとついついドラマに没頭してしまうし、特に韓国ドラマにおける「ジェットコースター的展開」は強引さを伴いつつもサービス精神が旺盛で、中毒性が高い。



 そんな中での最終話。
 ネタバレになるので、これから「埋もれた心」を観ようと思っている人はここから先、読まないほうがいい。
 主人公のソ・ドンジュ(パク・ヒョンシク)は遂に復讐を果たし終え、ラスボス(ヨム・ジャンソン)を完膚なきまでに叩きのめす。
 まあそういう意味では、いつもの復讐劇における大団円に近いラストということになるのだろうが、観ていて、カタルシスというか爽快感のようなものがほとんどないのである。
 演出陣としては、復讐することへの虚しさだとか、すべてを遣り終えた後に残る遣る瀬無さだとかを主人公自身に反映させたいがための描き方だったのだろうが、そういう部分を特に強調したビターなラストという訳でもなく、散漫にただダラダラと収斂してしまった印象しか残らなかった。


 
 主人公のパク・ヒョンシクはスマートでクールでカッコいいし、愛する恋人との、すべてが解決した後の再会も盛り上がりに欠け、サラっとし過ぎてちょっと肩透かしを食ってしまった。
 一応、欲に駆られ、罪を犯す悪人たちの悲惨な末路は映し出されるものの、ほんの一瞬で、最強の敵を倒したという満足感もラストの余韻もほとんどなかった。
 観る側って、それなりに感情移入しなから、没入して観てるんですけどね・・・。
 最後の最後で残念無念・・・。
 




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「なんで私が神説教」

2025年04月13日 | Weblog
 気が小さい。
 小心者だと思う。
 面と向かって相手に対して、それ間違っていますなんて反論できないし、他人との喧嘩や争いごとも出来るなら避けて通りたい。そう思って、これまでの人生を生きて来たように思う。
 たとえば電車に乗っていて、若くてガタイのいい男なんかが堂々と「優先席」を占領していたとしても、「おい、どけよ!」なんて言えないし(言いたいけど)、色んな理不尽極まりない場面に出くわして、敢えて相手側から間違った要求をされたならその場合は立ち向かうけど、こちら側から寝ている相手を起こすなんてこと、これまでほとんどしたことがない。
 そうなのだ、小市民の腰抜け野郎なのである。



 昨日の夜、別に観ようと思っていたわけじゃなかったけれど、たまたま9時からスタートした新番組ドラマ「なんで私が神説教」を観ていたら、主人公の何に対しても関わりたくない、そんな生き方に対して自分自身の愚かな姿を見ているようで、恥ずかしくなってしまった。
 広瀬アリスが主演を務める日本テレビ系土曜ドラマ、その初回である。
 何故かワケあって、約2年間、実家に引き籠ってニート生活を続けてきた主人公の静(広瀬アリス)が、心配する母と友人である高校の校長(木村佳乃)に説き伏せられ、高校教師として渋々社会復帰を果たすところから物語は始まってゆく。
 主人公の静かという女性は、とにかく面倒事には一切巻き込まれることを嫌い、独りで寛いでいたファミレスで隣の男女高校生たちがワイワイガヤガヤ騒ぎ立て、不意に彼女の服に水を掛けても一切文句を言わずにその場を立ち去るほど、周囲との関りを避けて来たのだった。
 そんな彼女が、私立高校の校長(木村佳乃)の推挙で2年の担任を任されることになるのだが、そこはクラスのリーダー格の女子生徒が仕切っている「イジメ」に揺れる荒れた場所だった・・・。



 最初は、ただぼんやりとこのコメディタッチの学園ドラマを観ていたのだが、後半から俄然面白くなってゆく。
 面倒事には一切巻き込まれることを嫌い、とにかくトラブルには関わらないように努めている主人公ではあるものの、実は、負けず嫌いで短気、直ぐにキレてしまうという一面も持っていて、ついカッとなったのか、教室でイジメをしているリーダー格の女生徒に対して、「黙れガキ」と言い放ってしまったことから憎みを買い、逆に攻撃の標的にされてしまうことに・・・。
 ここからドラマは急展開して、ラストの主人公による「神説教」が始まるのだが、確かに、中々説得力があって爽快な気分になるから面白い。
 脚本はオークラという人で、これまでまったく知らなかったけれど、コントなんかの放送作家をずっとやっていた人物らしい。
 初回のラストも意味深で、男子生徒の一人から主人公が呼び止められ、「先生って『シー』なの?」と突然問われ、驚いた表情で生徒を見つめるところで終わってしまった。
 なんか、次回も気掛かりな展開だ。





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すんごく楽しみにしていた、昨日から日本で劇場公開された映画「ベテラン 凶悪犯罪捜査班」を「イオンシネマ 新青森」で観る。うーん、でも「1」のほうが面白かった。

2025年04月12日 | Weblog
 今日は土曜日。市内は、ぽかぽか陽気。やっと春らしくなってきた。
 一週間続いた体調不良もだんだん回復してきて、昨日は久しぶりにトイレに駆け込んだ。それにしても長かった。これまで便秘なんてほとんどなかったというのに・・・。
 そして昨日は、前の職場の人事異動で4月に部長級へと昇進した数名と歓迎の飲み会に参加した。
 でも病み上がりなので、それなりにセーブしてのお付き合い。
 みなさん出世しちゃって、栄えある要職に就き、仕事がとても楽しそうに見えた。今が一番充実している時期かもしれない。
 また、夏前に一緒に飲みましょうという約束をし、こちらは一次会でひとり帰る。



 そして今日は映画館に映画を観に行った。
 ずっと劇場での上映を楽しみにしていた、韓国映画「ベテラン 凶悪犯罪捜査班」である。
 これが「2」となる続編で、先日ここでも書いたように、第1作は2015年に「ベテラン」というタイトルで日本で劇場公開されていて、先日、「ベテラン 凶悪犯罪捜査班」、いわゆる「ベテラン2」の公開に先駆け、日本の映画館で「1」を特別短期間上映したのである。
 それと同時に「Amazonprime」でも配信されるというニュースを聞き、すぐにその前作「ベテラン」を先日観たという次第。



 なので、今日はちゃんと予習して、前作を観てからの「ベテラン 凶悪犯罪捜査班」ということになる。
 スマホで「イオンシネマ 新青森」を開いて昨日のうちに席を事前予約。これだと自分だけの特等席を早く見つけることが出来てとても便利だ。
 いつものように近くに誰も近寄らない、一番後ろの通路側に2席だけ独立してあるいつもの席を陣取り、珈琲とポップコーンを買って映画が始まるのをワクワクしながら待った。



 映画の冒頭、法によって裁きを受けはしたものの、軽い罪に問われて釈放された悪人だけを標的にした連続殺人事件が発生する。
 それに対し、今執行されている司法制度に大きな不満を抱えている韓国世論は、凶悪犯を徹底して打ちのめしてゆく犯人のことを、善と悪を裁く伝説の生き物「ヘチ」と呼び合い、ネットを通じ、正義のヒーローへと持ち上げ熱狂的にもてはやすしてゆく。
 このことから警察は、自らの威信をかけ、熱血ベテラン刑事(主役のファン・ジョンミン)ら「凶悪犯罪捜査班」が立ち上がることになるのだが・・・。



 前作に続き、あの「ソウルの春」で怪演をみせたファン・ジョンミンがはみ出し刑事を熱演しているし、監督のリュ・スンワンも前作「密輸 1970」がとても良かったので、今回もかなり期待して映画館へと足を運んだのだ。
 うーん・・・確かにそれなりに面白い展開で、標準を遥かに超えた作品には仕上がっているけれど、真犯人もすぐに判っちゃうし、ハラハラドキドキするような緊張感溢れるド迫力アクションシーンもそれほど多くない。
 すんごく期待して観たので、ハードルを高く上げ過ぎたのかもしれないけど・・・。
 前作「ベテラン」のほうが面白かった。





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パク・ウンビン主演の韓国ドラマ「ハイパーナイフ 闇の天才外科医」(Disney+)が遂に完結した。確かに力作だとは思うけど、ちょっとラストがあまりにも・・・。

2025年04月11日 | Weblog
 なんとなくパッとしない日々が続いてる。
 天気もそうだし、気分もそうだし、体調だってそういう感じだ。
 下痢が終われば便秘だし、晴れたと思えば雨が降るし、気分がいいなと喜べば心がどんより曇って来る。
 まあ、これが人生なんでしょう・・・。



 それにしても大きな荷物を抱え過ぎているのかもしれない。
 自分でやれる範囲、こなせる範囲、そういうキャパがあるにも関わらず、あれもこれもと貪欲に欲しがるからアップアップして最後にはギブアップ宣言をしてしまうのだ。何に関しても。
 たとえば映画やドラマ・・・。
 一日は24時間しかないし、それだって24時間すべて、自分自身の嗜好を満足させるために使い切れるわけがない。
 睡眠時間だって必要だし、食事の時間、休息時間、移動時間や身の回りの雑務など、引き算する項目なんていっぱいある。なかでも仕事の時間だけは絶対に削れない。
 そこから残った貴重な時間、それだけが個人的な自由時間ということになるのである。



 韓国の女優パク・ウンビンが主演している最新ドラマ「ハイパーナイフ 闇の天才外科医」が、遂に「Disney+」で完結した。
 なんとか全話、昨日の夜で観終わった。
 もちろんこのドラマ、貴重な貴重な数少ない自由時間のなかで楽しんだわけだけれど、実は、現在進行形でまだ観終えていないドラマ・シリーズが、あと10数本は残っている。それに、次に観ようと思っている映画なんかを加えたら、滅茶苦茶な本数になっちゃうだろう。
 つまり、自分の容量を超えちゃっているのだ。観たい映画やドラマを全部観終えちゃうなんてこと、どだい無理な話なのである。
 だからそれがストレスになる。
 好きなドラマを観続けることがストレスになるって、これまた本末転倒というしかない。笑い話の類いである。



 話が逸れちゃいましたが、肝心のパク・ウンビン主演の韓国ドラマ「ハイパーナイフ 闇の天才外科医」(Disney+)。
 前半は緊張感あふれる展開に終始していて、しかも演技の上手いパク・ウンビンが演じるサイコパスな天才外科医役が新鮮で、後半戦の盛り上がりにも大いに期待したのだけれど、ラストが知り切れトンボに終わってしまった(これから観るドラマファンも大勢いると思うのでラストのネタバラしはしませんが)。
 今回の「ハイパーナイフ 闇の天才外科医」、ドラマの着想自体も素晴らしく、師弟関係にあった2人の天才医師の捻じ曲がった関係性と熾烈な対立とが交錯しながら進んでゆくので、最期はどういう風に「落としどころ」を見出すのかと、俄然興味が湧いていたのに残念だ。

 ラストがあまりにも・・・。







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「こんなんで、いいわけないじゃあないか・・・」

2025年04月10日 | Weblog
 月日だけが無情に過ぎてゆく。
 もう4月も中盤戦に突入、下旬になると青森市内は桜の見ごろとなるはずだ。あんなに待ち遠しく、心から望んでいた春だというのに、その季節がやっと来たら来たで、もちろんそれなりの嬉しさはあるものの、一日一日単調なまま無作為に過ぎてゆく。



 こんなふうに日々過ごしていたら、あっという間に桜は散り、あっという間に「ゴールデンウイーク」に突入し、あっという間に「梅雨」になり、あっという間に「夏」がやって来るだろう。
 そして、そんな待望の夏だって、「ねぶた祭り」が終わるとともに終盤を迎え、毎年恒例の「サマソニ」で盛り上がったとしても、次に待っているのは淋しい秋の訪れだけなんだ。
 速い。本当に速い。
 ひたすら時間は流れ、その先に待ち構えているのは、「老い」であり、「衰え」であり、「寿命」という紛れもない現実でしかない。


 
 ここ数日でやっと胃の痛みと下痢と怠さと倦怠感から脱出出来たと喜んでいたら、今度は下痢とは全く逆の便秘である。ピタッと止まってしまった。
 当然にして、ランニングなんてしていない。
 「2025あおもり桜マラソン大会事務局」から自宅に送られてきた、ゼッケン番号や計測チップを手元に置いて、ぼんやり眺めながら溜息を何度もついている。
 どうしちゃったんだ? 俺・・・。
 なに、やってんだろ? 俺・・・。



 「フルマラソン」出場前日は東京だし、仮に日帰りUターンして真夜中に青森入りしたなら、なんとか翌朝のスタート時間には間に合うだろう。
 でもランニングの練習が出来なかった「胃腸炎」で苦しんだ時期がマジで痛い。それが治ったと思ったら今度は極度の便秘だし・・・。
 そしてそれを口実に不参加を決め込んでいる狡い自分がいるから、ますます自己嫌悪に陥ってしまうのだ。



 何もかもが、考えていた「計画」どおりに進まない。全然進まない。
 思った通りに人生をハンドリング出来てない。
 読むべき本、ずっーと積んでいるだけの本が、もう崩れてしまいそうだ。書くべき原稿も止まったままで動かない。フルマラソン大会不出場なら、3回連続となってしまうだろう。
 読めよ、観ろよ、書けよ、走れよ、動けよ・・・。
 どうしてこうも自堕落なのか、自分で自分が厭になる。
 こんなんでいいわけない。
 こんなんで、いいわけないじゃないか・・・。





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大滝詠一ナイアガラ・レコード50周年記念アルバム「B-EACH TIME L-ONG 40th Anniversary Edition 」最新リマスタリングを聴く。

2025年04月09日 | Weblog
 このアルバム、デドックス効果抜群だ。
 あまりにも爽やか過ぎて成層圏の彼方まで飛んでいきそうな気分になる。
 今年2025年の「大滝詠一ナイアガラ・レコード50周年」を記念して、1985年に発表されたベストアルバム「B-EACH TIME L-ONG」の最新リマスタリング・ヴァージョンのことだ。



 大滝詠一の名盤アルバム「A LONG VACATION」が発表されたのは1981年だから、もうすでに44年間もの年月が流れたことになる。
 薄れてしまった記憶を辿ってみると、LP盤も持っていたけれど、確か初めて買ったCDアルバムだったのではないかと思う。
 それまでは30センチのレコード盤のみだったけれど、新たに「コンパクトディスク」として登場したCDの音源を聴いて、衝撃を受けた記憶が今でもまだ頭の片隅に残っているからだ。
 そんな「A LONG VACATION」のアルバム帯には、【BREEZEが心の中を通り抜ける】という文字のキャッチコピーが書かれていた。
 そして、アルバム・ジャケットのアートワークはイラストレターである永井博の手によるもので、この「A LONG VACATION」の大ヒットで、様々な媒体で永井博本人もまた引っ張りだこになった。
 因みに、ジャケットに描かれている白いパラソルからインスピレーションを得て作られたのが、松田聖子の「白いパラソル」である。



 「A LONG VACATION」に続く1984年にリリースされたアルバム「EACH TIME」もよく聴いた。
 当時の仕事場が青森市内東部に位置する海浜公園「合浦公園」の東側にあって、事務所の裏に「造船所」があり、数多くの船舶が海辺に陸揚げされていた。その頃は土曜日がまだ半ドン勤務だったから、お昼ちょうどで仕事が終わる。
 なので夏になると、事務室で海水パンツにさっと着替え、サンオイルを全身に塗り込み、カセットデッキと予め録音しておいた「A LONG VACATION」と「EACH TIME」を大音響で流しながら、誰もいない船のデッキに寝転び、いつも日光浴をしていたものだった。だから夏の時期は全身真っ黒に日焼けしていた。



 これら2枚のソロアルバムを挟む形で発表された、ナイアガラ・トライアングル、大滝詠一、佐野元春、杉真理3人による、1982年のアルバム「NIAGARA TRIANGLE Vol.2」も大好きだった。
 山下達郎、伊藤銀次との3人で作られた、前作「NIAGARA TRIANGLE Vol.1」ももちろん繰り返し繰り返し聴いていたアルバムではあったけど、こちらもまた、佐野元春というめちゃくちゃ活きのいいミュージシャンと、これぞシティポップと言える杉真理とのコラボがとても新鮮で、とにかく都会的でかっこいい。


 そして今回リリースされた、大滝詠一ナイアガラ・レコード50周年記念アルバム「B-EACH TIME L-ONG 40th Anniversary Edition 」最新リマスタリング。
 イントロに流れるストリングスがまた癒される。
 そしてそこから徐に大瀧詠一の澄んだヴォーカルが松本隆の歌詞を伴って流れ出すと、真っ白な砂浜に寝転がって雲一つない真っ青な空を仰いでいる、そんな不思議な感覚に襲われる。
 「カナリア諸島にて」、「オリーブの午后」、「夏のペーパーバック」、「恋するカレン」、「ペパーミント・ブルー」、「雨のウェンズデイ」、そして「夢で逢えたら」・・・。

 ああ、気持ちいい。
 ああ、心地いい。






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「いつか、ヒーロー」

2025年04月08日 | Weblog
 世の中なんて思ったほど楽じゃない。
 落とし穴は至る所に待ち構えているし、人生、自分の思った通りに動くなんて皆無に等しい。
 人間は嫉妬に塗れていて、他人が転べば内心「ざまあみろ」とほくそ笑む。
 それが世の中だ。
 でもそんな世の中、誰もが皆「九回裏逆転満塁サヨナラホームラン」を狙っている。いつか必ず、今ある現状から抜け出して「勝ち組」になってやる。そう願ってもいる。
 そしてまた人間は、他人からその行為を称賛され、喝采を浴びたいという、そんな自己承認欲求も持っているから厄介だ。
 そう。みんな、ヒーローになりたいのだ。

 
 日曜日の夜、胃の痛みと頭痛と微熱と関節痛に耐えながら一本のテレビドラマの新番組を観た。
 「テレビ朝日」系で夜の10時15分から始まった、「いつか、ヒーロー」である。
 このドラマ、初回から衝撃的な展開をみせる。
 主人公は地方の山間地域にある児童養護施設で職員をしていた赤山(桐谷健太)という男性だ。
 彼はカンボジアでの学校建設を理由に施設を離れることとなり、施設に住む5人の子どもたちと、20年後に再会しようとタイムカプセルを埋め、その場所からを旅立ってゆくのだが、途中、突然何者かに襲われ、そのまま20年間「植物人間」のようになって病院で隔離されてしまう。そして、それから20年後のある日、彼は突然病院のベッドで目覚めることに・・・。
 ここから彼の起死回生を図る行動が始まってゆく(と思う)のだろうけど、番組のキャッチコピー「人生、死ぬまで敗者復活戦」が効いているのか、次からの展開に大きく期待が高まる。
 実生活では絶対に無理だから、せめてドラマの中だけでも「いつか、ヒーロー」になってみたい。そう願うのだ。


 そんな「いつか、ヒーロー」が始まったその15分後、「日本テレビ」でオンエアされたのが、これまた生田斗真の主演ドラマ「俺の話は長い ~2025・春~」(日本テレビ系)の後編だった。
 もちろん、2本一緒に観られないので、こちらは録画をして時間差で観ることに。
 ドラマは2019年に放送されたホームドラマの後日譚で、ニートでヘリクツの天才・満(生田斗真)と、彼の家族の賑やかな日常が描かれる。
 今回はドラマから5年後の世界ということになる。
 引き続き満の義理の兄(安田顕)と姉(小池栄子)、めい(清原果耶)と母(原田美枝子)らも登場して、母が切り盛りしていた喫茶店「ポラリス」を巡る軽いドタバタ劇が進んでゆく。


 これ、「いつか、ヒーロー」とは全く真逆の空気感。
 ほんわかしていて、ゆるーい展開に終始する。
 歯を喰いしばって叫び続けるシーンもなければ、怒りに震えたり血が流れるシーンもここには一切ない。
 ところが、こういう穏やかな流れにずーっと身を寄せていたい、そんな自分もまたいたりするのだ。
 「いつか、ヒーロー」になんかなりたくない、いつまでも世俗の荒波や自己承認欲求や「九回裏逆転満塁サヨナラホームラン」とは一切合切無縁な世界にひたすら漂っていたい・・・そう思い願う自分である。
 徹底して現実から逃避したい。逃げ続けていたのだと・・・。

 「俺の話は長い ~2025・春~」の世界と、「いつか、ヒーロー」の世界。
 わたしたちは、この異なる世界を絶えず彷徨いながら、今の時代をなんとか生き抜いている・・・。




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