おかんのネタ帳

日々の雑感や興味のあることを書いています

ちまき祭り

2014-06-16 10:24:53 | 湖国日記
梅雨の狭間に、前から行ってみたかった、市内の湖岸に近い集落、
幸津川(さづがわ)の、下新川神社の祭礼、ちまき祭りに行ってきました。



下新川神社といえば、国の無形民俗文化財に選択されている「すし切り祭り」が有名。
毎年、5月5日に行われる神事ですが、このちまき祭りも、この神社の祭りなんですね。

子ども会の会長さんにいただいた由来書によると、
詳細は不明ながら、江戸時代から始まった祭りで、旧暦の端午の節句に、
男の子の祭りとして、このちまき祭りが行われるようになったとか。
男節句とも呼ばれ、男の子の成長を願う祭りやったようです。

女子も参加できるようになったのは、20年ほど前から。
子どもの数が少なくなったためですね。
そして、学校のこともあって、6月の第三日曜日に決められたようです。

お昼過ぎ、法被を着た子どもたちや父母たちがお宮さんに集まり始めました。



拝殿の前に、かわいい御輿が2つと太鼓が並びます。
手前の一番小さな御輿は低学年が担当するらしい。

なんと言っても、ちまき祭りの特徴は、ちまき。
ヨシの葉でまいて、蒸し上げているちまきです。
子どもたちが腰にぶら下げているビニール袋には、このちまきが入っています。



6年生の女の子3人に、ちまきを見せてもらいました。
各家で、お母さん、おばあちゃんが作るようです。
笹の葉ではなくヨシが使われているのは、琵琶湖に近いこの地域だから、
ヨシが手に入りやすかったからですね。

「ヨシは、おじいちゃんが取りにいってくれはった」 らしいです~

「お米の粉に砂糖をいれて、お湯で練って、ヨシでくるんで蒸したん」です~

女の子は、しっかりしてますね、ほんまに。

ちなみに、7年ほど前、このちまきを作ったことがあります。
よし笛を吹いてることで、ヨシを使ったちまきのことを知り、
幸津川の健康推進委員さんに教えてもらい、仲間と一緒に作ったんですよ。



「ヨシを3枚使って、ほんまは5枚ぐらい使うといいねんけど、
 ヨシがたくさんいるから、3枚でくるんで、ヒモでぐるぐるっと・・」

女の子が教えてくれました~
このヒモは、わらを使ってるとこやら、スゲを使ってるとこやら、
白いビニールひもを使ってる家もあるみたいですよ~



笹に、このちまきをぶら下げています。
軽トラにこの笹を3本乗せていました。
どうやら、休憩所となる、地元企業と、中洲小学校、中洲公民館に、
笹ごとプレゼントするそうです。



下新川神社の本殿。
時間が来て、子ども会の会長さんから子どもたちに挨拶があり、
いよいよ、神事が行われます。



神主さんの祝詞のあと、子ども会の会長、副会長が保護者代表で榊の奉納と、
祭りの安全、子どもたちの成長をお祈りします。



次に、子どもたちの代表が、榊の奉納・・・



かわいいね~~



頭を下げる子どもたちに、神主さんが鈴を振って、お祓い。
最後に、子どもたちに話しかけてました。

「みなさんの腰にぶら下がっているちまきは、朝早くから、
 お母さんや家族が、みなさんのことを思って手作りしたちまきです。
 家族に感謝して、道中、お腹がすいたときにお食べください・・・」



いよいよ、出発です~


長くなったので、続きは、次回・・・




フェイジョア~

2014-06-14 00:19:36 | 日々のつれづれ
わが家の庭で、こんな花が咲いています。



フェイジョアというフトモモ科の木です。

実がなる木を育てるのが好きなダンナが、昔、流行った?
千趣会の頒布会で、実がなる木を買ってたんですね。
毎月、1株ずつ、実のなる木の苗が送られてきて、
梅とか、姫りんごとか、ボケとか・・・12種類を買ったんです。

引っ越しをしたので、今は全部は残ってないけど、その一つが、
このフェイジョアの木なんです。

オーストラリアやニュージーランドとかで、果実のなる木として、
結構植えられているらしいねんけど、なんとも奇妙な花ですよね。

どんな果実なのか、めっちゃ興味あるんやけど、
実は、いまだに見たことがなくて。

というのも、このフェイジョア、遺伝的に異なる個体間で受粉しないと、
結実しない=自家不和合性、なんですって。
複数の木を植えて、やっと実がなるんやとか。

20年ほどになる古い木やけど、調べてみたら、1980年代に、
キューイフルーツの次はこれだ~ っていうくらい、ちょっと流行ったらしい。
なので、頒布会でも送られて来たんやろうけど、
やはり、実がなりにくいのと、その実が生食するには、
イマイチおいしくなかったようで、それ以上は流行らなかったとか。

近年は品種改良もすすんでて、最近、ちょこっとブームになっているんやって。
ということは、アヤハデュオとかで売ってたりするかな。
そしたら、買っていて植えてもいいねんけどな。

なんせ、複数の木がないと実がならへんからね。
わが家でちゃんと生き延びてるとこをみると丈夫な木みたいやし(笑)

ダンナの老後の楽しみに、大事にしとこ~




今年のあじさい

2014-06-12 23:36:39 | 湖国日記
梅雨まっただ中、なので、あじさいで知られる、
守山芦刈園へ行ってきました~
最近は、入場料がいるんですよね~~ 200円。

管理してるのは、シルバー人材センターさんなので、
ゲートで入場料を払おうとしたら、

「65才以上は半額です」 って、おじさんが。

「まだ、なんですけど」

「あっ、しつれいしました!」

失礼過ぎるやろ~~! おっちゃん!!

まだ、60にもなってないねんで~~! 

・・・もうすぐやけど(汗)

まぁ、圧倒的に、65才以上のお客さんばっかりなんやろうね。
それに、最近、見た目で年齢はわからへんし。

おじさんにしてみたら、Gパンに、デニムシャツを羽織ってるユニクラーも、
ひょっとしたら、65才以上かも知れないって思ったんかも。でも、

「いちおう念のためにお聞きしますが・・・」 ぐらい言うてよ~!

ゲートで、すっかり消沈した、ワケでもないけど、
あじさいの花も、まだ満開にはほど遠かったですね~



ダンスパーティのあじさいも、まだ蕾・・・



柏葉の八重のあじさいは咲いてました。



ここには、西洋アジサイ、日本のアジサイそれぞれ50品種5000本、
計1万本が植栽されているそうです。



水色のあじさいも、なかなか瑞々しいですね。



花菖蒲が、まだ咲いてました~
これが咲き終わる頃、あじさいが満開なんですよね。

ちなみに、今週末は、あじさいフェアがあって、鉢植えの販売とかがあるようです。
お天気がどうかな。

かんかん照りでは、興ざめやけど、
雨が降ると、足下がややこしいしね。


雨がまた、パラパラ降り始めたので、結局、あまりゆっくりできず・・・

こんなことなら、65才以上です、って言うて、
100円にしてもうたら良かったかも~(苦笑)



麦畑

2014-06-11 23:12:53 | 日々のつれづれ
毎日、カラッと晴れませんね~
湿気が多いというか、蒸し暑いです。
やっぱり、梅雨やね~~

今日、市内の料理やさんに取材に行ったら、
オーナーさんが1才年下の中学校の後輩ってわかって、
・・・まぁ、当時は市内に1校しか中学がなかったから、
年齢が近かったら、みんな同じ学校なんやけどね・・・
ついつい、知り合いの話で、ちょこっと盛り上がり~(苦笑)

取材以外に、世間話し過ぎの私ですが・・ま、いつものことで(笑)

当時は1校しかなかった中学なので、1学年12クラス、
1クラスが42、3人ぐらいやから、1学年が500人以上いてたんです。
そして、市内の各地から、みんな自転車通学してたんですよね。

琵琶湖岸に住んでる人は、1時間ちかくかけて通ってはったと思う。
琵琶湖大橋のそば、今浜新田あたりは、旧野洲川河口が三角州になってて、
大雨の時は川が氾濫するから、川にかかる木製の橋を、流される前に上げてました。
だから、大雨になると、

「新田の人は、橋を上げるので、今すぐ帰りなさい」

という校内放送が、年に何度かあったのを思い出します。
今は護岸もされてキレイな住宅地になってるみたいやけどね。

今は、4つの中学校に分かれてます。
人口も増えたこともあるけど、通学に1時間もかけてられへんもんね。



取材の帰り、刈り取られる前の麦畑。
麦秋、やね~~~



最近、麦畑も多くなったような気がするけど、
これは、小麦なのかな?
麦ご飯になる、麦かな???

また、調べてみようっと。



いつも、プカプカプカ

2014-06-10 21:37:02 | 日々のつれづれ
昨日、大好きやった俳優さんの訃報がありました。
高校生の時、「好きな俳優は?」と聞かれると、必ず、応えてました。

「林隆三さん」

「お荷物小荷物」という、ドラマで初めて見たと思います。

運送やさんが舞台で、父親はじめ男ばかり5人兄弟がいるんやけど、
そこに、中山千夏さん扮するお手伝いさんが来て・・・
男尊女卑はなはだしい家で、5人の兄弟にいじめられるけど、
実は彼女は、長男に捨てられて亡くなった姉の仇を討とうとやってきた・・という話。

そのあと、NHKの「天下御免」というドラマで見て、
これが、平賀源内を演じる山口崇さんが主演で、隆三さんは、
源内さんの友だちの小野右京ノ介という武士の役。
江戸、享保時代の庶民の日常と、現代を風刺するような社会矛盾を
コミカルに描いていて、とにかく、面白かったですね。
 
でも、このドラマよりも強烈に残っているのが、
隆三さんが、ピアノの弾き語りで、「プカプカ」を歌ったこと。

なんの番組やったか覚えてないねんけど、
「プカプカ」の曲は、隆三さんで知ったんですよ。

♪ オレのあんこは煙草が好きで~
  いつも、プカプカプカ・・・

という歌詞で始まる歌です。
あんこ=あのこ、ですけどね。
ジャズというか、シャンソンというか、なんやろ~

くわえ煙草をくゆらせながら、めっちゃカッコ良かった~

おませな私は、すっかり、俳優林隆三が好きになりましたね。
NHK大河の「国盗り物語」の雑賀孫市、
ちょっとおっちょこちょいで魅力的な田舎侍、
好きになった女性に、「南無阿弥陀仏」を唱えたら、
気持ちが解放されると諭されて仏教に開眼。
後に、雑賀衆を率いて織田信長を苦しめる役です。

おちゃめな役が、ぴったりでした。

晩年は離婚したりして、いろいろあったみたいやね。
でも、70歳って、若いのに、惜しいね。

ご冥福をお祈りします。


「プカプカ」、Youtubeで探したけど、
隆三さんのは出てこなかったな・・・俳優座同期の原田さんのはあったけど。


そうそう、この歌がフォークシンガーの西岡恭三さんの歌やって知って、
それから、恭三さんもよく聴きましたね~
アルバムも買いましたよ。
「ろっかまいべぃびぃ」、大好きなアルバムです。

そういや・・・恭三さんも、もういないですね。

アップする写真がないんで・・・

ひさしぶりに、あなんさん~







ケーキやさんのブランチ

2014-06-08 23:04:13 | いやしん坊バンザイ!
昨日は予報に反して、夕方も夜も、雨は降らなかったのにね。
今日は、予報通り、昼間、日差しもあってあんだけ暑かったのに、
夕方から曇り、演奏中にパラパラ・・・終わったとたんにどしゃ降りですよ~
もう少し、持って欲しかったわん~ (涙)

地元のほたる祭り、まちなかたそがれ音楽祭に参加したんやけど、
やっぱり、梅雨やねぇ~・・・

さてさて、先日、「我東」という茶房に行ってきました。
Tマファソンというケーキやさんがやってるお店なんやけど、
ブランチのメインメニューが変わったというので、いただきました。

ケーキやさんのお店なので、ふだんはコーヒーや紅茶と、
お店で売ってるケーキがいただけるんですね。
試食のクッキーやソフトクリームとかも、いただけたり・・・

11時からブランチをやってはるんです。
前は、フレンチトーストとサラダ、そしてケーキセットと飲み物、でした。
それが、980円で食べられたんやけど、→ こちら
今回行ったら、なんと、お茶漬けとケーキセットに代わってたんですよ!



ジャコとカツオとのり・・・
そのまま食べてもおいしいんやけど、そこにスープを注ぎ・・



こんな感じで、いただきます。

ケーキやさんのブランチとは思えへん・・・

でも、食べ終わったら、ケーキやさんらしく、ケーキセットが~!



すこしずつやけど、ケーキが3種類とソフトクリーム、
それに、我楽というクッキーまでついてます!

もう、お腹いっぱい~ これで、1000円ほど。


我東さん、コーヒーとケーキだけでも、もちろんおいしいです。

なので、先週、姉と信楽へ行った帰りに寄ったんやけど、
なんと、今、改修工事中でお休み~~(涙)

仕方ないんで、ケーキを買って家でお茶した次第。

そうそう、もうすぐ長女の誕生日なんで、ついでに、ケーキの予約もしといたし。


守山バル

2014-06-07 21:07:44 | 湖国日記
最近、というか、前からですが、会う人ごとに言われます。

「あっちこっち行ってるなぁ~」

「超人的スケジュールですね」

いかに、家の中のことをしていないか、ってことですけど(汗)
そんなに毎日、遠方に向かってるワケではないですよ。

でも、さすがに、出歩いてばっかりなんで、疲れてきました。

昨日も、朝から大津へ行ってたんですけど、
帰宅したら、疲れがどっと出て、パソコンの前で居眠ってました~

なんせ、その前日が、朝早くから甲賀市まで行き、
戻ってきて、笛吹サークルで猛烈練習・・・夜は、守山バルに参加。

そうです。
私にとっては二度目、夜のバルは初めての参加です。
商工会と市などが、町おこしのために数年前から行ってるイベントですね。

バルというのは、英語でBAR、スペイン語でバル、です。
気軽に立ち飲みできるお店、という意味らしいですよ。
伊丹市で町おこしとして初めてから、全国各地で行われているようです。

おりしも、今、市内は、ほたるパーク&ウォークの期間。
エコバスを使って、ほたる散策をしようというもの
こちらも、10年を越えるイベントです。

市内を流れる守山川が、昔からゲンジボタルが飛ぶことで知られている川。
駅前から、川に沿って商店街や小学校、住宅街があるんですが、
市民ホールの横にある市民運動公園にホタル資料館があり、
そこまでのコースは、散歩がてらホタルを鑑賞できるところなんですね。

このイベントに合わせて、バルが行われました。
4枚綴りのチケットが2800円(前売り2600円)で、
参加している飲食店などで使えるんです。
いつもより格安なバルメニューを出してくださいます。

仕事帰りの長女と駅で合流。
娘の好みに合わせて、飲食店3軒、
友だちであるプリント工房マツヤさんでホタルTシャツを買いました!



1軒目。
昨年末にオープンしたばかりという、「ワイン家agape」。
守山駅東口、グランドメゾンの1階。

チラシが置いてあったけど、ライブもやってるみたい。
そんなに広くはないけど、すでに、カップルと、女性二人連れ、
若い男性二人連れがいはりましたね。
カウンターで、娘とバルメニューを注文。
チケット1枚で(600円)前菜盛り合わせとグラスワイン(500円以下)1杯。



人参サラダ、カナッペ、生ハム、チーズクラッカー。
私は赤、娘は、「じゃぁ、白」やて~

オーナーらしきおじさんと、若い女性が二人。
若い男性が二人、スタッフさんがいました。
娘は、お店が気に入ったのか、「注文していい?」というので、
自家製ウインナーとピザを注文。



ポテトのマッシュがついてます。



クリームチーズのピザ。
それに、ちゃっかり、スパークリングワインも注文する娘。

こちらで、ちょこっと小腹を一杯にして2軒目に。
駅を通って西口の方へ。
雨はほとんど気にならない程度。
銀座商店街へ向かって、人気の焼鳥屋さん「滋賀や」。

ここも狭いところで、昔、佐世保バーガーやさんがあったとこ。
お店の写真を撮りそこなったけど、ここでのバルメニューは、

ドリング+焼き鶏1本+つくね一個。



娘は、「壁に書いてあるのが気になるわ~」と、ゆず塩焼酎、
私は、店長おすすめというベルギービールで。

滋賀やさんのお店の写真を撮るのん忘れたけど、まぁ、いいか。
私は初めて行ったけど、けっこう知られてるお店やし。
狭いから、すぐ満員になって、行っても断られたりするんよね。

3軒目は、マツヤさんで、頼んでおいたほたるTシャツね。
今年のバージョンは、ワールドカップバージョンなんやけど、
サッカーファン、というほどでもないんで、オーソドックスなのにしました。



4軒目は、もんじろうさんにしようかなと思ったけど、
何度も行ってるから・・・と、マダニスに・・って、こっちも、
何度も行ってたけど~~



こちらのバルメニューは、ドリンクと唐揚げ、でした。
イタメシやさんやのに、唐揚げって!?



ドリンクは、サントリープレミアビール。
娘は、ジンジャエール、やったかな。

コールスローと唐揚げ、香辛料がアジアンな感じでおいしかったです。

でも、さすがにお腹いっぱいで、唐揚げは濃いな~ 食べたけどね(笑)

同じように入ってきた女性二人組みは、別のを頼んではりましたね。

木曜日よりも、昨日のハナ金の方が多かったと思うけど、
行ったことないお店を開拓するという意味では、面白いかもね。

また秋にやるらしいので、今度はまた別のとこに行ってみよう。

娘を連れていったけど、人がいてなかったから、
出会いは、なかったな・・・・



信楽にて

2014-06-06 00:12:09 | 湖国日記
梅雨入り直前、雨が降りそうな空模様の中、姉と、
信楽の、MIHOミュージアムと、陶芸の森の陶芸館へ行ってきました。



久しぶり、ま、何度かは来てるけど、いつ来てもキレイなところです。
山の中やけどね~

特別展は、「江戸の異国万華鏡」。
鎖国下の江戸時代に、限られた窓口から日本にもたらされた異国のお宝。
意外とたくさんあったようです。特に、オランダから舟できた工芸品は、
日本人の心を強く打ったようです。



インド更紗、びいどろと呼ばれたヨーロッパ製のガラス器、
阿蘭陀とよばれた、デルフト焼きなどヨーロッパ陶器などを展示。

更紗がは、着物になったものもあったけど、多くは「裂」という切れ端。
でもなかなか面白かったです。

芸術作品に造形がないんで、私が見てもネコに小判やけど、でもキレイなのはキレイ!
絵もやけど、焼き物とか・・・ようわからんねんな・・・



そうそう、チケット販売してるレセプション棟から美術館の本館まで、
電気自動車が送迎してくれるねんよ~
聞いたら、500mほど離れてるらしい。



行きは乗せてもらったけど、帰りはぶらりと歩きました。
なんせ、山の中、なかなか景色もいいから。



渓谷の間に橋がかかってます。
吊り橋になってるみたいですね~
手前が美術館、トンネルの向こうにレセプション棟、駐車場があります。



短いトンネルですが、壁も天井も金属製の鋼板でできていて、
間接照明が設置してあります。



キレイでしょ。
なんせ、チリ一つ落ちてない美術館。
・・・・宗教の力はすごいな、って思うわ・・・


陶芸の森は信楽の市街地にあります。
陶芸館では、「BRITISH CERAMICS」というタイトルで、
現代揖斐リスの陶芸~バーナード・リーチから若手作家までの作品を展示。
身近な器というよりも、器という名の元の芸術的な作品がたくさんありました。

なかなか面白かったです。

久しぶりの信楽。
相変わらずの狸たちにも会ってきたしね~

さて、今日も忙しかったけど、それはまた、次回に~


西野水道ものがたり

2014-06-03 22:54:53 | 湖国日記
今日も、暑かったですね~
夕方、家に帰ってきたら家の中がうんざりするくらい暑かったです~
ついこの間まで、ファンヒーター点けてたのに、もう冷房しやな。

そして、天気予報通り、下り坂です。
さっき、雨音がしてましたよ・・・明日は雨なんやろな。

さて、西野水道まつりの続きですね!

時代行列が西野水道公園まで来ると、法要や式典が行われます。
自治会長の挨拶や、来賓の紹介、来賓からの一言とかがあり、
最後に、「西野水道の歌」を、みなさんが歌うんです。



ちょっとビックリしました。歌まであるなんてね~
歌詞に、西野水道物語が読み込んであるんやけど、
メロディが、なんかもの悲しくて。

でも、そこに集まってきている人たちみんなが歌えるんですね。
子どもたちのママたちも歌ってました。

歌が終わると、公民館の方かな、西野水道についてカンタンにお話がありました。
そして、170年前の、西野水道を自由に見学してくださいって。



長靴とヘルメット、懐中電灯が用意してあります。
私も、せっかくなので、というかこのために来たんやから、
西野水道に入りましたよ~

真っ暗な細いトンネルらしいから、一人では絶対行けないし、
なので、みんなで行かないとね~



入り口です。
子どもたちと一緒に入りました。
とにかく、真っ暗。足下もゴツゴツしてて水が流れています。



この岩をノミで削ったんですね~
途中、曲がっていたり、下がっていったり、天井が高いとこもあれば、
大人はかがんで歩かないといけないほど、天井が低いところもありました。



こんな狭いけど、全長が220mもあるんですって。
能登の石工にも来てもらって掘ったらしいけど、彼らは琵琶湖側から掘ったとか。
両方から堀りすすんで、よく、まぁ、合体できたものですよね~。



琵琶湖側は土が軟らかいらしく、安全のために補強されてました。
でも、狭くて、天井も低い・・・



出口は、まぶしい~



セメントで出口は補強されてますね。

そして、そのすぐ隣には、2代目の西野水道の出口があり、
そこから、また水道公園の方に、みんなで戻ります。



ちなみに、3代目の西野水道が、その右手にあります。
余呉川の水路として、琵琶湖に注いでいます。



これは昭和55年にできあがったとか。
このおかげで、今は、西野の村が水害に遭うことはなくなりました。



そして、これらの水道の出口の前には、琵琶湖が広がっています。
遠くに見えるのが、竹生島です。
釣り人がたくさん来てましたね~ 

さてさて、2代目の水路から公園の方へ戻ります。
やっぱり、結構長いですよ~



出てきたところで、2代目の入り口をパチリ。

たくさんの人が、西野水道を行き来してました。
多くは地元の人たちやと思うけど、長浜市長や議員さんも来られてましたね。
そう、まったくの市外から来てるのは・・・数名やないですかね~
カメラ小僧のようなおじさんがひとり、ふたり・・・ぐらい?



模擬店の準備やら、餅つきが始まってました。
本当に、地域のお祭りやね~
かやくごはんとお茶を買って、私も帰路に。



余呉川から、3代目の水道を見たところ。
車がいっぱい駐まってる先に、水道公園があります。

山の向こうに琵琶湖があるんですねぇ。

パンフから・・・
大雨が降るごとに余呉川は氾濫し、土地の低い西野の田んぼは冠水して湖のようになる。
民家が床上浸水しても、ただじっと水が引くのを待つしかない。

そんな村人に追い打ちをかけるように、大飢饉がおこり、米が取れなくなった。
村人たちの惨状に、西野充満寺の恵荘上人は、西山を堀貫き、
水道をつくって水を流すしかないと考えていた。

恵荘上人の悲願と信念、村人の努力と執念、
隣村の人々の温かい支援と協力、彦根藩主や幕府の大老の理解と援助、
それらによって、6年の歳月を経て完成する。

子どもたちの劇も、こういうお話。
公園には、歌が書かれたパネルの他に、
年譜や、米の取れ高などが書かれているパネルもありました。

めっちゃ、良い天気の6月。
毎年この6月の第1日曜日に、西野水道まつりが行われますが、
6月に、念願の水道が貫通したんですね。
掘り貫き125間5分、かかった費用は、1,275両。
今のお金に換算すると、約4億円。
石工の労働日数、5,289日。人夫の数はのべ1万人。
費用のほとんどは100戸ほどの農家が負担。
田畑や家財道具を売り、山の木を伐採し・・・

大きな犠牲を払いながらも、村のために、
後世の人々のために行った、偉大な工事だったんですね。


西野水道まつり

2014-06-02 22:53:19 | 湖国日記
昨日、今日と、真夏日やったらしいね。
今日はともかく、昨日の暑さはたまらんかったし。
炎天下、私は、長浜市高月町の田園地帯を、歩いてましたからね・・・



そうです。
高月の西野水道まつりに行ってきました。
ずっと、いつか行きたいと思っていたところです。
ネットでみたら、毎年6月の第1日曜日に開催、今年も開催されるって。
JR高月駅から、コミュニティバスが出てると書いてあったので、
早朝から高速を走る自信がなかったし(眠たいやん~)
JRで行ったんですね・・・・朝8時過ぎに到着・・・
バス停で時刻表を見たら・・・・

土日運休します、って!!

タクシー、確かにありましたよ。
でも、西野水道までちょっとありそうです・・・もったいないし、歩こう。
・・・今思えば、行きはタクシーでも良かったやん・・・

西野コミュニティセンターに着いた時は9時過ぎ。
小学校5年生の、「西野水道劇」が始まってました~



170年ほど前、西野の耕地は低いらしく、大雨のあとは必ず、
余呉川の水があふれ、水害に苦しんでいたようです。



琵琶湖側には、山本山から続く西山があり、そこにトンネルを掘って、
水を琵琶湖に流そうということになり、能登の石工、三重の石工を雇い、
西野の村人や、周辺地域の人々の力を借り、6年の年月をかけて岩穴を掘ったのです。



毎年、地元の小学生が、この西野水道の歴史を学び、この劇を行うそうです。
琵琶湖側からと、西野側からと掘って、よくまぁ、穴がつながったなぁと思うけど、
磁石はあったらしいので、そういう知識があったのかもですね。

でも、掘ったのは、ノミと金槌らしいけど。



最後に、子どもたちが、学んだことが感じたことを一言ずつ言います。
先人の偉業をたたえてましたね~

そのあと、当時の装束で、西野水道まで歩きます。
最後尾に、子ども御輿も続きます。



おじさんたちが担ぐ、かごがあったり、



姉さんかぶりのお姉さんたちが運ぶ、米俵を積んだ大八車があり、



石を運ぶ村人があり・・・



先頭を中学生が行き、お寺の坊守さん、自治会長さんらが行き、
かご、第八車、天秤棒、そして、子どもたちの御輿が、
麦畑の中を行きます。



のどかやねぇ~ 



ここが、まつり会場。
大勢の人が、行列がくるのを待ってます。

会場では、食べ物の販売などの準備やら、餅つきの準備、
そして、式典の準備などが行われてます。
170年前の工事で亡くなった人の慰霊祭もあるんですね。
坊守さんは女性やけど、勤行が行われ、
来賓の人たちのお焼香が行われます。

供養は昔から行われていたそうですが、西野水道まつりとして、
行われるようになったのは、30年まえからで、今年は30回目ですって!



慰霊碑の右手に、史跡となった170年前の西野水道。
左手に、昭和25年に造られた、2代目の西野水道があります。
3代目はさらに左に、余呉川の水路として、昭和55年に造られています。

長くなったので、続きは、また明日。


とりあえず、昨日、私は往復、約9km、歩いたんですわ・・・
炎天下、ペットボトル水を飲みつつ、帽子はかぶってたけど、暑かった~(涙)