おかんのネタ帳

日々の雑感や興味のあることを書いています

音楽塾でベートーヴェン

2015-02-03 23:19:53 | 音楽はともだち
夕べは、寝られへんかったな~~
たぶん、コーフンしてたんやと思う(笑)

なんでって?

久しぶりに、大好きな俳優さんが出てるドラマがあったので(笑)

ま、そんなことはともかく、今日は節分でした~
各地で、豆まき、恵方巻きの丸かぶり・・してはったんでしょうか(笑)
わが家も、とりあえず、細巻きをつくり、イワシを焼きました。
豆は・・・年の数は食べられず・・・お腹いっぱいです~

長女が言うてました。

「セブンイレブンのレジの人が、オニにのようにレジ打ってた!」

恵方巻きが売れて忙しくて、オニのような形相でレジに? ではなく、

「もじゃもじゃのカツラかぶって、オ二そのものになってた」らしいです。

なんせ、恵方巻きはセブンイレブンが流行らせたんやしね。
昔は、そんな命名はなかったから。
節分に巻き寿司を丸かぶりする、っていうだけやった。
もちろん、恵方に向かって黙ってね。

セブンイレブンのおかげで全国に広がって、
バレンタインチョコとかと同じような行事になりつつあるわ~
ま、それで、家族みんなが平和で楽しければいいですよね!

さて、日曜日。
市民ホールへ行ってきたんですけど、実はこれ。



昨年の11月から始まった、「ルシオール音楽塾」。
全3回の、2回目があったので行ってきました。
11月の1回目は、「モーツァルトとオペラ」

2回目は、「女性に愛されたベートーヴェン」。
講師が、桂福丸さん。そう、噺家の福丸さんです。

毎回、テーマに沿って講師の話があり、
そのあとに、演奏があるんですね。
今回は、日本センチュリー交響楽団の7重奏で、
ベートーヴェンの「七重奏曲 変ホ長調Op.20」。

市民ホールのプロデューサーから挨拶があり、
センチュリー高揚楽団と提携をしたそうで、
これから、いろいろなところで演奏が聴けるようです。

福丸さんが登場していうてはりました。

「私が呼んでいただいたということは、
 面白いこともいれつつ、みなさんに、身近に、
 べートーヴェンを感じてもらおうという趣旨ですね」

その通り、ところどころ笑わしてくれます。
お母さんがピアノの先生をしてたので、家でいつも、
聞いていたのがクラシックやったとか。

ちなみに、福丸さんは若手ながら、灘中・高→京大法学部卒、
英語落語をやり始めて、落語家に・・という変わり種。
先月、「ほたる寄席」で噺をきかせてもらいましたよ~

「最近は、動物にクラシックを聴かせてたり、
 植物に聴かせたりとかしてるしてるらしいですね。
 パンにもね、聴かせたらどうやろ~言うてね」

出た!! パンネタ!(笑)
ほたる寄せでも出てきましたしね!

「メロンパンとフランスパンと食パンに、
 クラシックを聴かしたらね・・・メロンパンと、
 フランスパンは、なんら変わらなかったそうですが、
 食パンだけはおいしくなったそうですよ」

ほ~・・・ と会場。

「食パンだけに、耳があったんですわ」

ちょいウケてました~(笑) 

本題は、べートーヴェンの生い立ちから話さはったんやけど、
さすがに、昨年末、手塚治虫の「ルードウィヒ・B」を読み、
いろいろ調べて多少、勉強したので、話はよくわかりましたね。

テーマが、「女性に愛された」とあるので、
3人の女性に関するエピソードを紹介しはりました。

ピアノの教え子、ジュリエッタ・グィチャルディ、
ピアノソナタ作品27-2「月光」をプレゼントした女性ですね。

おなじく、ピアノの教え子、ヨゼフィーネ・ダイム、
福丸さん曰く、

「ええ感じやったのに、彼女は大金持ちの伯爵と結婚した」

家屋ぐるみでおつきあいのあった、アントーニエ・ブレンターノ。
出版した、ピアノソナタ 第32番 作品111を彼女に献上します。

ベートーヴェンの死後見つかった「不滅の恋人への手紙」が、
彼女あてとされてるらしいけど、でも、人妻なんですって~

演奏曲の、七重奏変ホ長調・・は、ヨゼフィーネに、
ピアノを教えていた頃、29才の時に作った曲らしい。
晩年に比べると、若い頃の作品はモーツァルトの影響を受けているとか。

30才の時に初めて自ら主宰するコンサートを開き、
そこで新作として発表、聴衆から支持を受け、
人気曲になったそうです。

福丸さん、最後は、ベートーヴェンがCDに影響したという話。
レコードに代わってCDが登場した時、、CDのサイズを、
どのくらいの長さにしようかとなっり、ベートーヴェンの第九が、
74分あるから、じゃぁその長さにしようということになったって!

「レコードからCDに。レコードのA面B面から、
C、Dに代わったということで・・・」

で、終了しました~
さすが、噺家な終わり方でした~

そして、七重奏変ホ長調・・・の演奏です。
第6楽章からなり、弦楽器のバイオリン、ビオラ、
チェロ、コントラバスと、管楽器は、ホルン、
ファゴット、クラリネットの7種類で演奏します。

センチュリー交響楽団の7名が中央に。
バイオリンとビオラが女性。あとは男性。
指揮者はなく、バイオリンの女性のタイミングで、
演奏が始まります~

聴いたことがあるような、ないような・・・
なんせ、クラシックに造詣のない私なんで(苦笑)
でも、弦楽器がキレイな音色で、アクションというか、
表現力が豊かやな~って思いながら、
一番前に居る、バイオリンの女性を見てました~

松浦奈々さんて方ですね。
センチュリーのアシスタント・コンサートミストレスやそうです。
・・・ようわからんけど・・・汗

終演後の質疑応答には、一番年長さんであろう?
コントラバスの内藤謙一さんが答えてはりました。
・・・・何の打ち合わせもないんですけど・・と言いながら、

ベートーヴェンは時代によって作った曲の傾向が違うんですけど、
最初の頃は、モーツァルト、ハイドンに似てて、
後半は、交響曲とか、その後の作曲家、ショパン、
シューベルトなどに影響を与えるような曲想になります。
そういう意味で、いろんな曲が弾けるから、
好きな作曲家ですね~

というようなことを話されてたと思います。
クラリネットの、持丸秀一郎さんも話されました。

ベートーヴェンは、年末の第九で知られてますけど、 
第九を年末に、1万人も集めて歌ったりしてるのは、 
日本だけなんです。
なんでそれを年末に演奏し始めたかというと、
終戦当時、オーケストラのメンバーの収入は少なくて、
お正月にお餅が買えない・・・餅代を稼ぐ方法はないか、
そうだ、年末に演奏会をしよう。
それも、人気のある第九をやれば、お客さんも入るだろう
・・・つまり、日本人がお正月にお餅を食べるという
そういう習慣があるから、年末の第九は生まれたんですねぇ

まさか200年後に、ボンからかけ離れた日本で、
これほど第九が愛されてるなんて、ベートーヴェンも、
びっくりしてることでしょうね。

なかなか、面白いお話ですね!
餅代のための第九、なるほど~~

第3回目の音楽塾は、4月5日。
バッハの音楽で、講師は合唱指揮者の本山秀毅さん。
びわ湖ホールの声楽アンサンブル専任指揮者。
バッハの魅力について語ってくれるそうです。

演奏は、ピアニストのイリーナ・メジューエワさん。
ロシア出身のピアニストで、京都芸術大学音楽学部専任講師。
京都で活躍するピアアニストやそうです。

行くチャンスがあれば、行くかも。800円やし。

生涯、貴族のパトロンを持たず、
庶民の音楽を目指したというベートーヴェン。

だからこそ、多くのファンがいるんでしょうね。