おかんのネタ帳

日々の雑感や興味のあることを書いています

市民カレッジ

2015-02-01 23:34:08 | 日々のつれづれ
2日続けて市民ホールに行ってきました~

土曜日は、市民カレッジ。今年度最後の講演です。



なので、閉校式もありました。
最近、チケットの売れ行きもいいらしくて、市外からの人も多いです。
近隣の市町で、市民カレッジというのを開講してるとこもないみたいです。

「今でしょ」の林修さん効果なのか、今年は通し券が完売。
これは初めてやと思います。
昨年は、最後の美輪明宏さんだけ完売で、他は余ってたみたいです。

完売の今年やけど、2回目の心屋さんは台風で、私は行けず。
心屋さんは前乗りでお越しになってたので講演は開催されました。
3回目の中村紘子さんも台風。中止になり返金されました。
4回目の武田邦彦さんは、たyんと行きましたよ。
そして、5回目は、瀬戸内寂聴さん・・・のハズが・・・

骨折して半年も休養されてたんですけど、
やはり無理はできないといくことで、急遽講師が変更されて、
なんと、俳優の津川雅彦さんがお見えになりました~~

テーマは、「日本人のほこり」

津川さん、75才やそうです。
そして、芸歴70年。5才から映画に出てるんですって。
津川雅彦としてデビューしたのは16才の時。
「狂った果実」という石原裕次郎さんの映画から。

京都生まれの津川さん。
芸能一家でも知られてるけど、16才のデビューのときに、
東京へいったそうです。
なので、南海ホークスファン。野村さんとも仲良し。
そんな話しもしつつ・・・
昨年の美輪さんと少し似てる話をされてましたね。

つまり、日本の文化を大事にしようということです。
俳優という仕事は、お腹をふくらせる仕事ではない。
でも、心を豊かにしてくれる、そういう仕事をしてる。

日本は、格差社会になったと言っても、海外に比べたらしれてる。
アメリカは、日本のように健康保険なんてないんですよ。
日本なら、医者に行っても保険で安い金額で診てもらえる。
海外は、お金持ちしか病院に行けないんだから。

宵越しの金は持つな、そういうふうに親に教えられたので、
貯金はまったくありません。なので、こうやって働いてます。
娘が誘拐されたとき、400万円出せっていわれたんですけど、
そんな400万円なんて、お金がない。
警察にウソでしょ、って言われたけど、ホントになくて。
警察から、お金を貸しますって言われました。

映画やドラマのことも、話されてましたね。

最近は脚本家が偉くなってしまって、ドラマが良くないです。
脚本家が、脚本通りにやらないと怒るんですよ。
最近は、脚本家が監督になったりして。

脚本は「台本」といって「台」なんですよ。
台本をもとに、役者だけじゃなくて、照明さん、衣装さん、
美術さん・・とか、その道のプロの人が集まって、
台本をもとに、みんなでつくり上げていくものなんです。
だから、良い作品がつくれたんです。

昨年、「銀二貫」というドラマに出ました。
良い作品なんですよ。本もいいしね~
でもね。監督が悪いんだよね。
いっぱい撮ったのに、つなぎ方がわからない。
せっかく、良い作品だと思ったのに、残念です。

・・・・銀二貫、見ましたよ。そんなに悪かったかなぁ。
原作も読んだけど、感動モノで何度も泣いたけど・・・
津川さんは、納得されてないようです。

東日本大震災のときの、あの東北の人たちの姿に、
日本人はなんて礼節があるんだって、世界中の人が感動した。
日本人の、食べ物を分け合うという平等の精神、
自分だけが良ければいい、というこ行動は、
恥ずかしいというのが日本人。

それは、昔から脈々と受け継がれてきた文化だと。
そういう、お金では買えないものを、大事にしないと。


ざくっと、そんなことを話されてました。

紺にストライプが入った上着丈が長めのスーツ。
オレンジ系のネクタイ・・・おしゃれです。
白髪でヒゲ、ダンディな方でした~