CuniCoの徒然・・・岩下邦子の独り言

日々の暮らしの中で、立ち止まったり、すれ違ったり。私の中のアレコレを思いつくまま、気の向くまま。

乳癌と大腸癌の健診のこと、書いてみた(^^)

2016-12-01 08:06:43 | 華麗なる加齢 あるいは 身体
乳管乳頭腫の細胞診の結果は、良性。
大丈夫だと90%思っていたが、
それでも、どっかで気にしてはいたのだろうなぁ。
でも、最初に精検をと言われた時の心持ちとは全く違う。
普通に楽しく過ごしていた。

身体に何か起こっていたとして、自分にできることは限られている。
医療に任せる部分は任せて、自分にできることは自分で努力するってこと。
その一つに結果が出るまでの時間をどう過ごすかって大切な気がする。
まな板の上の鯉とはよく言ったもので、開き直って楽しく過ごすのが一番(^^)

気に病んだり、心配したりしていても結果は変わらないし、
ましてやふさぎこんでいては良い知恵も浮かばないもの。

というわけで、精検をと言われても
あんまり気に病まずに過ごせるようになった私なのです。

さて、この乳癌、早期発見ができる癌だということで
健診をしましょうと、多くの方がおっしゃっている。

全くその通りで、健診を是非受けてほしい。
そして、その際に覚えておかなければいけないのは、
早期発見ができるが、灰色判定が多いことも事実だという事。
あなたは癌です!と言い切ることが健診だけでは難しい。
灰色であれば、精検をとなる。
黒白つけることが難しいのが乳癌だと
頭の片隅に置いておくといいかもしれない。
だから、精検をと言われた時、
まな板の鯉になれたほうが、いいことだけは確かなようだ。

さて、今日は乳癌の健診は早期発見のため
大腸癌は、下部消化器官カメラでの健診は癌にならないためのもの
ということ、書き留めておくことにする。

つまり、大腸の中をカメラで診て、ポリープの種類を見極め
癌化するものを切除しておけば、大腸癌にはならないってこと。
放っておけば、浸潤しリンパ節への転移も容易におきる大腸癌。
癌になる前にその芽を摘むことが、今の医療では可能だということだ。

その第一歩が検便での便潜血の検査。
しかし、この便潜血、簡易な最初の検査としてはとても有効だが、
痔があったりしたら、「あ〜痔だったのかぁ」で終わってしまうし、
ましてや2/365日の便に血が混じるってのは、
すでにポリープなどからの出血があるということになる。
万人が受け入れやすい検査ではあるが、それでは確実に癌の芽を摘めない。

確実なのは、下部消化器官カメラである。

お尻の穴からカメラを・・・
しかも長いコードが付いているカメラを入れるの嫌だなぁとか
どうやら、検査前に下剤で腸を空っぽにするのも大変らしいなどと思ったりする。
検便よりハードルは高い、はるかに、高い。
もちろん、お金もかかる。
しかし、このハードルは50才を過ぎた人、全員超えてほしいハードルだと言える。
毎年ではなくていいのだから。
そう、担当医と相談して、状況に応じて3年後でも5年後でも
その指示に従いカメラの検査をして、
ポリープの状態を確認し適宜とってもらうことが重要だ。

そうすれば、大腸癌には、ならない。

我が家人は、ご多聞にもれず、
便潜血は痔があるからと思いスルーしたりしていた。
思いたかった・・・からかもしれない。
下血して、せっかく時間外で受診して入院して胃カメラ。
もう一日延ばして下部消化器官カメラを勧められたのに、
やっぱりハードル高くて、退院してしまった(°_°)

で、その後の市の健診で便潜血。
紹介状をいただき、やっと覚悟を決めて、下部消化器官カメラ。
大量のポリープを取り、その中にはすでに癌となっているものがあり、
ついに、S状結腸切除に至った。
浸潤していたので、今も経過を診ている。
もう少しで無罪放免だろうが、酒をたらふく飲む。
ポリープもできやすい体質らしく
毎年、複数個のポリープをとってもらっている。

主治医は、大腸をしっかり管理している。
それなのに肝硬変だから、
飲酒は死につながるといくら言われても飲んでしまう家人(°_°)
酒量は、減ってはいるんだけどね・・・それではダメらしい。。。
なにしろ、肝硬変ですから・・・

とにかくだ、50才を過ぎたら、下部消化器官カメラをお勧めする。
それで、日本人の死亡原因第2位の大腸癌にならない人生を歩めるわけです。

ハードル高いけど、是非にであります(^^)

と言っている私も、さすがにねぇ、便潜血もないし、
下部消化器官カメラは、抵抗があり、ハードルが高いσ(^_^;)

いつかは、しとかなくっちゃなぁと思っていたが、きっかけがない。
そんな中、我が職場のジャズ同好会の例会でご一緒した消化器外科のドクターに
50過ぎたら、一回はやっておかなきゃと勧められた・・・僕のところにおいでよと。
で、私の乳腺外科の主治医であるI先生の後輩にもあたるし、
母校で下部消化器官カメラの指導にも当たられているドクターだし、
やらなきゃなぁと思っていたし、いい機会だから、よし!カメラやるぞと決意した。
月曜日にしか外来に出ない先生なので、私が休みの12日にまず外来へと決めていた。
そしたら、なんと、田村博さんの音を聴きに行ったCASKに
そのドクターがいらしていた。

下部消化器官カメラの重要性を私が同席した方に話していると、
「う〜ん、いいねぇ、その話、いろんなところでしてよ」と言われた。

まだ、経験のないハードルの高い下部消化器官カメラ。
しっかり自分で経験しなくっちゃというわけだ(^^)

話してよと言われても、話す機会はないので、ブログで書いてみました(^^)
ということで、
癌の早期発見ではなく、ならないための下部消化器官カメラのお話でした。