CuniCoの徒然・・・岩下邦子の独り言

日々の暮らしの中で、立ち止まったり、すれ違ったり。私の中のアレコレを思いつくまま、気の向くまま。

久々の微小血管狭心症・・・10分間(>_<)

2016-12-05 19:14:38 | 華麗なる加齢 あるいは 身体
初めての胸痛発作は、10年前。
娘の高校卒業の日。
PTA役員の打ち上げの席。

奥歯が痛み始め・・・あらら、美味しいもの食べられないじゃない・・・
と思った次の瞬間、胸痛から、喉を締め付けられるような痛みに。。。
席を離れ、様子をみたが、痛みはおさまらず呼吸も苦しい。
思わず自宅へ電話。
もう少し様子をみて、変わらなければ救急車を要請すると家人に伝える。
どれくらい苦しかっただろうか・・・しばらくするとおさまった。

その後、この10年間に記憶している大きな発作は、3〜4回かなぁ。
頻度としては大変少ないわけで、私の微小血管狭心症は忘れた頃にやってくる。

どこかの病院で診断を確定してもらったわけではないが、
10年前、救急車まで考えたが、症状も出なかったので、スルーしていた。

その後、一度同じような症状があったが、
経験値から、慌てなくてもおさまると思って、じっと耐え、その時もスルー。

6年くらい前に、新聞に私の症状と似ている『微小血管狭心症』の事が出た。
あ〜これこれ、きっとこれだ!と思い、
その後も何度か経験したが検査することはなかった。

ところが、いよいよ更年期本番になったのか、
倦怠感や動悸がとても強くなり、起き上がるのもままならず・・・
みたいな症状に耐えきれず、昨年心療内科、リウマチ科、循環器内科を受診。
心臓に関しては、フォルター検査までしました。。。が、異常なし。
この時『微小血管狭心症』のことは、話しませんでした。
しばらく、発作もなく、この時の私の主訴は、動悸でしたから(笑)

何しろ、日本の循環器のガイドラインに、この症状が記されたのは、
2010年ですから、大変認知度の低いものです。

3年前にNHKの『ためしてガッテン』でも取り上げられていて、
ニトロが効かないこの症状に効く薬も最近はあるようです。

私のように忘れた頃にの人はいいけれど、
頻回に起こる方は、お薬に助けていただくのもひとつの方法かもしれません。

さて、今朝の発作時には、娘が側におりました。
私が、お茶碗を洗っていて、
娘が朝食にと、チーズトーストの準備をしていました。
突然、右の奥歯のあたりが痛くなったのです。
ひどい痛みです。
一瞬、あれ?虫歯?なんだろう、歯医者・・・
このくらい思考した次の瞬間、あ?もしかしたら・・・
案の定、痛みは、左奥歯あたりにも出始めます。
下顎の左右が一番痛いのですが、
これ、口腔外科に行かないと無理でしょってくらい、
下顎の全体に違和感が拡がります。

この段階で、お茶碗を洗いながら、娘に告白。
「顎が痛い。この後、心臓にくるかも・・・」と。
しばらくすると、強い胸痛に襲われます。
心臓に氷を当てられたような、
冷たいビニールか何かで包まれ、
掴まれているような痛みです。
さすがに、洗い物はできなくなり、テーブルの椅子に座りました。

念のために娘に伝えます。
「これで、死ぬことはないから大丈夫・・・」と。
そして、病気の仕組みを話すためにiPadで検索。

冠動脈ではなく、心筋内の微小な血管の痙攣で起こるんだと説明。
痙攣がおさまれば、大丈夫だ。
痙攣してる間は、おさまるのを待つしかないと説明。

すると、我が娘、さすがと言いましょうか、
持ち前の聡明さとのんびり屋さんぶりを発揮。
「しゃっくりと同じだね。あれも、痙攣おさまるまで待つしかない」
そりゃ、そうだと笑いながら、心臓の痛みをこらえる私。

なんつぅ、親子だまったく・・・と自分でも呆れる。

発作は、朝8時40分から50分までの10分間。

私の発作は、長くて30分。
今回は比較的早くおさまった。

おかげで、むすめの作ってくれたチーズトーストも食べられたし、
職場に遅刻することなく、無事に仕事を終えて、今、電車の中。

間も無く、地元の駅に着く。

明日は、早番で、4時起床。
お家に帰ったら、少し具合が悪いふりして、
家事をサボって、早めに寝るとしよっと(^^)
あ・・・普段から、サボってますけどね。。。

というわけで、今日は、私の勝手な診立ての
『微小血管狭心症』のお話しでしたぁ(^^)