CuniCoの徒然・・・岩下邦子の独り言

日々の暮らしの中で、立ち止まったり、すれ違ったり。私の中のアレコレを思いつくまま、気の向くまま。

石巻のクリスマス会で私が歌ったのは・・・

2016-12-20 08:05:42 | 表現にからむ様々なこと
クリスマス会での私の歌は・・・Silent Night を英語で・・・から始まった。
みんなケーキを食べていたし、歌ってて、さみしいの嫌だから(笑)
テーブルの空いている席に移動して、食べてる席で、歌う(^^)

で、次は元気いっぱいに『メケメケ』・・・大ウケ(^^)

で、次は、出かける朝、お風呂に入り考えた『童謡・唱歌、春夏秋冬巡り』
一年間、石巻とご無沙汰だったので、その一年をみんなと一緒に歌うことにした。
歌詞カードは、お風呂を出てから作り始めた。。。
へっ、間に合うんかい、私・・・みたいな事態。
バタバタしながら作った甲斐あり、小学生も元気よく大合唱。
凄い!凄い!
みんな元気いっぱい(*^o^*)

次は『百万本のバラ』
小学生の女の子たちが、同級生の男の子と絡めと手招きする。
しゃぁない・・・絡みますかぁ・・・
その次は、私より若い男性。次は、そのお母さん。
みなさんと絡みながら、きゃ〜きゃ〜言いながら、爆笑しながら。。。
歌い終わって、
「この歌、こういう歌じゃないんだけどなぁ。。。」
「お母さんのおっぱいにやられてしまった。。。」で、大爆笑(^^)

そして、この日のために訳詞した『愛の讃歌』
子どもたちが、風船を投げて、演出してくれる。
紅白の演出なんて目じゃないぜ!
子どもたちが、こんなに元気になって・・・
みんないっぱい怖い思いをした。
みんないっぱい悲しい思いもした。
亡くなってしまった子どもたちもたくさんいる。
でもね、今ここで、この子たち、元気いっぱい私に絡んでくる。
こんなしあわせってない。

最後の曲は、『ふるさと』
絶好調で大騒ぎの子供達。
でも、この曲になったら、小学生たち、ちゃんと声を掛け合う。
「ちゃんと、歌おう。」と。
風船を飛ばし続けていた子に声をかける。
大人が注意しなくったって、ちゃんと。
「ほら、座って・・・」と。

3.11.東日本大震災を経験したこの子たちにとって、
『ふるさと』は、特別な歌となったのだろう。

私のできる事は、やり尽くした。
そして、子どもたちの笑顔と笑い声が最高のクリスマス会にしてくれた(^-^)

『歌』って、凄い力を持っている。
その力をお届けできるように、私は日々精進しなくっちゃと思った。

石巻のクリスマス会で歌う機会を得られて、本当に私はしあわせ。

表現とは、表現をする空間と表現をする人、それを受け止める観客。
2+1が創り出すもの。。。それは芝居でも歌でも同じ。
なにひとつ、変わりはしないんだ・・・と改めて、思った。

出かける日、準備におおわらわの私に・・・
『全ての道はローマに通ず』とコメントをもらった。
そう、何事も、自分なりに真摯に向き合えば、
どんな道を辿ったとしても・・・その先にローマはあるんだ。

おかげさまで、佳き時間となりました(^^)