CuniCoの徒然・・・岩下邦子の独り言

日々の暮らしの中で、立ち止まったり、すれ違ったり。私の中のアレコレを思いつくまま、気の向くまま。

『この世界の片隅に』みんな生きてる。。。

2016-12-27 18:14:14 | 日記
昨日、空き時間、つまり自分一人の時間をどう使うか・・・
選択したのは、映画館で映画を観ること。

『この世界の片隅に』を観た。

観たあと、言葉にならない・・・
言葉でうまく表現することができない・・・
「とにかく、映画館へ行って!」
「とにかく、あなた自身が行って、観て来て!」
そう言うしかない。

言葉がとても陳腐に思える。
自分で、どう表現したらいいのかわからない。
言葉にできない・・・そういう作品なんです。

昨日、観終わってすぐに私がしたツィート。

『この世界の片隅に』観る。
呉の町に光りが戻ったその景色と、
石巻の日赤から見た石巻の光りがだぶり、
そして、今なお灯りが戻らない福島の町や村を思った。
今の私には、なにもコトバが見当たらない。。。
コトバにならない想いを抱えて・・・
電車に揺られている。

昨日は書かなかったけど、
チョウチョ地雷やチョコレート地雷、
ぬいぐるみ地雷を思い出した。
そして、シリアを思った。

今朝、1942年生まれの家人に聞いてみた。
「東京大空襲の時、どこにいたの?」
「世田谷」
「東京大空襲の赤い空覚えてる?」
私は神田生まれの祖母から、当時暮らしていた大田区矢口から
真っ赤な空が見えたと聞いて育っていた。
だから、聞いてみた。
「赤い空は覚えていない。」
「じゃあ、B29は?B29は見たの?」
「見たよ。駿河湾から入り、富士山で旋回し、世田谷の上を通った。」
「怖かった?」
「いや、綺麗だなぁと思った。ジュラルミンの機影が綺麗だったのを覚えてる。」

あ・・・すずも空襲の時「絵の具があったらな」と言っていた気がする。

我が家は、私がズボラな上に、
家人が鎖骨骨折していて、散らかっている。
散らかっているから、たやすく掃除もできない。
つまり、お正月を迎える状態ではないが・・・
掃除や片付けが、まっこと停滞しているが・・・

明日、家人と一緒に観に行こう!
『この世界の片隅に』を二人で観よう!
私が二度目なのは、もちろん、内緒(笑)

多分、感想を語り合うことは、できない気がする。

語り合わなくてもそれぞれに『感じる』ことが大事なんだ。

昨夜、私は自分の家に飛行機が墜ちる夢を見た。
夢の中で私が住んでいたその家は、なぜか神社の社だった。。。

明日はどんな夢見るんだろう。

『この世界の片隅に』いる私とこの映画を出会わせてくれた・・・
この映画の製作に関わった全ての人に、『ありがとう』と伝えたい。