CuniCoの徒然・・・岩下邦子の独り言

日々の暮らしの中で、立ち止まったり、すれ違ったり。私の中のアレコレを思いつくまま、気の向くまま。

私が私であるために・・・

2014-05-29 08:32:12 | 表現にからむ様々なこと
いろんなこと・・・感じた
いろんなこと・・・考えた

そして、好きになったり、嫌いになったり
夢中になったり、嫌になったり・・・

地球の時間に比べたら
私の時間なんて、
ほんの一瞬だから、
ジタバタしないで、
その一瞬を過ごしていこう・・・

そんな風に考え始めてから、
もう、何年になるだろう。

それは、何もしないってことじゃない
かと言って、取り立てて何かをするってことでもない

『いのち』を抱きしめること・・・
そのことに尽きる。
それは、愛することに通じる。
愛おしむことから、始まる。。。

10月のライブに向けて、動き始めていて
10月のライブに向けて、思考を始めていて

そんなとき・・・恩師とお酒を飲みました。

私を育ててきた時間を振り返ることができました。
私が選んできたことを確認することができました。

そして・・・今という時代をほんの少し考えました。

私の時間は、ほんの一瞬・・・
穏やかに『いのち』を抱きしめていられたら・・・

もう20年くらい前、
井上ひさしさんが、ある講演会でおっしゃった。
「僕は、ずっと真ん中に立っていたんです。同じ場所に・・・
ぼくの知らない間に、僕はどうやら、左になってしまったようです」
あれから、20年・・・井上さんが生きていらしたら、
崖っぷちから落ちそうになっているんだろうな・・・

今、あの時代のあの人たちは・・・私も含めて・・・崖っぷちにいる。

『いのち』を抱きしめて、愛に満ちた時間を、穏やかに・・・
人生の最後くらいそうありたいと・・・思ってきたが・・・

私が私であるために・・・

できるだけスルーする
できるだけ感じないようにする・・・
自分が傷つかないようにする・・・
この10年くらい・・・
そんな生き方をしてきたけれど・・・

私が私であるために・・・

『今日の世界は演劇によって再現できるか』
そのための観察を怠ってはならない・・・
表現する側に立つ以上、避けては通れない。
しっかり、観察しなければいけない・・・

『なにもない空間』に生み出すものは『いのち』
風であり、温度あであり、鼓動であり・・・

横山大観を観る・・・
絵の中に空気を感じる。
絵の中に風を感じる。

あ~想いをあちらこちらに馳せながら・・・

私が私であるために・・・
ずっと唄いたかったあの歌と向き合うことにした。
私がシャンソンと出逢う前に東中野の『マヤン』で聴いたあの歌。
今・・・唄わなければいけない歌。

私が私であるために・・・
今日も時間を刻むとしましょう・・・
ほんの一瞬の私の時間を・・・