CuniCoの徒然・・・岩下邦子の独り言

日々の暮らしの中で、立ち止まったり、すれ違ったり。私の中のアレコレを思いつくまま、気の向くまま。

認知症という怪物

2014-05-11 05:28:01 | 日記
二連休っていったいどれくらいあるんだろう。
不規則勤務の私だが、あまり考えたことがなかった。
基本的には月三回。あと、1日休み(単休)が三回。
つまり、月九日休みなわけです。

その、貴重な二連休。わりと充実して過ごせた感じがある。
庭の課題がクリアできたことが、この充実感の要因なんだと思う。

GWの激務から初めて、ホッとしたと言っても過言ではない。
ライブを終えて、あっという間にGWに突入した感じで、
全く休めていない感じだった(^^ゞ

連休二日目の今日は、家人と客人を町田駅に送り届けて
6時には台所の片づけやら、洗濯やら・・・動き始めて、
早い時間から、動き始めたから、結構早い時間にいろいろ片付いた。

今日からの四連勤後、15日が一カ月ぶりのレッスンだ。
その準備を、ゆっくり・・・した。
準備の仕方を忘れている感もあるが、
のんびりとレッスンする曲の確認をした。
もちろん、発声練習もしながら、喉をチェック。
すこし、風邪気味なのは仕方ないとして、
この状態でどう発声するかを考えながら、基礎エクササイズをこなす。

さぁ~てと、午後は、特養に顔を出すことを決めていた。
ブリザードフラワーと舟和の芋ようかんをほんの少しだけ。
忙しくて、ひと月くらい顔出せてないかな・・・

てぃばぁの状態は・・・

アルツハイマー症状が強く出ていた。
驚くほど、進んでいる感じだった。
「コンサートどうだった?」と開口一番聞かれ、
おしゃべりをする・・・
そのうち、「JIJIが土地を買った」とか
「ベットの境にカーテンもなくて、ひどい状態なんだよ」
「そこで、寝かされて、声も出せないし、掃除も全部自分でやるんだ」

全く事実とは異なる話が続く。。。

ケアマネには、人とかかわりたくないと言っているそうだ。
自分は独りで生活できるのに、無理やりこんなところに入れられていると。
特養なので、現金は持てないのだか、それが、彼女の最大の不満で
「私のお金なのになんで渡してくれないんだ!」と不信感が強くなっている。
ルールだからと説明しても、「私のお金だ!私が持ってなんで悪い!」
何度も説明してきている事なのだけれど、彼女は理解できない。

成年後見人への引き継ぎは、今月末。  よかった・・・

キーパーソンとして関わってしまっているから、
通院も、もしもの時にも、私に連絡が入るのだが
善意の第三者である他人・・・が関われる限界を感じる。

キーパーソンって、本人との信頼関係があるからできるわけで、
これから先・・・信頼・・・なんてどこにもなくなり、
なにもわからない『アルツハイマーを抱えた女性』の
キーパーソンであり続けなければ、いけないのだろうか・・・
もしもの時には、お葬式もお願いしますと妹さんから言われている。

最後まで『自分』を失わずにいてくれて、
関係が続くのならそれもありかもしれないが・・・
あれを隠したの、勝手にやってるの、言われて葬式まで???
とさすがの私も、なんだかよくわからない感じになってきた(^^ゞ

てぃばぁをあんな状態にさせていているのは・・・
私をこんな気持ちにさせているのは・・・

認知症という怪物にほかならない。

てぃばぁが悪いのではないはずだ・・・
猜疑心や攻撃的になることや諸々・・・

父が中程度の認知症だと診断されたとき、私はまだ20代前半だった。
あの時、ドクターが「明るい方のようですね。気質が出ますからね。」
とおっしゃったのを覚えている。

もともとの気質・・・かぁ。
親戚からも嫌われるほどのてぃばぁの元々の気質・・・かぁ。
アルツハイマーという病気の特徴なのかもしれないけれど・・・
なにしろ・・・攻撃的になる・・・

認知症という怪物・・・
そう遠くない将来・・・
日本人の半数くらいの人がが怪物に支配されるのではないかしら。
そんな状態で、社会って成立するのかしら・・・
個人が抱えきれるほど、甘くないです、この怪物は。。。

認知症という怪物を抱えている人の家族を思うと言葉もない。
家族でも仕事でもないけれど、関わらざるを得ない自分・・・
関わることの覚悟が足りなかったなぁ・・・と、思い始めている。

認知症という怪物・・・これ、なんとかしないといけません。
桃太郎や一寸法師にお願いしたいくらいです。。。
昨日は、認知症という怪物のコト考えた日となりました

さてと、早番の支度をしないといけない。。。
出かけるとしましょう。
今日から、大相撲。。。私にとっては、祈る15日間になることだろう。