CuniCoの徒然・・・岩下邦子の独り言

日々の暮らしの中で、立ち止まったり、すれ違ったり。私の中のアレコレを思いつくまま、気の向くまま。

嘘やごまかしではなく・・・まっすぐぶつかる。。。

2014-05-24 10:57:22 | 日記
最近・・・いろんなことがあり過ぎて、
それは、楽しいことばかりなのだけれど・・・
つまり、何を書いたらいいのか・・・
まとまらないくらい、いろんなことがある。

大相撲の事は・・・明日にしよう。

ある方から・・・
秋にバンド演奏で人の前で二曲歌うから歌の指導をと頼まれて。。。
当然私は、教えることなんてできないから、木村先生を紹介して・・・
昨夜は、その一回目のレッスン。

キーを合わせた。

私はレッスンの時間を一緒に過ごした。

歌のレッスンって・・・どんな感じなんだろう???
4年前、私はそのことが、気になって仕方なかった。
どんな風に習うんだろう・・・教えてもらうんだろう・・・
私はすぐに・・・
歌って、習うものでも、教えてもらうものでもない。
自分で考えるものなのだ。。。と気が付いた。

『歌』は表現の一つのツールだから、
自分で感じて、自分で表現するんだ・・・と。

伸ばさなくていいところで伸ばさない。
(楽譜通り伸ばせばいいってもんじゃない)
言葉を大切に・・・しゃくらない。

まぁ・・・昨日の木村先生の指摘はこんなところだろうか・・・
60歳を過ぎたその方は、指摘を受けて、それを素直に修正しようとする。
もう40年以上、たぶん、その歌をカラオケなどで唄ってきた。
歌い癖があって当然だし、それが『良い』と思って歌ってきたわけだ。
指摘を素直に理解して、受け入れる・・・
その柔軟で真摯な態度。。。私は、素敵だと思った。

社会的にもある意味高いポジションの方・・・
やはり、トップに立つからにはそれだけの理由がある。
人として・・・素敵だ。

レッスンの後、お食事をご馳走になりながら、おしゃべりをした。
その方のお話の中で、心に残ったこと・・・

まだ高校生だった彼は、ビートルズ来日武道館公演に行きたかった。
平日の夜・・・三日間のみ。はがきでの申し込みで、抽選。
30枚のはがきは、無駄になった。が・・・追加公演が決まった。
二日間、昼。
彼は、どうしても武道館に行きたくてはがきを出した。
平日の昼ということもあり、応募数も少なかったのか、奇跡の幸運か・・・
チケットを手に入れた・・・
当時、進学校に通っていた彼は、公演当日をどうやって休もうかと思案する。
病欠にしようか。。。どんな『嘘』がいいかと思案する。
その時、彼のお母さんは言った。
「本当の事を先生に話しなさい。それが一番です。」
彼は、先生に正直に「ビートルズ来日公演に行くために学校を休みたい」と伝えた。
先生は・・・認めてくれた。欠席理由は「音楽鑑賞」と書いておくようにと・・・
そして、先生は彼の手を握り「おい、○○・・・チケットもう1枚ないのか?」と。
先生は、緊張しながら真っ向から向き合った彼の緊張をほぐしたかったのか・・・
はたまた、本気でチケットが欲しかったのか・・・
私が思うに・・・たぶん後者だろう(笑)

食事をしながら、そんな話をしてくださった・・・
「あの時、僕は学んだ・・・
嘘やごまかしではなくて、まっすぐにぶつかること。
それで、破れてもいい・・・
嘘やごまかしで世の中渡るより
その方が、ずっと気持ちいいと母は教えてくれた。」

心に残るお話だった。

どんなときにも・・・真っ向勝負!
これから月1回のレッスンをあと5回。
とても、楽しみだ・・・
お金をもらって歌うわけじゃない。
カラオケでずっと歌ってきた曲。
超多忙なのだからレッスンの時間をとるのも大変なのに
いい機会だからとしっかり、レッスンしてみたい・・・
そんな心意気もかっこいい。

素敵な大人・・・との出逢い。

歌を通じて、また一つ出逢いをいただいた。
昨日はそんな夜でした。