CuniCoの徒然・・・岩下邦子の独り言

日々の暮らしの中で、立ち止まったり、すれ違ったり。私の中のアレコレを思いつくまま、気の向くまま。

ピンクリボン・・・乳がん検診のすすめ(^^)

2014-05-13 08:22:18 | 華麗なる加齢 あるいは 身体
2010年秋。職場の健康診断。
M病院で婦人科検診も含めて実施。
何種類かの検査があるので、待ち時間が長い。
廊下の椅子に座っていると、看護師がやってきた。
「岩下邦子さんですよね?」と確認されて・・・
「マンモの結果に気になることがある。外科受診の予約を、入れてください。」
と言われた・・・ちょっと、あせった。
この病院わりとのんびりしていて、健診結果もたいそう遅くなってから届く。
それを知っている私は、ちょっと、あせった。

で、シフトを確認して、予約を入れた。

乳がんなのかな・・・
困った、家族に内緒のクレジットがある。
あれが終わるまで、死ねないしなぁ・・・とか、
子どもたちもまだ自立してないしなぁ・・・とか、
様々、頭を駆け巡った。

で・・・ふと、その数ヶ月前、
職場の研修のテーマが乳がんだったのを思い出した。
しかも、講師の石井先生は、とても素敵な方だった。
乳がんの症例をスライドで示しながら・・・
女性特有のこの病気と向き合い、患者の心までもいたわりながら
診療をされてきている事が、良くわかった・・・

翌日、出勤前に石井先生のクリニックに立ち寄ってみた。
すぐに予約を取ることができた・・・
病院の予約をキャンセルして、石井先生に診てもらうことを決めた。

触診し・・・
「99%癌じゃないと思うけど、一応マンモとエコーで確認しようね」
「なんで、癌じゃないってわかるんですか?」
「絶対じゃないけどね・・・自分で触ってごらん。つるんとしてるでしょ」
私は、自分で触ってみた・・・本当にまるでビー玉のようにつるんとしていた。
「癌は、もっとごつごつしていてるかなぁ」
「でも、絶対ってことはないから・・・調べてみようね」

のう胞がかなり大きかったので、中身を抜いてもらうことになった。
「おっぱい小さくなりますか?」と訊ねる私に、ほんの少し考えて・・・
「カタチが良くなる」と笑顔で答えてくれました。

針を刺し、中身を吸い取るときにも、説明しながら、画面を見せてくれました。
本当に丈夫な風船。針がすっと入るのではなく、かなりの圧がかかってプチっと入る。
そんな感じだった気がする・・・とったものの検査もしてもらい・・・
カスはあるけど、癌ではない。。。との結論だった。

その後、一年に一度クリニックでマンモとエコー。去年は4回目。
乳腺のう胞と小さな石灰化が複数という指摘は変わらず推移した。
で・・・去年の職場の健診はM病院から、横浜の健診センターになった。
これを機に、来年からクリニックでの検査はしなくても大丈夫かな・・・
と、考えていた・・・なにしろ、3年以上の経過観察だしなぁ・・・と。

で・・・昨年11月。先生にそのことを相談しようと思っていた。
すると・・・のう胞内に小さなポリープがあった。
「ちょっと気になるから、半年後またきてくれる?」
あらま・・・私の目論見は外れてしまった。。。

で・・・昨日、その半年後の受診日だった。

マンモはなし。
触診とエコー。
触診では顕著な変化はない・・・
エコーをみると・・・変化がありました。
ポリープがあるのう胞のそばに二つの瘤が連なっていました。
どうやらこれが気になるらしい。

ポリープの中は『流れ』がないけど、ここには血流があるからなぁ。
悩ましいなぁ・・・と。

で、念のためのMRI。
諸般の事情から6月4日に予約。
9日クリニックでその結果を聞くことになる。
その後、組織を取って検査するのか否か決めることになる。

「MRIで必ず何かが見つかるわけではないんだけど・・・」
「負担かけちゃうなぁ・・・」という先生に
「何の負担ですか?」と聞くと「お金と時間」
あ~それなら大丈夫です・・・
それに検査が万能ではないこと理解してますからと笑った。

病気が見つかることって、本当に偶然だと言っていい。
その偶然の回数を増やすために、ドクターたちは日々研鑽している。
患者の命を救うために・・・研鑽している。

最近はテレビで、医学番組が増えてきた・・・
あの名医、この名医が、病気を解説していく。病気を導き出す。
でも・・・その影に、
見つけられなかった多くの病気、治せなかった症例が
山のようにあることを忘れてはならない。

なにごとも、『絶対』ということはない。
けれど、その絶対に近づくために、みんな頑張っているのだ。
bestを尽くして、betterを導き出すんだ・・・私はそう思う。

私は、とにかくラッキーだった。
職場の健診があったこと。
石井先生の研修を受けていた事。
信頼できるドクターを主治医とできたこと。

乳がんなんてなるはずない・・・そう思っていても・・・
実際に発症し・・・自覚症状が出ても、受診が遅れる。
マンモは痛そうだ・・・
触診なんて恥ずかしい・・・
乳房切除になったら、どうしよう・・・
いろんな心の動きが、受診を遅れさせてしまう。

乳がんは、早期発見できる病気です。
一年に一度の検診。それが大切だと思います。

ピンクリボン運動・・・乳がん検診のすすめ(^^)であります。

あ・・・家人の反応は「がん保険に加入しとけばよかったな・・・」
そして娘は・・・「どうやら乳がんらしい、一応報告」というと
「了解。一応聞いておくよ」とのこと。

泰然自若・・・なにごとにも動じない我が家族でありました。

てか、家人の大腸がんもふつ~にドクターにお任せだったからな。
「気に病んでも治らないから。。。ねっ!」が我が家の基本的な態度です(笑)