CuniCoの徒然・・・岩下邦子の独り言

日々の暮らしの中で、立ち止まったり、すれ違ったり。私の中のアレコレを思いつくまま、気の向くまま。

能登町との出会い

2013-07-06 06:36:39 | 日記
明日から、名古屋場所が始まる。

今回の旅のきっかけは、5月場所の国技館から始まる。
昼過ぎから、相撲観戦をしていた私の隣の空席にMさんはやってきた。

幕下の『達』の取り組みが始まる時だった。
Mさんは、「たつ~~~~~」と声援をおくる。
が、その日、達の負け越しが決まった・・・

がっかりするMさんは、
「達は真面目でいい子なんです。」と話し始めた。
どちらからいらしたんですか?とたずねると、石川県だという。

飛行機に乗って、石川県から・・・この二階席から応援。
ところが、お目当ての力士は負け越しかぁ・・・

そこで、私は、われらが阿武松部屋の丹蔵関のことを話した。
すると、彼はびっくりして、
「丹蔵を応援していらっしゃるのですか?」という。

この時、丹蔵は、肩を負傷してすでに九敗。
十両に残るには、瀬戸際にきていた。
実直で、無口で・・・そして、周りに気を使う優しい丹蔵関。
去年の忘年会で、撮った写真をお見せした。

満面の笑みで、Mさんは言った。
「今日は、丹蔵関のご両親と来ているんです」

今度は、私がびっくりした。
最初12人の予定が、急遽お父様(丹蔵パパ)も来ることになり、
枡席から一人はみ出し二階席となった・・・とのこと。

あの広い国技館で、たまたま隣の席になったわけです。

Mさんは、女性の相撲甚句のイヴェントを企画されているとのこと。
「じゃ、私のコンサートも企画してもらおうかしら?」となんの気なしに言うと
「何をされているのですか?」と聞かれた。
「シャンソン歌っているんです。」
「あ~~~それで、声が違うんですね。」
そんな話になって、
「能登町でもぜひ歌ってください。」とおっしゃった。

そこから、今回の旅へとつながった。
もちろん、歌いに行ったのでは、ありません。
Mさんの話を聞くうちに「どうしても行きたい!」と思い、出かけました。

今回の旅で出会った人達は、ロマン(夢)をもっていた。

その地で生きることを選び、活かすことを考え、育んでいる。

今回の旅で出会った人たちには、愛があった。

自然を、相撲を、祭りを愛している。
そしてなにより、人間を愛している。
いいところも悪いところも、ひっくるめて愛している。

たくさんの『心づくし』に逢うことができた。

明日から、名古屋場所。目が離せない・・・

丹蔵関からもたった能登町との出会いをゆっくり書き記していこう。
彼のふるさとには、たくさんの宝物があった。
がんばれ!丹蔵!!
あなたの大好きな相撲を
あなたのお父さんが大好きな相撲を思う存分。
あなたの大好きな能登町の、宇出津のあばれ祭は今日本番!
あなたへのエールの祭りでもある・・・そんな気がしてならない。

がんばれ!丹蔵!

数馬酒造・田谷漆器店・居酒屋のどぐろ・古民家レストラン典座・駒寄農場
北河内ダム・輪島の朝市・曽々木窓岩・聖域の岬(珠洲岬)・見附島・九十九湾・時國家
そして柳田のスナック(笑)

iPadで写真もたくさん撮った・・・のに、アップの仕方は未だ分からず(^^ゞ
忘れた頃にアップできるといいな・・・

とっても贅沢な旅だった。素敵な旅だった。

能登町の人たちとの出会いは、私の財産になったことは間違いない。

・・・・・・・・そろそろ、日常を始めなくては。

まずは、洗濯と思ったけど、昨日摘んだブルーベリーを食べるとしましょう(^.^)