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「博士の愛した数式」

2006年01月14日 22時41分38秒 | 映画
今日は、試写会が当たったお友達に誘って頂いて
「博士の愛した数式」という邦画を見てきました!

この映画は、第一回本屋大賞に輝くベストセラーになった
小川洋子さん原作の本を映画化したものです。

そして、今日は主演の寺尾聰さんが舞台挨拶で登場するということで
楽しみにしていました

ストーリーは、10年前にあった交通事故で、天才数学者の博士は
記憶がたった80分しか持ちません。何を喋っていいか混乱した時に
言葉の代わりに数字を持ち出すのです。
他人と話すために博士が編み出した方法でした。
その博士のもとで働くことになった家政婦の杏子と、幼い頃から
母親と二人で生きてきた10歳の息子との数式を介しての
日常の生活が丁寧に描かれています。

そして原作では描かれなかった家政婦の息子が大きくなって
数学の先生になった場面を通して、とても分かりやすく数式について
説明してくれるのです!
ああ数学って、なぜあんなに難しく堅苦しくなんととっつきにくいものと
感じていたんでしょう!
こんなに身近にあって、面白い発見と驚きに満ちたものだったとは!
こんな教え方の先生に出会っていれば・・・と思わずにはいられません。

涙がボロボロこぼれるのではなく、じーんと心に染みるような作品です。

映画上映後に、寺尾聰さんが登場
思ったよりもすらっと背が高く、渋いっ
役柄のイメージからか、無口な人を想像していたんですが
この映画に対する情熱を自分の言葉でしっかりと
丁寧に語って下さいます。


監督は、「雨あがる」で2001年アカデミー賞最優秀作品賞を受賞
「阿弥陀堂だより」でも一緒に仕事をした小泉尭史監督です。
小泉監督は、あの黒澤明監督の元で26年も助監督を務め
寺尾さんとも兄弟子・弟弟子の間柄ということです。
とても信頼感があり、いつもは脚本を読んでから仕事を受けるかどうか
決めるとのことなのですが、監督から話が有った時点で
もう受けることを決定していたとのことでした。

この作品は80分しか記憶が持たないという重い制約のある設定で
とても難しい役柄でしたが、とても共演者の息が合い素晴らしい作品に
仕上がったと思うとのこと。
そして、80分しか記憶が持たないということに、もっと焦点を当てれば
もっとドラマチックな展開にも出来るだろうけれども
僕も監督もそういう作品にはしたくなかった。もっと、博士の心の動きを
丁寧に描く作品にしたかった。そういう意味でも、小泉監督とは意見があったとのこと。


何人かの質問にも、答えて下さって、
最初、家政婦の息子の誕生日が5月16日だったそうなのです。
もし他になんの問題も無ければ、寺尾聰さんの誕生日5月18日に
変えて欲しいと申し出てOKが出たそうなのです
そういうこぼれ話しも披露してくださって
本当にとても素敵な方だなぁ~と好感を持ちました。


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2 コメント

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試写会 (すうちゃん)
2006-01-16 12:10:20
ほんといい映画でしたね

寺尾聰さんの舞台挨拶もあって裏話も聞けたしね

また今日も試写会行ってきます

感想はまた報告しますね
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誘っていただいて~ (kyo)
2006-01-16 17:30:05
●すうちゃんさま

試写会&舞台挨拶、誘っていただいてありがとうございました!

そんなに興味がある訳でもない人でも、実際に本人に自分の言葉で語っていただいて、とても感じの良い人だとファンになってしまいますよねぇ
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