kyoの今日を楽しく☆

趣味の陶芸・食べ歩き・映画鑑賞などを通じて毎日を楽しく充実して過ごせたらと思っています!

金沢旅行「LE MUSEE DE H (ル・ミュゼ・ドゥ・アッシュ)」

2009年03月13日 17時46分21秒 | 旅行
石川県出身のパティシエの辻口シェフのお店が
七尾市に続き、金沢市にもOPENしたらしい。

石川県立美術館がリニューアルOPENするのに合わせて
その中につくられたカフェも2008年5月にOPENしたとか☆

そのカフェの中で、じっくりとお茶とお菓子が頂ける
「コンセプトG」というコースがあると知って
気になるので予約してみた。

お店自体が黒を基調にしたモダンな雰囲気。
その中を通って奥に部屋が設けられていて
5名ほど座れるカウンターが現れる。

そこで、日本で取れる最高級の玉露と洋菓子のコラボが楽しめるらしい。

貸切の部屋の中で、私達の為だけに2人の給仕の方がついてくれて
一人は丁寧にお茶を入れてくれる。


・小菓子
 お米のチュール(パリパリっとした食感のもの)に
 きなこのアイスが乗っていて
 その上に、透明のつるりんとした食感のベールが被さっている。

・季節のお茶~お口ならし~

 やはり春といえば、桜~。
 桜の葉のお茶で、香りはまさしく桜餅!
 ほんのり塩気も感じる。

・本玉露(一煎目)

 素敵な器に入った本玉露は、低温で入れてるからか
 お茶というよりは、葉の搾り立て汁と言った感じ。
 ほんの一口だけど、しっかりと味が分かる。

・本玉露(二煎目)
 一煎目よりは、お茶っぽい渋みが出てきた。

・アシェットデセール

 3品の盛り合わせで、見た目からして可愛らしく、美味しそ~。
 ほうじ茶のマカロン:これが外がぱりっとしていて、中がしっとり♪
 わらび餅苺のソース:とろんとしたわらび餅と苺の甘くて爽やかなソースが
ぴったり
 小さなドラ焼:生クリームと餡子と桜餡が入っている。

・熱出し玉露

 先ほどの玉露を今度は熱い湯でたっぷりと。

・小菓子



 先ほどまで煎じていた玉露の葉がしっかりと開いたところで
 おひたし感覚で少しだけお醤油をかけて頂く。
 これが、苦味が全くなくて、まさしく青もののおひたし!!
 こうやって葉を食べるといいのかも~と思ったけれど
 やはりこれは、最高級の柔らかい良い茶葉だから美味しいみたい。
 普通のではこうはいかないらしい・・

・炒り立てほうじ茶

 茶香炉で、自分で煎った葉を使ってたっぷりと。

 時々かき混ぜるのだけど、どうしてもムラになって
 青い部分と茶色の部分が混ざってしまう。
 ほうじ茶といえば茶色なので
 全部均等に茶色にならないといけないと思っていたけれど
 逆に青い部分がある方が、お茶の甘味が出て
 香ばしさと甘味が共存して、飲んだことの無い美味しさだった。

今日はあいにくの雨だったけれど、
天井まで続く1枚ガラスの外は、緑がいっぱいで
本当にゆっくりと、美味しいお茶とお菓子を味わえて良かった。

「LE MUSEE DE H (ル・ミュゼ・ドゥ・アッシュ)」
石川県金沢市出羽町2-1
石川県立美術館内
TEL076-204-6100

金沢旅行「小松弥助」

2009年03月13日 14時24分00秒 | 旅行
今日のランチは、今回の旅行の一番の目的でもあるお鮨屋さんへ。

金沢に行ったら、是非行くべきだというお鮨屋さんがあると教えてもらった。
70代の大将が一人でにぎるらしく
お鮨屋さんなのに、営業時間がお昼~夕方までという珍しいお店。

予約も取り辛いみたいだし・・・
あの銀座久兵衛の人がオススメするお店だということで
高そうだし・・・
とちょっとびびっていたけれど、
せっかく金沢に行くのだし~と清水の舞台から飛び降りるつもりで予約。

上手い具合に11時半から予約OK!

時間前に着いて、ちょっと緊張しながらカウンターに座っていると
満を持して大将が登場~。

有名で大ベテランのお鮨屋さんの大将ともなれば
頑固親父~っていうイメージだったのに・・・

全くそんな感じは無く、カウンター10席中9席が埋まっていて
今日は全員女性だったので

「今日は女の人ばかりで、緊張するねぇ~」と
なんとも優しそうな雰囲気。

嫌いなものが無いか一人一人聞いてくれて
「とりあえず一人前づつ出しますから、
 それを食べてもらってから追加を聞きますのでね~」とのことで
おまかせ。

カウンター席は、調理台が一段も低くなっておらず
私の目線の高さで綺麗な包丁さばきを見ることが出来る!

まずは烏賊。
剣先烏賊を3枚に卸してイカそうめんを作っていく~。
こうすると、ねっとりとした烏賊の美味しさが味わえるのだと
惜しげもなく教えてくれた。

塩で頂くのだけど、握る時にご飯にほんの少しお醤油をつけているみたいで
香ばしさが良いアクセントになっている~☆
烏賊って普通は噛んでる内にねっとり感が出てくる感じだけど
ちゃんと仕事をしておいてくれてるおかげで
口に入れた瞬間からねっとりとした甘い感じが味わえる。

次は・・炙りトロ

塊から切り出す時から美味しそうなトロで柔らかそうなのが分かったけれど
それでも、ちゃんとしっかりと包丁で切り目を入れていることで
柔らかく握られたふわっとしたシャリと
一緒になってトロも溶けていく感じがする~♪
ちょっと炙ってあることで、余計に脂の甘さが味わえて
すだちのさっぱり感もプラスされて美味しい。

北陸といえばの白海老。

プリっとした身が美味しく、甘~い。

梅貝

コリコリの食感がすごくいいっ!
鮑好きな私にはたまらない食感。

蒸し穴子

笹の葉を敷いて蒸された穴子を少しだけ焼いて香ばしさもアップ
これが本当にふわぁ~っとした身で
シャリと一緒にとろけていく。
笹の香りがほのかに移っていて爽やかな香りもする。

ミニ丼ぶり風

シャリの上に、とろろをかけて
ヅケにしておいた鮪の赤身とウニ!
北海道の昆布を食べて育ったウニらしく
後味も爽やかなウニ♪
そして、少し甘さもあるタレにつけこまれた鮪のヅケの美味しいことっ。

鰻の手巻き

香ばしく焼いた鰻を手巻きで。
胡麻が効いている。
私達が写真を撮ってるので気を使って
巻いて写真用だよ~と出してくれた☆
海苔がすごく良い香りがする。

お味噌汁も出て、ここで一人前が終了~。

でも、私は途中で大好きな鮑がカウンターのところに出てきたのを見逃さなかった。

「まだお腹の具合がよければ
 今日のオススメは、蒸し鮑とか、鮪のヅケや、ネギトロも美味しいよ」
とのことで

(もう予算オーバーでもいいや!ここで鮑を食べなきゃ後悔する!)と
思って、鮑をお願いしてみた。

この蒸し鮑が美味しかった~♪♪
私は元々は、鮑のコリコリ感が好きなのだけど
柔らかく蒸し上げられた鮑は今までに食べたことの無いぐらい
とろっとろの柔らかさ~。

しばらく余韻を味わったほど。

静岡の浜松からわざわざ来たという女性と
意気投合して、
鮪のヅケもいっとく~?ということになる。

ミニ丼の時にも美味しいと思ったヅケがしっかり味わえて
満足~。

ネギトロも食べたいところだったけれど
そろそろ本当に予算が危ないと思って、ここでストップ。

でも、その後のお勘定で出てきた数字が思っていたよりも安くてびっくり!
「えっこれ2人分ですか?」と聞き返したほど。

追加もしたことだし、1万円は軽く越えていると思っていたら
なんと一人5250円だった!なんて良心的。
(あ~ネギトロ食べれば良かった)

隣の女性が持ち帰りで何か出来ますか?と聞いて作ってもらっていたのが
ヅケにした色んな魚介類を真ん中の具材にした
おにぎりの「やじきた」があるということで作ってもらっていた。

これは今から3時間以上経ってから食べてねとのことで
時間を置くことで美味しくなるものらしい。

とっても気になるけれど、値段が分からなかったので
きっと高いだろうと思ってあきらめていたけれど
お勘定があまりにも安かったので、
調子に乗って、私達も作ってもらうことに。
(帰りのサンダーバードで食べようと思って)
1人前2個。

開ける前から海苔の良い香りがしていて、
中には鮪・鯛などの魚介類をヅケにしたものと
食感がアクセントになっている数の子や胡瓜が入っていて
その具の部分を一旦海苔で巻いてから
おにぎりの真ん中の具材にしているので、
時間が経って、丁度良い具合に味が染み出していた。

とにかく、具に辿りつく前から
シャリが一粒一粒しっかり立っていてコシがあって
でもふわりと丁度良い感じで握られてあって
シャリだけでも美味しかったので、
やはりネタの美味しさも大事だけど、シャリも重要だなぁ~と
再認識した。

どれも美味しく、
お値段も思っていたよりもお安く、
お店の人の人柄も良くて、
びびらずに行って良かった~。

金沢に行く際には、是非オススメしたいお店☆