満緑の多摩川にも夕日が射しはじめ、草の影が這うように長く延びて行きます。「キューィ キュー キューィ キュー ・・・」?遠くの空から甲高い鳴き声が近づいてきます。尾羽根が燕に似て、頭が黒く細身の白い身体がスゥーイ スゥーイ ~と横切って行きます。これがホバリングして魚を見つけ、急降下して行く 「小鰺刺」 なんですね。カモメよりスリムな鳥です。
頭を水面に向け左右に動かしながら、獲物を探しているような仕種、羽ばたきが大きくなりホバリング状態になり、翼をV字にした瞬間 身体を下に向け急降下・・・突然の出来事、20m位の高さから水面に飛び込み魚を咥え飛びあがって行く。多摩川にはアジがいないので、コアユサシ?。カワセミと、また違った漁の仕方でした。 【6月25日付け朝日神奈川版】 ● 小田原市の鳥・コアジサシ「不在の危機」 ● こんな記事が載っていた。
小田原市の鳥・コアジサシが「不在の危機」を迎えている。例年この時期、酒匂川河口に近い保護区には、数百羽やってくるが、今年はまだ姿を見せていない。このため、恒例の子育て観察会「ヒナまつり」が初めて中止になった。天敵のチョウゲンボウが付近にすみ着いたことが、飛来減に大きく影響しているらしい。 (朝日新聞 神奈川版より転記) |
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でも、まだ安心してみていられないのが虎ファンの情けなさです。
前に高層マンションに営巣していた、チョウゲンボウは巣を壊されたようで最近見ることができません。
市の動物園に、傷ついたチョウゲンボウが保護されて居ます。
チョウゲンボウでも何かに襲われるのですね。
滑空しているときはゆっくりなので遠くても追うことができるのですが、いざ急降下はまだうまく撮れません。
夕方の散歩がてら、ゆっくり追ってみます。
ここでは川の流れにそって風下からゆっくり滑空状態で、水面を見ながら獲物を見つけると急降下と云った勇ましい漁が見られます。
今の季節、カワウ、サギたち位しかいませんので夕方の食事時を見計らいそーっと見ています。
河口付近に多いので、淀川でも見られると思います。
飛んでいるところを見るとは俊敏なのですが、営巣中は無防備なのでチョウゲンボウに襲われてしまうのでしょう。
東京大田区森が崎にある、汚水処理施設「森ヶ崎水再生センター」の施設の屋上にはコアジサシが営巣できるよう砂利を敷き詰めてありあります。
次のHPの中に写真が載っています。 http://www.gesui.metro.tokyo.jp/odekake/syorijyo/03_11.htm
コアジサシの一連の動きを上手く捉えていますね。
今夜も阪神が勝ちました!ばんざ~い
海で小鯵をその細く鋭いクチバシで突き刺すかと思いきや川で小魚を狙っているんですね。
ホバリングから一気に急降下!!
素晴らしい瞬間を捉えられましたね。
私はまだ「これがそうだ!」という実証を得られません。
またまた「この目で確かめたいもの」がひとつ出来ました。
当時名前が分からず、それに写真にも撮れず確かめることができませんでしたが、このコアジサシにそっくりでした。大きさはユリカモメより少し小振りかな?ぐらいでした。
酒匂川の保護区で人工の砂地も作ったというのに残念なことですね。
チョウゲンボウもエサの豊富な所に巣を構えてシメシメといったところでしょうが、コアジサシが飛来しないとなるとまたどこかへ移動するかもしれません。でもそんなに甘くないのでしょうか。
今年の阪神は繋ぎの野球でとても気持ち良い試合をしてくれるので気分が晴れやかです。