川の中を黒い列が動いています。明るくなってくると3羽の子ガモのカルガモの泳いでる姿でした。こちらの方の動きに気付いたのか、急に背を向けて対岸へ行ってしまいました。少しだけ残された葦の繁みに逃げ込んで行くのでしょう。
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「夕焼けがきれいよ!」 キッチンから声が聞こえる。部屋の窓から西の空を見ると水平線と雲の隙間からオレンジ色の光りの矢が眼に飛び込んできました。低い雲に夕日があたって波立つ雲を朱に染めています。その頃、東の空には虹が。
それではと、土手の上からはと外に出てみると対岸のマンションの屋上から、やはり虹色の火焔がたち昇っていました。ただ惜しむらくは、上空に出ているであろう虹の橋は背景の雲に溶け込んでいて見えませんでした。
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