海杉ブログ 木材を中心に書き残したいことを投稿します

日々、気づいた事、エクステリアウッドのテクニックを書き綴ります。やりたい時、書きたい時だけ、疲れるので笑笑

住宅着工数の減少

2008年07月25日 08時56分04秒 | 建築関連
住宅着工数が落ち込んでいる。

多くの方が、なぜ、落ち込んでいるかと言うことに言及しているが、どのようにすれば、住宅着工数が伸びるのか、と言う問いかけには答えていない。

いつ頃、持ち直すのかと言うことには結構な人が話をしているが、コレも根拠は、あまり述べていない。

全てのことについて言えるのだが、特に経済の問題は、原因がはっきりしてもそれでは、直しようがないことの方が多い。

交通事故で骨折をしたとする。本人は痛いだろう。しかし、原因は、バイクとぶつかったからだ。相手が信号無視だったのだ。

じゃあ、「バイクが悪い」と言って、骨折が直るかと言うことなのだ。経済アナリストもマスコミもここぞとばかりに悪者を作り上げ、攻め立てる。

原因がわかっても、それを是正したり、解決しても結果が伴わないと分かっているのに…。まあ、ウケ狙いだろうか?

悪者を作りたがる人がいる。簡単だが、何の解決にもならない。素人は、そんな人を「すごい!専門家、詳しい人」と思うのだろう。

住宅着工数が減少しているが、その前に小さなバブルがあったことを誰も素人には教えていない。大きなお金が、マンションに動いていたのだ。その資金が、さまざまな要因で引きはじめて、着工数の減少がはっきりしてきたことも原因にはある。

と書くと「なるほど」と思ってくれる方が何人かいるかなあ?

本題である。骨折をすぐに直す方法はないが、痛みを和らげる方法はある。折れた骨が元のように完治するためにギブスをしたり、金物で固定したりする。そして、時間が経たなければならない。

住宅着工数も統計だけではない住宅が増える仕組みを作らなければ、意味が無い。人口は減少している。少子高齢化なども問題である。住宅着工数で一喜一憂するのではなく、次世代の人が住宅を作りやすい環境整備を柱に制度改革をしていかなければならない。200年住宅の提唱もそんな高い理念から生まれているのだろう。

大切なことは、資金を安全に確実に増やすことのでき、長期的なスパンで資金保留のできる楽しみな資産運用システムを作るべきなのです。

短期的な投機の対象になってしまうとその差が大きいがために回復が一向に進まない、もしくは、何かの衝撃で壊滅的なダメージを受けることになるのです。

表現が曖昧で分かりにくいかもしれませんが、安定した資金で健全に伸びることを前提とした腰の強い住宅業界にならなければ、今後は、まったく不毛の時代しかないでしょうね。

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