海杉ブログ 木材を中心に書き残したいことを投稿します

日々、気づいた事、エクステリアウッドのテクニックを書き綴ります。やりたい時、書きたい時だけ、疲れるので笑笑

井戸の清め

2010年02月14日 15時06分58秒 | 古材
井戸をつぶす前に御祓いをしてもらいます。

一升瓶に井戸の水を入れ、神事をおこない、ビンの水に水神様にはいていただきます。




日が暮れて、近くの川に井戸水を返すのですが、いくつか決まりごとがあります。

一つは、無言で行くこと

そして、振り返っては、いけません。

日が暮れるといのは、9時か10時ごろで神様が寝静まった頃です。

神事が終わってその日の内に川に返しにいけなければなりません。

返す場所も海に近い河口付近ではなく上流の海水と交わっていない水に返します。

返す時には、栓を抜き、感謝の言葉と「どうぞお帰りください」と告げるのです。

私たち解体する業者は、水神様を恐れますが、井戸をつぶす時は、息抜きを井戸にいれ、綺麗な砂をいれていきます。

息抜きですが、竹を使います。笹葉を落とし、枝を払い、節を抜きます。

節を抜かないと息抜きになりません。

塩ビパイプを使う業者もいますが、これでは、息抜きになりません。小さな井戸を作っているようなものです。

水神様はとても強い神様で力が完全に抜けるまでに時間がかかるのです。

竹がやがて腐り井戸が詰るまで時間をかけて出て行っていただくのです
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