落差

ブログやSNSで発信するのはいい事だけ、と云う人はとても多いと思います。
スピでも、実際そうではなくてもそう振舞うと現実を引き寄せる、とか云いますし、起業家（もどき）でも、そう云う人、多いですよね。
ビジネス本とスピ本は、実は紙一重と云うか、同じ棚にある事、多々ありますから。

が、発信している事と実際の状況に落差があり過ぎと云う人も、相当数いると思います。
実際そう云う人を何人も知っているので、表に出ている事を見て、嘘はついていないにしても、物は云いようだなと感心する表現も多々お見受けします。
現実を知らない人たちに向けては、幾らでも盛る事もできます。
ただ、よく知っている人も見てはいるので、そこはどう思っているのかなとは思いますが……。

そうする事でいい事があるからやっているのか、弱みを見せないためなのか、その辺がよく分からないのですが、私なんぞは、落差に耐えられないので、出来ません。
他人の考えている事なんでどうでもいいのですが、違いを目の当たりにし、そうではない状況を知っているだけに、その現実を本心ではどう見ているのだろうと思う訳です。
表に出している事と現実の落差が大きければ大きいほど、ね……。

しんどいとか辛いとか、私みたいに文句ばっかり書いているより、嘘でも楽しいとか嬉しいとか、そう云う事を表に出す方がいいのかもしれないけれど、それが出来ないのに無理矢理そんな風にする事も、出来なし、嘘だし……。

何でも正直がいいとは思いませんし、嘘で救われる事もあります。
願い事は公にすると叶うと云う人、秘めていると叶うと云う人、どっちもいます。
最終的な目的地に到達する手段は一つではなく色々あるので、自分に合うものは何か、それを見つけるのが1番難しい事なのかもしれません。

楽しい嬉しい幸せ～と、心底本気で思っていられるからそう書ける、だったら1番いいんでしょうけれどねえ……。
と云うような事を、彼岸の中日に考えました（笑）。