日々、土器実測(仮)

発掘された遺物の図化作業メインのお仕事ブログのはずが、日々の徒然・スピ話ばっかりになっちゃってる日記。

実測図とは

2009年09月22日 | 仕事
今日、私に実測を教えてくれた人と、久し振りにお昼を食べました。
そこに、A3サイズで特に問題もない縄文土器、実測時間65時間と云う図を持参しました。
私の師匠は若干天然が入っている方で、トータル65時間と聞いても、1日は24時間と計算し、3日でも多いねえ
なんて事をしれっとおっしゃるのです。
でも自分でもふと気づいたらしく、とんでもない高い実測図だとやっと気付いた(笑)。
ギョッとしていました。
で、依頼先はお金持なのねえと。
最もな感想だと思います。
お金と時間が有り余ってなけりゃ、あんなバカみたいな単価の図、黙って書かせてる訳がない。
幾らお役所だってね。
それに、この図がOKになるには、まだまだ指摘される点が多数あるのですが、それについても、どうしてそこが
問題にならないのか、きちんと表現されていなければ実測図の意味半減と云う事についても、あれやこれやと
話をしました。
かかる時間と云い、この図に何の疑問も持たずにOKを出す担当者様と云い、摩訶不思議な依頼先ですよ。
何処をどう見ても、凄い図です、あれは。
あれがまかり通っちゃうんですから、色んな意味で恐ろしいです。
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