日々、土器実測(仮)

発掘された遺物の図化作業メインのお仕事ブログのはずが、日々の徒然・スピ話ばっかりになっちゃってる日記。

案外

2018年05月13日 | Weblog
そう云う人ではない、と勝手に思い込んでいた私がバカなのですが、ビックリするほど思慮が浅いと云うか、上辺だけでしか物事の判断をしない(出来ないと云う方が正確か?)人だったんだなと、自分が痛い目を見て気づきました。

セラピーやヒーリングをしている人に、自分が大変だった時に救われたから、今度は自分が助ける側に回りたいと云う思いで始めたと云う人が多かったりしますが、あくまでも私が知っている人に限ってではありますが、そう云う人って、前出の感じの人が多いように思います。
背景とか裏側とか、そう云う見えにくいものは一切見ない。
と云うか、見る事が出来ないと云った方が正確かもしれません。

表面的な事だけで片付くようなクライアントならいいでしょうが、そうではない場合、当然ズレや行き違いが出て来るので、おかしな具合になってくると思います。
でもそれは自分の力量の問題ではなく、別に理由があると思ってしまうのが、このタイプ。

宣伝上手が多いのも特徴?
初見のお客さんは多いけれど、リピーターは少ないと云うのもあり。
で、なぜリピーターが少ないかと云うと、よくなったからと云うような事をおっしゃる。
そんなに簡単によくなるもんかい?と思いますが、それ以外に理由がないのでしょう、いや、ないと思いたい、のか。

宣伝上手なので、期待感一杯で出かけて行くのですが、会ってみると、あれ?と云うか、何度か会う内に違和感が大きくなっていくと云うか、こう云う時の自分の中に芽生える小さな「?」はバカにできないものです。
後々、周り回って聞こえて来る評判で、やっぱりと納得する事も結構あったりして……。

自分が救われたから、スキルさえ身につければ自分も救う側の人間になれると短絡的に思ってしまうのが、なかなかに凄い事だと思いますが、救うより、逆の事をしでかしてる気がする、そう云う方々と出会ってばかりだったので、必要以上に用心深くなり、信じられなくなってしまった者としては、色々思う訳です。

何でもかんでも難しく考える事はないとは思います。
が、簡単に考える過ぎるのもどうかと思う。
特に、心に関わる事においては、力量と同時に人となりってのもかなりの部分を占めて来る訳で、どう考えたって向かないよな、と云う人は、どの世界にもいるのです、どれだけ熱心に学んだとしても……。

人助けは立派です。
が、その前に自分を知ろう。
そこからだ、まずは。