日々、土器実測(仮)

発掘された遺物の図化作業メインのお仕事ブログのはずが、日々の徒然・スピ話ばっかりになっちゃってる日記。

有難迷惑

2011年12月10日 | Weblog
ドラマを見ていて、これだよ、こう云う人が困ったチャンだよ!と思った事があるのですが……。
主人公は、強く明るく元気に激動の時代を生きて行く、みたいなお話なのですが、強いのも明るいのも分かりますが、自分がこうだと思うと周りの事なんかお構いなしに思った通りにガンガン進んで行きます。
自分自身はいい結果になって行くのですが、他人を傷つけても気付かない、云われてハッとはしても自分の非は認めない、自分は悪くないと云う思いを貫くのです。
何だかとんでもセラピストを見ているような気になりました。

自分がどう云う生き方を選択したにせよ、そこに相手を巻き込み傷つけていいと云う理由はありません。
相手の気持ちなんて一切考えずに、自分がいいと思った事をゴリゴリと相手に押し付けて行く。
で、自分はご満悦な訳です。
ところがその事によってごり押しされた相手はちっともいい事なんてなく、むしろ散々な思いをしていたと分かっても、そんなのは知らない、悪い事をしたなんてちっとも思わないのです。

どれだけ自分がいい事をしたと思っても、その結果が傷つけたり酷い目にあわせたなら、どう云う思いであったにせよ詫びるのが当然と思います。
まずはそこから、ですよ、云い訳は。
詫びる事もせずに、結果を自分のやり方だ生き方だなんて云われたら、たまったものではありません。
如何に好意からの言動であっても、誰が頼んだかよと云いたくもなるってもんです。

あのドラマ、見ている人はゴリゴリ押して行く主人公に共感し、強くて明るくてと思っているのだろうかと、私は思ってしまいましたが、な~んか怖いと云うか気味悪いと云うか……。
私が変なのかもしれませんけど、やっぱり好きにはなれない主人公なのでした。