日々、土器実測(仮)

発掘された遺物の図化作業メインのお仕事ブログのはずが、日々の徒然・スピ話ばっかりになっちゃってる日記。

初めの感覚

2010年12月19日 | Weblog
1つの事で高い水準に行ける人は、他の分野にもクロスオーバー出来る。
とあるサイトで見つけたインタビューの一文ですが、何となく納得、分かるような気がしました。
と云っても、他でも本来の分野並みの高水準に行けるかは分かりませんが、そこそこ、或いはそれ以上の結果は出せるのかなと想像します。
そう云う人は、ほんの一握りだと思いますが、羨ましいですね。
何についても可能性が見えている感じがします。

仕事の速度について、早い人はいい仕事をすると云う話があります。
あれこれ迷ったり悩んで何度やり直しても、最終的に1番最初のものが1番よかったと云う結論になったりすると云う話は結構ありますが、気合いと緊張感、それに最初は全身全霊の度合いが1番高いのかもしれません。

何に関してもそうらしいですが、1番最初に感じた感覚、これが魂の声と云われています。
その後に思い浮かぶ否定的な感情のあれこれ、それを排除して1番最初の感覚だけで進んで行かれれば、多分何事も上手く行くのだと思います。
でもこの魂の声を否定するエゴと云うのは、本当に強力・強靭・強者です。
上手く行かない事、囚われている必要のない事のみを増幅させ、それだけに意識を集中させる。
ほんの少しの幸せな気持ちなんて、いとも簡単になきものにしてしまいます。
何とか努力して、あり得ないと思いながらもいい風に考えると云う事をしてみるのですが、どうしても心底思う事が出来ない事は、即エゴが勝利してしまいます。
自分がよくなれるはずがないと云う強い思い込み、この根拠が何処から来ているのか自分でも分かりませんが、これが全てを阻んでいます。

自分の感覚だけを信じてみる、これを短期間でも出来たらどう云う変化があるのだろうと、ふと思います。
でもまず最初にやらなくてはいけない事は、直ぐに出て来る否定的な感情を封じ込める事。
心にも破魔の札を貼れないものかと思います。