小ぶりです

今回書いている坏ですが、今迄になく小ぶりなものばかりです。
大体口径12センチ以内だし底径も5センチ以内、高さも3センチちょいと云う感じ。
本当に小さいです。
これから通常サイズのもの出て来そうですが、今のところ遺構によって大きさが違う感じなので面白いですね。

昨日も書いた事ですが、洗いが激しく磨滅していて、ロクロ線も調整も殆ど書けません。
私は楽ですが、ちょいとねえ。

土器洗いはなかなか厄介で、洗い過ぎると胎土が溶けてしまったりと、接合面や器面に影響が出ます。
かと云って、それなりにしっかり洗わないと土が残って、これまた同じような影響が出る。
洗って注記をし、拾って接合し復元しと、作業の一連の流れを頭に入れておかないと、自分のところで手を抜くと
後にどんどん影響が出ると云う仕事なのでどこでも気を抜けませんが、今は作業が分散されていて、1人で全て
やると云う事がなくなりました。
全部の作業を経験すると、何処で何が大事かよく分かりますが、その辺今はなかなか。
規模も大きくなったので、それ自体難しいのですが……。
そのせいか、口で云っても上手く伝わらないと云うか、なかなか直して欲しいところがよくなりません。
時々逆切れする作業員さんもいたりして（汗）。
いずれ、自分の後に作業する人の事を考えるのは、この仕事に限った事ではないと思います。
先の流れを考えて作業すれば、結果は全然違って来るのですが、自分のところのみで止まってしまうのかなあ。

今日は何となくお仕事したくないモードでした。
一応8個体は実測したけど、この土器で8個体ではねえ。
明日は頑張らなくちゃ、ですね。