日々、土器実測(仮)

発掘された遺物の図化作業メインのお仕事ブログのはずが、日々の徒然・スピ話ばっかりになっちゃってる日記。

時間じゃなくて

2009年11月17日 | 仕事
最近の実測に時間がかかり過ぎている事について、私の師匠に話をしたのですが、実測図に注記
するのは要した時間ではなく、かかった時給なり日給の額にすればいいのにねと云われました。
なるほど、それはいいアイディアかも。
要した時間を見ただけでも充分にビックリはしますが、それを金額に反映させたら、単純にどれだけ
単価が高い図なのか、嫌でも自覚せざるを得ないでしょう。
それを見て何も感じないとか仕方がないと思うようでは、どうしようもないでしょうし。

実測している人もそうですが、その人を指導・誘導出来ない職員もどうかなと思います。
この実測者、もう何年も実測をしていてこの状況です。
実測者を増やすとか変えるとか、この人には何か別の事をさせるとか、幾らでも策はあると思う。
私が勤務していた頃に、異常に要領の悪い人がいました。
同じ事を何度やっても、毎回一から説明をしなくてはならない人で、組んで作業する時は最悪。
この人が帰った後や休みの日に、1人で何度やり直しをしたか分からないほどでした。
でもある1つの事はとても抜きん出ていたので、その人は期限内、ずっとその業務に従事していました。
少数精鋭みたいな職場で、一人で幾つもの事をしなくてはなりませんでしたが、この人だけはほぼ同じ
業務のみ。
自分ではなぜそうなのか分からず不満に思っていたようですが、少ない人数で効率的に作業するには、
こう云う方法しかありませんでした。
でもどんな人にも得意分野はあるはず。
それを見つけてそっちへ移動させるのも策の一つと思いますが……。

実際、実測図を見て、この人の図でなければと云う特筆すべき点は何もないと思います。
基本的な観察や注記が出来ていないのに、時間があった時(それ自体滅多にないと思いますが)に
すべき観察だけは事細かにしてあったり、どうもポイントそのものがズレている気がしてならない。
逆に、これだけ時間をかけてこの程度?と云われても仕方ないでしょうね。
なぜこの人に実測をさせ続けているのか本当に謎ですが、お金持ちな職場で、お金は湯水のように
湧いて来るんですね。