博士の異常な模型愛

異常な模型愛やら異常なクルマ愛やら。

piyo piyo

2021-02-04 06:52:00 | 模型愛
どうも。ジルプラのナンシーちゃん(仮名)の手があんまりなんで途方に暮れているのですが





皆様いかがお過ごしでしょうか。あれかなんかワンピースの人みたいな感じなんか。すげえ変なのはわかるんですが治すには知識も技術も信念もなく、エレベーター内の鏡(車いすの方がおりやすいようにつけてある)の前で自分の手の写真など撮っては見たものの知らん人が乗ってくるというハザードにおびえながらくねくねシナを作る46歳、我ながらなかなか虚しさを抑えきれず、とうとう買いましたよ。給付金あるしね。




大昔学生の時解剖の試験があったのですが、四肢体幹の筋は絶対に出ないとのリーク情報を鵜呑みにしてまったく勉強しなかったわたし(実は出ました)、以来要領と愛嬌で試験を乗り切ってきたもんで筋肉の知識は全くなく、まさかフィギュア制作を目的として勉強をやり直しするとは思っていませんでした(ここ数年三角筋と上腕三頭筋を間違って言ってたのは内緒だ)。この本は美術解剖学ノートとはなっていますがイラスト技術論ではなく、筋の成り立ち(走行や起始停止部)はもちろん、骨学を交えた力学的解説のほか、他生物を含めた比較発生解剖っぽいことも優しい語り口でイラストを交えて解説してありまったく飽きません。こないだのモデルアートの色相特集にしてもこのあたりの領域の韓国パワーはすげえなと思ったのでした。後進にものを教えようとする力→教育に対する本気度が日本と違うなあ(小学生向けのまんがサバイバルシリーズとかね)。偉そうにして昼寝しているウサギさんのような日本、今後どうなっちゃうんだろう。
で、ソッカの美術解剖学ノート後の俺はちょっと違うぜ、腕をぐるぐる眺めますに、こりゃあれだ、尺側手根屈筋と上腕骨内顆が、ないか、なんていいながらいつもどおり勢いは非常によろしいどうりゃっと瞬着を盛ります。







腕橈骨筋もぐいぐいともりますもります。ついでに上腕自体がすげー長い気がするのでちょん切ってつめてやろうかとおもったのですが、よく考えるとこれジルプラも韓国だな、むむむこれひょっとすると長さあってんのかえと妙な韓国リスペクト、肘頭を光パテで伸ばして前腕を伸長しバランスをとることにします。



指はいま細くするとどうせバッキバキに折れるので最後の最後まで細くしませんぞ。で足もちきちき掘ったり削ったりしましたがスカートに隠れてほとんど見えませぬ。胸骨丙のフラットな部分がなくデコルテが妙なのでがっしがしと削ります。




むうう。アトリエイットのリアル系フィギュアを目指してもツクダホビーの音無響子さんくらいにしかならない。なんでだ。三つ子の魂百まで。





コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« フィギュア沼はいい湯だな | トップ | こわれもの »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (エヌエフ)
2021-02-08 07:19:56
美術表現と解剖学。まさにダビンチの領域に踏み込んでますね。さすがプロフェショナル!すごい楽しみ。
返信する
Unknown (ug12)
2021-02-09 23:26:19
アニキこんにちは。実物がすげえ身近にあるミニチュアというくくりでは、カーモデルとフィギュアは似ているし相性がいいと思うのです。
問題はうまく作れるかどうかです。うふふ無理。でも楽しいですよアニキも一丁いかがですか?
返信する

コメントを投稿