博士の異常な模型愛

異常な模型愛やら異常なクルマ愛やら。

Under restoration

2011-06-22 06:49:12 | 250GTO prototype ピラニアモデル 1/43
もうさっさとメタリックグレイをぱー吹きして適当にやってしまえば完成しそうな250GTOプロトでございますが、手がかかればかかるほど思い入れは深くなり溺愛、だからってって背が伸びないトビオくんのことを嫌いになったりしないのが天馬博士との違い、フロンフェンダー横のスリットをブラッシュアップしてました。おっちゃん的には愛想のないヌーボーとした平行四辺形が左右に2つづつならぶこの部分はプロトのプロトタイプっぽさが出ておりとってもお気に入りなんですが、製品のままだともう4つばらばらの四角でその自由さが羨ましい。おっちゃんのmaxで削ったり瞬着盛ったりしてどうにかこうにか左右合わせて4人兄弟くらいには見えるようになってきましたが4つ同一にはほど遠く、目を背けて終わったことにしフェンダーの盛り上がりなどちまちまやっていたのですが、それなりにいろんな部分が少しづつまとまってくると兄弟の不揃いさが気になって気になって仕方がない。スパルタ父さん矯正に着手。

最初はアルミ板貼り付け法を模索、0.2アルミ板にテンプレをガイドに四角をケガいた後にデザインナイフで切り飛ばしてみましたが、びっくりするほど平行が出ず大失敗でボツ。厚みが問題だったんかしらん、0.1洋白とかの方が良かったんかしらんと普段滅多に使わない真剣脳をレッドまで回しましたが、薄い金属を真っ直ぐに切る技術が無いことを自覚、貼り付け法は断念しました。エッチング偉大よねえ。
じゃ諦めてこの子をサーカスに売るかっつーとそんなことは出来ず別の方法を思案、逆立ちしてあばれとうちゃん「ひらめいた!」、じゃーここに帯金を貼り付けて四角をつくるっちゅーのはどーだ! 吐きそうになりながら綺麗に整った車体表面をカービングナイフなどで帯金の厚み分だけげしげし削ります。ぽいんとおぶのーりたーん!とでっかい声で言うと気付けになるでしょう。
さかつうから帯金だけ通販でしこたまかってますのでセレブモデリング炸裂、びしびし適当に(結局適当か・・・いやサイザーなどを使いつつ)はっつけて、おお、まあ、んー、これ以上は無理。でサフを筆塗りして、研磨して、二度目の筆塗り後が写真でございます。
時間がかかっても、いやムシロ時間をかければかけただけアッチこっちが汚くなり完成度はある意味低くなりますが、個人が車の模型を作って遊ぶっちゅーのはこーゆー事なんではないかと最近思ったりしています。ちまちま、自分の気になるトコロを自分の好きな方法で作るのが、自分の満足につながるんでは。飾って嬉しければ尚良いなあ。
コメント
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