都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
帯広市出身の「片瀬チヲル」さんのトークショウに行ってきました。
彼女は「第55回群像新人賞新人文学賞優秀作」受賞した女性です。
片瀬チヲルさんに読みどころ聞く
2012年06月30日 14時14分
帯広市出身の作家片瀬チヲルさん(21)=本名非公表、明治大4年=の小説「泡をたたき割る人魚は」(講談社、1365円)が7月5日、単行本として発売される。第55回群像新人文学賞優秀作に選ばれた作品で、片瀬さんに読みどころや今後の目標などを聞いた。
-小説の内容は。
恋愛のできない女の子が、それならば魚になってしまおうという非日常の描写が多い作品。小説でしかつくれない世界観を見てほしい。
比喩にこだわり、描写は書いていて止まらなかった。冒頭の「海と砂浜の境目にはっきりと線を引くことができるだろうか」は特に気に入っている。言葉にすると断定してしまうが、世の中にはっきりしていることはあまりないとの思いから、人魚のうろこと皮膚の間の描写などの境目にもこだわった。
―抜粋―
はじめての、トークショウでぎこちない彼女のしぐさは、とても好感が持てました。
彼女は、地元の「郷土作家アンソロジー」の最優秀賞を高校生で受賞し、大学入試のときに「芥川賞」をとるから入学させてほしいと言ったそうです。就職活動はせずに、アルバイトをしながら小説を書いていきたいと、目を輝かせていました。
若いっていいですね。何でもいえる未来があります。
小説の論評については私などが言える立場ではありませんので差し控えますが、21歳の若々しい表現力は選者の先生方にも評価されています。
本人は気づいていなかったようですが、当地ならではの言葉も出てきます。
彼女は、「お金持ちか、貧乏かは分かりませんが30年後にも、小説を書いていると思います」と言っていました。
彼女の人生初サインは私がいただきました。
小説(純文学)があまり売れない昨今、もし興味がありましたら「泡をたたき割る人魚は」(講談社、1365円)に投資をしてみてはいかがでしょうか・・・。
したっけ。