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都月満夫の短編小説集2

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「“々”は文字なのか?」について考える

2012-04-10 08:05:22 | 雑学・豆知識・うんちく・小ネタ

「々」は、同じ漢字が連続するときに使います。「我々」、「人々」、「時々」、「久々」、「偶々(たまたま)」などと使います。

そのほかに、苗字や名前でも使われています。「佐々木」、「野々村」、「奈々子」、「寧々」などがあります。

これらに使われている「々」って、いったいなんなのでしょうか。

実はこれ、「記号(符号)」なのです。漢字ではなく、もちろん平仮名や片仮名でもありません。辞書によっては、「々」は和製漢字となっていて、「ノ部」の扱いになっていますが、正式な漢字とはみとめられていないようです。

同じ文字を繰り返して使うときに使う記号で、「おどり字(踊り字、躍り字)」のひとつです。片仮名の「ノ」と「マ」をつなげたような形なので「ノマ点」といわれるようですが、正しくは「同の字点」です。

Photo_2 前の漢字一字を繰り返すときに使われます。「繰り返し記号」ともいいます。ただ、反復記号であって、特定の読み方というものはありません。

「々」は、中国で同じ文字を繰り返すという意味の「重文号」が、日本で変化したものとされているようです。早くも殷の時代から、同じ字が続くときに一字だけ書き、繰り返しを表す記号を付け足すことが行われていたそうです。

紀元前900年頃に小さい「二」を用いて「子子孫孫」を「子」と書いた、「子子孫孫寶用」(子々孫々まで宝として用いよ)というものがあるそうです。

この小さい「二」は、もちろん縦書きのときに限ります。

の‐ま【々】

《「ノマ」と書くことが多い。「々」が片仮名の「ノ」と「マ」を組み合わせたようにみえるところから》踊り字の一種「々」のこと。

大辞泉

ここで、疑問が浮かびます。「記号」を「苗字」や「名前」に使っていいものなのでしょうか。

戸籍法と戸籍法施行規則によって、人名に使える文字は「漢字」、「ひらがな」、「カタカナ」と定義されています(戸籍法施行規則第60)。しかし、「々」はこのどれにも含まれないため、扱いが曖昧でした。

そこで、昭和56914日付けで法務省民事局長から通達が出されており、 直上の音を延引する場合に用いる「ー」、同音の繰り返しに用いる「ゝ」「ゞ」、同字の繰り返しに用いる「々」は名前に使えることになっています(法務省民二第5536号通達「戸籍法施行規則の一部を改正する省令の施行に伴う戸籍事務の取扱いについて」)。

ですから、「イチロー」は使えるのです。

「会社-社長」「民主-主義」のように意味が区切れる場合は使用しないことが原則です。

しかし、「公演会々場」のように使われることもあります。

特に、結婚や葬式に関しては、同じ漢字を直接繰り返すことは、再婚や不幸の繰り返しを連想させ縁起が悪いため、「結婚式々場」、「告別式々場」と表記するのが慣例のようです。

「おどり字」には、ほかにも種類があります。パソコンで「おなじ」または「どう」を変換してみてください。いろいろ出てきます。解説もしてあります。

おどり‐じ〔をどり‐〕【踊り字/躍り字】

国語で、同じ漢字や仮名を重ねるときに用いる符号。「あゝ」の「ゝ」(一の字点)、「いろ?」の「?」(くの字点)、「国々」の「々」(同の字点、もしくはノマ)、「各<shapetype id="_x0000_t75" stroked="f" filled="f" path="m@4@5l@4@11@9@11@9@5xe" o:preferrelative="t" o:spt="75" coordsize="21600,21600"> <stroke joinstyle="miter"></stroke><formulas><f eqn="if lineDrawn pixelLineWidth 0"></f><f eqn="sum @0 1 0"></f><f eqn="sum 0 0 @1"></f><f eqn="prod @2 1 2"></f><f eqn="prod @3 21600 pixelWidth"></f><f eqn="prod @3 21600 pixelHeight"></f><f eqn="sum @0 0 1"></f><f eqn="prod @6 1 2"></f><f eqn="prod @7 21600 pixelWidth"></f><f eqn="sum @8 21600 0"></f><f eqn="prod @7 21600 pixelHeight"></f><f eqn="sum @10 21600 0"></f></formulas><path o:connecttype="rect" gradientshapeok="t" o:extrusionok="f"></path><lock aspectratio="t" v:ext="edit"></lock></shapetype><shape id="_x0000_i1025" type="#_x0000_t75" style="WIDTH: 9pt; HEIGHT: 12.75pt"><imagedata o:href="http://dic.yahoo.co.jp/images/V2/yh_gaiji/l/02572.gif" src="file:///C:DOCUME~1OwnerLOCALS~1Tempmsohtml11clip_image001.png"></imagedata></shape>」の「<shape id="_x0000_i1026" type="#_x0000_t75" style="WIDTH: 9pt; HEIGHT: 12.75pt"> <imagedata o:href="http://dic.yahoo.co.jp/images/V2/yh_gaiji/l/02572.gif" src="file:///C:DOCUME~1OwnerLOCALS~1Tempmsohtml11clip_image001.png"></imagedata></shape>」(二の字点)などの類。重ね字。送り字。畳字(じょうじ)。繰り返し符号。

大辞泉

二字以上の場合は「くの字点」が使われます。

記号

呼称

使用法

「ゝ」「ゞ」

一つ点

平仮名一字を繰り返すときに使います。濁音がつかず繰り返すときは「ゝ」、濁点をつけて繰り返すときは「ゞ」。

「いすゞ」

「こゝろ」

「たゞ」

「ヽ」「ヾ」

一つ点

片仮名用のものです。

使い方は平仮名用と同じで、カタカナを繰り返すときに使います。

「ハヽヽ」

「〃」

ノノ点

文字や数字、文章など、まとまりを繰り返すときに使います。

※同上の意味

「?」

くの字点

二字以上の縦書きの場合

知らず知らず

Photo_3 二字以上の場合は「くの字点」が使われます。

そのほかに、「?」、「?」、「?」、「?」、「仝」などがあります。

よく「馴れ馴れしい」という言葉を見かけますが、初々しいなどは「々」を使うのに「馴れ馴れしい」の場合は「々」を使わないのは、一文字ではないからです。

「仝(どう)」は文字のひとつであり、特殊な漢字として扱われることがあります。「同」の「古字」とされています。「仝じ(おなじ)」「仝一人物(どういつじんぶつ)」といった使用例があるようです。

一般に、繰り返しを表す記号として用いられ「同上記号」という。

ちなみに、建設業界では、「仝上」、「仝右」などと現在も使用されているそうです。

Photo

したっけ。

コメント (8)
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倉内佐知子

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