徒然写真帳

郡上でX人で始めたブログです。管理人の転居により、下呂、美濃、岐阜、恵那、下呂を経て一宮発のブログに!

ミズナラ

2015-10-13 20:16:57 | Weblog
 今日、クラフト用にと拾われてきたミズナラの果実、いわゆるドングリを見ていたところ、今月4日に白山登山を終え白水の滝へ続く遊歩道沿いを歩いていた時に見たミズナラの巨木のことが思い出されます
 見ていた時は、こんな大きなミズナラがあったんだ?何度も訪ねていたのですが幹回りは5mだと思われる巨木に気が付いていなかっただけなんですが。
 ミズナラはカシノナガキクイムシの影響で随分枯れてしまいましたが、ここ数年は急速に被害が少なくなってきていて少々ホッとしているところです。
 さてこのミズナラは木材は家具材として使われ昔はジャパニーズオークとして輸出されていたとのこと。
 今は輸出されるようなことはありませんがミズナラで作られた家具は魅力的で人気があります。
 私の住んでいる下呂市の冷温帯に属する区域の極相はヒノキ・ミズナラ混交林となっていることからお馴染みの樹木です。
 近縁種であるコナラと比較すると大きくなり樹形も猛々しくミズナラの巨木に出会うと、その迫力に圧倒されます。
 冷温帯の代表する樹種の一つでブナと競合するのですが、ブナと比較して雪に弱く日本海側の豪雪地帯では純林となることは無いことから内陸の冷温帯に適した樹木なのかな?と私は考えています。
 今は食べられることは稀ですが堅果は昔は重要な食糧として活用されていたことが数々の資料から分かります。
 私の愛読書である斐太後風土記にも楢が産品として登場するし益田郡誌においても食料に関する記述がありますので木材利用というより食料として重要な樹木と考えられていたのでは無いかと思います。
 書き出したら切りがないほど様々な利用があるミズナラですが、今ではドングリ拾いと家具材として利用されるぐらいしかなくなっているように感じています。
 私が好んで歩く位山三山の山域ではミズナラは先に書きましたがヒノキと混交します。
 私はこの森が好きで毎年欠かさず歩くのです。(管理人)


                   芽吹き
                   
 
                   未完熟子、葉はコナラと比較すると葉柄が短くパッと見無いように見えます
                   


                   堅果、殻斗はドングリの帽子と言われますが実際に観察するとお椀です
                   

                   秋は黄葉または褐色に染まります
                   

                   子供に人気のドングリ!昔は貴重な食糧となった堅果です
                   



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