おはようございます。
職務経歴書の説明は終わりました。最近は応募書類に、履歴書と職務経歴書に加えて、自己PR文を提出させる企業が増えてきたようです。自己PR文は文字通り、自分を宣伝する資料です。まさに応募者のカタログと言うべきものでしょう。
車のカタログを例に考えてください。高級感をアピールするカタログ。技術をアピールするカタログ。利用シーンをアピールするカタログが代表例として考えられます。クラウンやベンツやBMWの高級車のカタログなら高級感が適しています。
画期的なエンジン性能のなどの技術力をアッピールするのもありです。フェアレディやスカイラインならそれも結構でしょう。貴方がスポーツカーに例えられるノウハウを持つ人で、スカウトされているならそれも良いでしょう。
でも、今説明したいのは、フィットやビッツに相当する大衆路線の人に最した自己PR文の書き方です。この前提条件があると考えて、以下の説明を読んでください。高級路線や技術路線を好む人は別です。
顧客である募集企業が貴方を使い減りしない、お得感のある人と思える表現が前面にあるカタログが必要なのです。即ち単刀直入に利用シーンが必須。使い勝手を想定できる資料が必要です。大学入試の自己推薦書とは狙いが違います。
両者の書き方の基本は同じです。結・承・起と事実に即し書き、起承転結ではなく、転を省くのが基本形です。でも、大学の自己推薦の面接官が望むのは、勉強したいと言う熱意です。熱意を継続できる人だと、過去の事例から説明します。事例は部活でも趣味でも構いません。もっともAO試験なら、自己推薦の言葉を大学のAO方針に一致させて書きますが。
一方、転職者や会社経験者が書くべき自己PR文は過去の業務実績、または過去の業務で身につけた知見です。それらを活かし、キャリアパスを高めたいと願う表現が必要です。あくまで自分が描いたキャリアパスの過程に沿って、続きの夢を応募企業で実現する熱意の表現が必要です。
熱意と人柄は合格の前提条件ですが、それらは全体の文章からにじみ出ていないといけません。その表現を書くコツの根本だけ今日は言います。自己PR文は仮想の面接、または疑似面接と思ってまとめることです。しかも文面は、面接者が商品である貴方の利用シーンを具体的に想像できなければいけません。
一言で言えば、koderaの4項目の小論文箇条書き法の極端な例です。結・承・承・結と畳み込む書き方をお勧めします。過去の記事で何度も小論の書き方は説明しました。勉強したい人は小論文で検索し、参照してください。小論の書き方としてはほとんど繰り返しです。明日から企業経験者用の自己PR文の書き方を詳説します。くどくなるのはお許しあれ。
今日はここまでにします。