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自己PR文の特殊性

2018-01-27 04:21:20 | 小論文

 おはようございます。

 自己PR文は小論文の一種ですが、かなり特殊性があると私は考えています。学生の就職活動に必要な自己推薦文のような小論文と似ているようで違います。大学の自己推薦などの時間内に小論試験をする書き方と全く違います。

 まず転職者は時間制限やある時までに新しい会社を決めなければいけないわけではありません。現在定職のない人も、焦って会社を決めてもろくなことはありません。しばらく、私の相棒のように倉庫番でもして、徹夜作業をして生活費を稼いでも良いわけです。

 私の犬仲間の飲み仲間には駐車場管理者を派遣する会社に勤めている人もいます。身分は不安定のようですが、気楽な人生ももう何年も送っています。もう40代に見えますが、夜間の仕事もあります。仕事はきつくてもお金にはなるようです。

 時間内に仕上げる必要のある小論文はざっと書いて、校正しながら一発勝負で書くことになります。大学のレポートなら2回程度の書き直しで提出することになるでしょう。就職用の自己紹介や業務の希望などの文章も、訪問時の時間内もあります。郵送なら大学のレポート並みの校正になるでしょう。

 時間制限がある場合やすぐに完成させたい小論文が一般的かもしれません。この場合、制限文字数の8割程度で下書きし、目視で校正しながら書き上げるのが常套手段になります。やや完成度の低い文章になりますが、他の人も同程度の完成度です。4項目の箇条書きの骨格がしっかりしていたら、十分に差が付きます。

 しかし、自己PR文の小論文には明確な制限時間も期間もありません。書き方が全く違います。この場合は、むしろ昔の文豪の書き方に近いようにも思えます。時間をかけて、何度も推敲し、完成度をどんどん上げるわけです。完成させる時期に拘らず。

 すなわち4項目の箇条書きを書いた後、順番を入れ替えて、ざっとまず平文に直します。そして、副詞や形容詞や形容動詞やそれらの句をできるだけ具体的な固有名詞や数詞で置き換えてゆきます。全ての文を短くして、具体性のある表現に変えて行きます。

 すると誰もが2000字を越える文字の数になるでしょう。そこから600字から800字程度の文章にそぎ落とすのが最善の文章を創る秘訣だと私は考えています。しかし文字数を減らしての推敲は時間がかかります。一方、文字が増える校正は時間がかかりません。

 ですから、自己PR文の小論の書き方は特殊であり、昔のラブレターや文豪の手法や私の本の執筆に似ていると考えています。書くことで成長します。

 今日はここまでにします。

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