goo blog サービス終了のお知らせ 
テルミンとJAZZ
テルミンやマトリョミンの話。私、こちろうこと相田康一郎のプロフィールは左メニューバーのCATEGORYを。
 



(昨日の記事の続き)

終演後は、しばらくして控え室からステージ下に出て行き、フロアに残っている方々と交流した。お年寄りからお子さんまで、マトリョミンを目を輝かせて試していたのはいつもの光景。ロシア人の方もおられ、私のタイス(マトリョミン)もロシア人のおじいさんに弾いてもらったり、小学生の女の子に弾いてもらったりした。ロシア人のおじいさんは「ともしび」になんとか聞こえる曲を弾いてみて、英語で「私は初めて弾いたんだが、どうだスゴイだろう!、ん?」とうれしそうに自慢してた。私はもちろん「オーチン、ハラショー!」と応え、おじいさんとマトリョミンとの2ショット写真撮影に2回デジカメのシャッターをきらされた。万博会場でのロシア人は陽気だ。

タイスは体がロシア、中味が日本の混血だが、体のふるさとロシアに写真で里帰りだ。どこの誰に自慢げにみせびらかされるのだろうか。きっとあのおじいさん、「ワシはこの珍しくも難しい楽器をこともなげに弾いて見せたのさ、ワッハッハ。」と言うに違いない。

いつかは、タイス本体の里帰りについてロシアを再訪したい。


ロシア館の展示物はすぐ見終わってしまう。やはりメインはマンモスの骨。そばに胃袋の断面とかマンモスの毛とかもあった。売店には30ピースマトリョーシカも売っていた。5万円とか8万円とかの値つけだったように思う。マンモスはキャラクターグッズも出ており、マンモチャンとか言ってぬいぐるみその他になっている。

他のパビリオンとか全く見ないで帰ってきた。なんとか、評判高いチェコ館のビールにはありつけた。ただし黒ビールが売り切れていたのが残念。
あまり内容見てないのにテキトーなことは言えないが、愛知万博全体をじっくり見たら楽しいだろう。


いつものことであるが、これもスゴイと思うのは、竹内氏がコンサートに必要な全ての機材を持込まれていたこと。この日は会場のPAは一切使えず、中型のアンプ付きスピーカー3台、ステージ用スピーカースタンド2本。もう1台イーサウェーブ用の小型スピーカー1台、マイクはおそらく5本、マイクスタンド多数、さらには電子ピアノ一式(モニタースピーカー含む)と、もちろんテルミン(シリーズ91とイーサウェーブ)。加えてミキサーにケーブル山ほどなど。あ、ビデオカメラに大型三脚もだ。
これだけ全部を決して大きいとはいえないワゴンに詰め込んで、会場入りされ、瞬く間にセッティングして、音出しチェックしてしまう。元プロのPAエンジニアの面目躍如といったところである。


今回のマーブルでは難曲にも挑戦でき、それも成功して、大変楽しかった。

名古屋駅との往復もメンバーの助けで簡単だったし、何も考えず、ただステージに出て演奏するだけでいいなんて、なんてラクチンなんだろう。ちょっと遠いこと(東京駅7:36発、名古屋駅20:53発)は、この楽しみに比べればなんのことはなかった。

コメント ( 7 ) | Trackback ( 0 )