テルミンとJAZZ
テルミンやマトリョミンの話。私、こちろうこと相田康一郎のプロフィールは左メニューバーのCATEGORYを。
 



オンライン会議システムzoomの初期設定では、会議用に人の声以外の音は雑音としてカットするような設定となっている。また、音量が小さくなってもカットされてしまう。それを外すような詳細設定があるので、やってみた(※1)。また、パソコンやスマホ備え付けのカメラやマイクより高品質なものを使ってパソコンに取り込むこともやってみた。(※2)
※1・・・「設定」→「オーディオ」→右下の「詳細」から、「連続的な背景雑音の抑制」を「無効化」。同様に「断続的な背景雑音の抑制」も「無効化」。「エコー除去」は「自動」でも「強度」でもどちらでもお好みによって設定。「マイク音量を自動調整します」を「オフ」にするとより高音質になるかもしれないが、音割れの可能性あるのと、音が小さいと聞こえにくくなるので、「自動調整」は「オン」がおすすめ。
※2・・・マイクで拾った音をオーディオインターフェイス経由でPCに。映像はミラーレスカメラのHDMI出力をVideoキャプチャーデバイスでUSB3.0でPCへ。また、ネットへの接続はLANケーブルでルーターへ。


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写真のCDはビルエバンスの名盤であるワルツ・フォー・デビー。BOOKOFFで今年に入ってから
幸運にもみつけだして980円で手に入れたもの。ビクターVDJ-1536。
このCDはDISK UNIONに持ち込めば(今コロナ禍で休業中かと思うが)、1,500円の買取価格が
付く。販売価格は同店だとその2倍くらいか、と想像する。ヤフオクでみても、3,500円とかになって
いる。
なぜ、この1986年の国内初期盤に高値がついているかというと、「音がよい」ということである。
「音がよい」ということの内容には、「正しいマスターテープを使った正しい音※」という意味が
含まれており、近年のどぎついリマスタリングとは異なる、ということらしい。
このCDを推薦している書が嶋護(SHIMA MORI)氏が書いた「ジャズの秘境(今まで誰も言わな
かったジャズCDの聴き方がわかる本)」であり、上記※印は同書のなかにある、このCDを評した
文言の一部である。
BOOK OFFにいったときに、もしや、と思って手を伸ばし、たまたまこの貴重な国内初期盤を手に
入れることが出来て、大変うれしかった。
このワルツ・フォー・デビーのCDで私が所有していたのは同じくビクターの高音質XRCDの
1998年盤VICJ-60141であり、「高音質盤だけあって、さすがにいい音だなあ」と思って聴いて
きたものだったが、VDJ-1536と聴き比べると、やはり「わざとらしさ」を感じてしまう。これは嶋氏の
著書を読んだことによる刷り込みとかではなく、あきらかな違いがわかるレベルである。
高音質盤とか、最新リマスタリングとかいう売り文句に惑わされないようにしよう、と思った次第
である。


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今年は3つの楽団をお楽しみいただきます。
いずれも小編成ですが、
パンダ楽団、The Moon Islands、そしてニチェボー!


性懲りもなくパンダマスターがまたもや来日するのかどうか、
日本中の注目が集まるところですね。

柴猫軒の美味しいドリンク(アルコールもOK)や猫顔カレーやスイーツなども
お楽しみいただきながら、クリスマスナンバーをお楽しみください。
絵や小物類など猫好きの方にはたまらない空間です。そうでない方にも
落ち着ける空間です。

日時:2018年12月23日(日)16:00開場、16:30開演
場所:柴猫軒
住所:東京都大田区大森北1-36-9 1F(JR京浜東北線大森駅徒歩3分)
入場料:1,500円(ワンドリンク込み)
ご予約は柴猫軒まで:電話03-3298-5223 shibanekoken@gmail.com









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東急セミナー自由が丘校で私が担当するテルミンとマトリョミンの講座のご案内です。
10月期(3カ月全6回)の講座が10月14日(土)からスタートします。
初回の10月14日(土)は1000円体験講座の設定もあります。

詳細は東急セミナーBE自由が丘校窓口にお問い合わせください。HPはこちら

テルミン・マトリョミンを弾こう!
原則第二第四土曜 15:45-17:45
…楽器は講師のものをお使いいただきます。直近ではみなさんテルミンを練習して
おられますが、マトリョミンもお教えできますので、どちらかお選びください。
6回のうちテルミン、マトリョミン取り混ぜて両方練習されても結構です。
初心者の方大歓迎。


テルミン上級クラスはマンツーマンの完全な個人レッスンです。現状満席ですが、
来年1月以降の開講予定については東急セミナーにお問い合わせください。

みんなのマトリョミン アンサンブルクラス
原則第二第四土曜 19:15-18:30
…楽器(マトリョミン)とミニアンプなど合奏用の機材は毎回ご持参いただきます。
最初の教室のときにご案内しますので、初回は楽器のみご持参いただければ結構です。
テルミン式指使いでの演奏ができることを受講条件としています。初心者でご不安
のあるときは15:45からの個人レッスンを先に受講されるか、他の教室で基礎的な
練習をお願いします。

以前の東急セミナーの案内で、「東急セミナーでの受講歴ある方が対象」のように
記載されていたことがあったようですが、それは間違いです。

だあしゑんか(四谷三丁目のチェコ料理屋さん)でのマトリョミン講座も10月から
来年1月までの予定が決まりました。
詳細はmaminkaさんのページをご覧ください。


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マチネの終わりに
平野 啓一郎
毎日新聞出版

数日前に読了した小説の終盤、全く予期しなかった箇所に「テルミン」が出てきた。
出てきた、といっても主人公のギタリストが「ベルギーのテルミン奏者の
コンサートに共演し、何曲かは伴奏をした」というだけであったが、、。
しばらくして、作者である平野啓一郎はなぜに「テルミンの伴奏」という設定
にしたのか、考えた。ギターが伴奏する楽器って普通何が思い浮かぶだろうか?。
うーん、ふつうは楽器というか、歌、かな、、。あえてテルミンにした理由は
いかに?。
主人公のギタリストはクラシックギターの名手でありCDもたくさんリリースして
いるし、海外も含めてコンサートを数多く成功させてきた名演奏家である。
ユーモアがあり面白い話でその場にいる人たちを笑わせるのも得意。その主人公
が「テルミンとの共演を興味本位で引受けて、それなりに楽しんだ」という設定
であった。多くの読者にとって、「テルミン」というところにひっかかりが
あったのかどうかも気になるところだが、テルミンのことを知っていても
知らなくても、スーッと通り過ぎることが出来る場面ではあった。つまり、小説
のなかでは、さほど重要な箇所ではなかったと思う。一時期、全くギターを手に
することすら出来なかったほどのスランプに陥った主人公が立ち直った後、普通
に「お仕事的な」演奏も出来るようになった、音楽家としてのいわゆる日常を
描いた場面。そんな場面になにげなくテルミンが使われたことにテルミンを演奏
し、演奏指導する者としての喜びを感じた。ハンニバル・レクターがテルミンを
たしなむという設定には、相応の意味性が付与されている感じが濃厚だった
けれど、この小説のなかでのあまりにも自然なさりげないテルミンの取り上げ
られ方に、そして実は世界的な大手のレーベルが「美男のベルギー人テルミン
奏者」を推している、という設定にも喜んだわけである。
脱線したが、なぜ、テルミンだったのか。テルミン奏者であれば特定の演奏家を
想像させにくいし、あくまでも「共演し、少しは伴奏もした」ということについて、
実像を薄める効果があったのではないか。それが作者にとって必要だったのでは
ないか、と思った。つまりは小説の展開におけるある意味技術的な配慮という
ところではなかろうか。
先日、Facebookに「ギター奏者が主人公の小説を読んでJAZZギターのCDを購入」
という記事をUPしたが、それがこの小説であった。そのCDを買ったお店は
クラシックとJAZZが同じフロアーで、この小説とタイアップした福田進一さんの
同名CDがクラシックのコーナーの棚に目立つように陳列されていて、さらには、
ジャケットにもこの本の表紙の写真ががそのまま使われていて、ちょっと
気恥ずかしくて買えなかったことを告白する。
これからamazonでポチる。恥ずかしい、っていうのは、恋愛小説が売れて、
その「完全タイアップ」というあざとさにひっかかっている、ということと、
「大人の恋愛物語」に浸っている、ことが店員さんにバレバレという恥ずかしさ
のダブルパンチ。
あ、そうそう、物語は40歳くらいの音楽家とジャーナリストの恋愛小説で、
新聞に連載され話題を呼び、連載終了時は「マチネロス」なる言葉も生まれた
ようだ。音楽、映画、文学などの芸術に関する深い知識と考察、近現代史の
闇の部分を取り上げつつ、音楽家の苦悩や分別ある大人の男女が魅かれあう想い、
すれ違いの哀しさ、引き込んで読まされた。含蓄あるセリフもちりばめられており、
今度は福田さんのギターをCDで聞きながら再読したいと思う。

ちなみに、竹内正実先生のCD「ヴォカリーズ」のオビ文は平野啓一郎さんの寄稿
によるものだった。

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8月は7日(日)に浜松で第二回のマトリョミン全国大会に参加しました。

今回はマトリョミンアンサンブル・ニチェボー!とはふだんがくだん(東急
セミナーBE自由が丘校のみんなのマトリョミン アンサンブルクラス)との
合同楽団で演奏してきました。
マンダリンエレクトロンのFacebookページへのリンクです。

全国から集まってきたたくさんのマトリョミンアンサンブルを一挙に聞く
ことができる催しですが、演奏はもちろん、それぞれのステージの工夫が
楽しく、刺激になりました。

8月11日には早稲田のスコットホールで日露合同テルミンコンサートに
Mable&Daのメンバーとしてマトリョミンアンサンブルをやってきました。
テルミン博士の血をひくナターリアさんとピョートルさんのテルミンの演奏
に心が震えました。
これは「ロシアの声」アナウンサーで東京特派員のいちのへ友里さんの
Blog「ロシア文化フェスティバBlog」へのリンクです。

9月19日(月・祝)は全日本テルミンフェスにブルーステルミン
奏者として演奏です。ブルースハープの名手大橋伸行氏と初共演します。



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4月期(3カ月全6回)の講座が4月9日(土)からスタートします。
募集開始は3月2日(水)からの予定。教室の見学や体験もできます。次回の
開講日は3月12日(土)その次は26日(土)です。見学や体験をしてから
お申し込み決めていただけます。
詳細は東急セミナーBE自由が丘校窓口にお問い合わせください。HPはこちら

テルミン・マトリョミンを弾こう!
原則第二第四土曜 15:45-17:45
…楽器は講師のものをお使いいただきます。直近ではみなさんテルミンを練習して
おられますが、マトリョミンもお教えできますので、どちらかお選びください。
6回のうちテルミン、マトリョミン取り混ぜて両方練習されても結構です。
初心者の方大歓迎。


みんなのマトリョミン アンサンブルクラス
原則第二第四土曜 19:15-18:30
…楽器(マトリョミン)とミニアンプなど合奏用の機材は毎回ご持参いただきます。
最初の教室のときにご案内しますので、初回は楽器のみご持参いただければ結構です。
テルミン式指使いでの演奏ができることを受講条件としています。初心者でご不安
のあるときは15:45からの個人レッスンを先に受講されるか、他の教室で基礎的な
練習をお願いします。


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テルミン(相田康一郎)とマトリョミン(ニチェボー!)の金沢ツアーを
11月の3連休に行います。詳細は以下のとおりです。
金沢近辺の方、ぜひお越しください。

電気振動で奏でる秋の金沢1.2.3.

1.11月21日(土)14:00-14:45
ポルテ金沢地下1階アトリウム 
入場無料

2.11月21日(土)18:30-19:15
NOEL有松店(金沢市有松2-3-30)
ミュージックチャージ1,000円(別途1ドリンクのご注文お願いします)

3.11月23日(月・祝)14:00-14:45
しいのき迎賓館 しいのきプラザ「しいのきコンサート」 
入場無料

テルミン(相田康一郎)
ピアノ伴奏(檜垣紀子)
マトリョミンアンサンブル・ニチェボー!










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10月期(3カ月全6回)の講座が10月10日(土)からスタートします。
テルミンかマトリョミンの個人レッスン講座、マトリョミンアンサンブル講座
ともに余裕があります。新しい練習のお仲間募集中です。詳細下記のとおりです。

見学や、体験、途中からの受講も可能ですので、窓口にお問い合わせください。

テルミン・マトリョミンを弾こう!
原則第二第四土曜 15:45-17:45
…楽器は講師のものをお使いいただきます。直近ではみなさんテルミンを練習して
おられますが、マトリョミンもお教えできますので、どちらかお選びください。
6回のうちテルミン、マトリョミン取り混ぜて両方練習されても結構です。
初心者の方大歓迎。

みんなのマトリョミン アンサンブルクラス
原則第二第四土曜 19:15-18:30
…楽器(マトリョミン)とミニアンプなど合奏用の機材は毎回ご持参いただきます。
テルミン式指使いでの演奏ができることを受講条件としています。初心者でご不安
のあるときは15:45からの個人レッスンを先に受講されるか、他の教室で基礎的な
練習をお願いします。
教室案内はコチラ(Mandarin Electron社サイトへのリンク)


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昨日は猛暑のなか、久しぶりにマトリョミンアンサンブル・ニチェボー!の
練習会を開催しました。いつも公共の施設をお借りして練習していますが、
昨日も都内某所の施設をお借りしました。

同じ時間帯、お隣の部屋には「歎異抄を読む会」とかの看板が出ています。
わかりやすいですね。我々の看板は「ニチェボー」ですから、係の方にも
ちゃんと読んでもらう(カタカナを正確に発音してもらう)ことすら難しい
のが常です。あと、ちょっとした不満点は勝手に「!」を外されてしまって
いることです。よくあります。それはともかく。今回の会場は防音が整って
おらず、外に出て音を聞いてみるとダダ漏れです。隣の部屋との壁はちゃんと
しているのですが、部屋への出入り口の木製の扉がうすっぺらくて通風の
ための隙間も多数あり、隣の部屋からの音がかなり聞こえてきてしまいます。
我々の練習開始直前は「お経」のような声が聞こえてきました。結構な人数が
集まっていらっしゃるようです。おそるおそる我々もいつもより小さな音で
練習を始めましたが、仏教の教えを学ぶために集まっておられるお隣さんは
どんなことを想像しながら我々の音を聞いておられるだろうかと思うと、
なにやら不思議な感覚でした。

いつか、声明のような音楽(?)をマトリョミンの合奏でやれないだろうか、
と思っていますが、五線譜は無く、おおぜいで調子を合わせていくのは大変な
時間がかかりそうなことなど、いくつかの壁があります。そのうち挑戦して
みたいと思いついてから5-6年は経っていると思いますが、最近は忘れがち
だった声明への挑戦についてまた考えてみたいと思った暑い夏の日でした。


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