徒然にふる里を語る

 一市井の徒として、生まれ育った「ふる里」嬬恋村への思いをつづります。

奉公

2021-03-15 00:00:00 | Weblog

 終戦前後から区に残っている書類を調べたが、系統的に整理されているのは、昭和30年代に入ってからのようだ。戦前の昭和18年、19年の記録も一部出てきたが、これらは紙質も悪く、めくると破けそうな状態だが、一枚、一枚に当時の社会状況が浮かんでくる。

 残っている書類の多くは、役場から駐在員と称される区長宛ての連絡が主だが、供出や配給関係の通知も目を引いた。本来なら永久保存の契約書類もあり、時間をかけて整理出来れば面白い、と思ったが、区の所有物なので必要なものだけ引っ張り出し、直接関係ないものは書庫に戻すことにした。

 敗戦から数年間の綴りは、やはり食料増産の為の開田や開畑、そして林業の振興関係の書類が多く、私達の探している共有地の信憑性の高い資料も何点か出てきた。構想していたストーリーには十分ではないが、何とかまとめたいと思っている。

 抜き出した資料をもう一度精査し、土地の履歴というような形で整理するのが良いのかなあと思っているが、委員長と相談してみよう。いずれにしても、30年近く関わってきて、最後の奉公だな。

 ミャンマー編 バガンでも犠牲者が出ているようだ。バガンの街 平成26年2月14日撮影


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