徒然にふる里を語る

 一市井の徒として、生まれ育った「ふる里」嬬恋村への思いをつづります。

意識

2011-05-17 10:57:31 | Weblog
 何時もなら5月の連休明けには連絡があるのだが、今年は音沙汰がない。タラの芽が採れたので送ろうと思い携帯にかけたのだが、つながらない。夕方、自宅に電話すると奥さまからショックな事実を知らされる。11月に倒れて未だに意識がもどらないという。年に数度軽井沢で会っていた東京時代の上司だ。40年近く経っても上司と部下の関係は変わる筈もなく、何時も私がご馳走になっている。

2年間だったが、貿易業務のイロハを教えて貰い、私にとっては忘れられない時代だ。そんな時代が引きはがされるような気がして、重苦しい気持になっている。昨夜は当時の夢を見た。新橋のガード下で飲んでいて、終電車に乗り遅れそうになり駅の階段を駆け上がる。藤沢の寮から東海道線で通勤していたのだが、1月に1度くらいはこんな場面に遭遇していた。

二日酔いで出勤すると、直ぐ得意先回りに出された。勿論、私が隣の喫茶店であぶらを売るのを承知の上でだ。意識が戻ることを祈らずにはいられない。