徒然にふる里を語る

 一市井の徒として、生まれ育った「ふる里」嬬恋村への思いをつづります。

未来

2009-03-13 15:40:09 | Weblog
 西中学校の卒業式に出席した。昨年は議会再開日で議長の祝辞終了と同時に、どっと中途退席し、父兄から「ひんしゅく」をかった。今年は議案調査日であり、最後まで立ち会うことができた。一歩前進。

69名が巣立つということだ。私たちの時代はこの数字にちょうど100名がプラスされる。各学年4クラス編成で、私などはいつも最後尾の窓際にいた。そして、窓の外を眺めて空想にふけっていた。

どんなことを考えていたのかは全く思い出さないが、時々、教壇からチョークが飛んでくるので閉口した。きっと部活の後ご相伴に預かれる給食の残りのことでも考えていたのだろう。私などそれが楽しみで部活に精を出していた。

窓際も悪いことばかりではない。冬は外の冷気で眠気も起こらず、想像力も働かない。この時はチョークも飛ばず、クラスの優等生である。

久しぶりに「仰げば尊し」を聞いた。あの頃自分はどんな大人になりたいと思っていたのだろうか。夢はあったろう。確かに夢はあった。でもそれは、自分の心に閉じ込めておこう。

若人の未来に幸あれ。