「おきむら」千種区

池下に新しく蕎麦屋がオープンしていたのは知っていたが、訪問するのが遅れていつの間にか年末になっていた。

店はソフトバンクの隣にあり、西の道を南下してコインパーキングに停めてから、暖簾を潜ると4人掛けテーブルが
5卓あり、外観からは想像できないほどの広さ。ミニコンポから流れているBGMは、珍しい三味線のソロ演奏だ。








手書きのメニューに目を通して、お値打ちなランチから野菜かき揚げ丼780円、ツレはとろろ丼780円とした。
蕎麦はかけそばも選べるが、二人ともざるそばでオーダー。因みに、蕎麦は茨城県産常陸秋そばとのこと。


暫く待っていると、それぞれの丼と出汁巻玉子・香物、それに薬味とそば汁が載った盆が先に運ばれてきた。



かき揚げ丼に少し箸を付けたところ、アツアツ感はないようで、もしかすると揚げ置きだったのかもしれない。
（間違っていたら、御免なさい）



ざるが供された途端、そのままを口にしたところ、風味は悪くないし喉越しもいいが、少々水切りが悪く感じた。



コシももうひとつかな。しかしツユは好みのもので、蕎麦に山葵を少量づつ載せて、短時間で手繰りきった。

タイミングを見計らって蕎麦湯が提供されたので、そのツユを割っていただきながら、残りの丼をかきこむ。
個人的にはツレのとろろ丼の方が旨かったな。


二八と思われる蕎麦自体はいいと思うので、水切りに気を付けてもらえれば、一気に改善されるような気がする。
そして昼も夜もと欲張り万人受けしようとした結果なのだろうが、メニューはもう少し絞っても構わないような。
いずれにしても店をあとにする私たちをきちんと見送ってくれた、まだ若いご夫婦のこれからに期待したい。

おきむら （そば（蕎麦） / 池下駅、今池駅、覚王山駅）
昼総合点★★★☆☆ 3.0

尚、お茶のかわりに水が出てきたのは、島田の名店の以来だ。何かの考えがあるのだろうか？