シークレットな焼きそば屋

傾斜のある狭い路地を暫く歩いて、昭和風情の建物を確認。ちょうど出てきた客が「美味しいよ」と教えてくれた。



入店すると人の良さそうな可愛いおばちゃんが、鉄板の近くは暑いからと言って、離れたテーブル席を勧めてくれる。



目的の焼きそば350円を二つ注文すると早速焼きに掛かってくれた。大盛りを頼んだつもりはないが、麺は3袋のようだ。
麺を解してから、予め切ってあったキャベツを焼き、出汁を掛けて混ぜ合わせながら、手慣れた様子でさらに炒める。
最後に別調理の豚肉を加え、ソースをかけて味の調整。海苔と紅ショウガは載せていいかと聞いて、約10分で完成だ。


この道58年誇るおばちゃんの愛情がこもっている焼きそばは、とても懐かしくとても優しい。もちろん味は折り紙つきだ。



少し会話を交わしたらコーヒーと一口チョコが出てきた。インスタントだけどという言葉に、ほのぼのとしたものを感じ辞去。

別に勿体ぶるつもりはないが、この店を教えてくれた同僚が、そっとしておいて欲しいというので食べログには投稿しない。





おまけは家の近くで咲いていた紫陽花。もうそんな時期なんだな。



（追記）

モダン焼きが焼き上がる間に食べた、こんにゃくとモツの味噌おでんが美味しかった。