心とほんとの会話屋さん

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コミュニケーション手段別の特性を理解しないと、問題は大きくなる

2014-12-23 19:16:46 | 本のネタ
 とあるマラソン大会が開催直前に中止になったことをニュースで知りました。

 開催2日前に中止を決定し、Webで情報公開し、メールで連絡したとのこと。

 また当日、会場で説明する姿をみて、主催者としては精一杯やっているように感じる一面がありつつも違和感を覚えました。


 Webやメールというのは、発信者側からの一方通行が基本の情報手段です。

 メールの場合、相手からの返事を要求することで、辛うじて、双方向にはなりますが。。。


 緊急かつ確認が必要なコミュニケーションにおいて、メールで効率的に済ませようというのは、情報発信サイドに偏った対応だったと言わざるを得ません。

 どういうコミュんケーションを取りたいのかによって、手段を変える必要があるのに、現代日本人は、発信する方が義務を果たしているという手段を選択することが多いのは悲しいことですね。

 今回の問題だけでなく、普段の仕事・プライベートにおいても、自分の考えはメールで一方通行で提示したので、わたしの役割は終了!と言い切る大人が多くてビックリ・・・


 こと仕事においては、ホウレンソウと呼ばれるように、報告・連絡事項と、相談事項があります。

 報告・連絡事項は、読みやすい文章を書ける人は、メール等の一方通行手段を効果的に活用することはありでしょう。

 ただ、自分の書いた文章を読んでもらえて、理解してもらえているのか!という確認をして、相手とのコミュニケーションが確立していることが大前提ですが。


 相談事項をメールで実施するのは、少々幼稚なコミュニケーションとしかいいようがありませんね。

 ただでさえ、文字情報は、真意の7%しか伝わらないという研究結果があるくらいですから。


 このようなコミュニケーション方法が頻発する場合、その手段でしか相談できない環境を作ってしまっているという、相談される側にも問題があると捉えると事態は好転するのでしょうね。

 この世の中は、誰かが一方的に悪い!ということはなく、相対的な関係性で成り立っているですから。


 さてさて、明日以降、あの方々にどのように接してみようかしら?!

 楽しみです。



 本日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました。


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