★主がヨセフとともにおられたので、彼は幸運な人となり、そのエジプト人の主人の家にいた。彼の主人は、主が彼とともにおられ、主が彼のすることすべてを成功させてくださるのを見た。
■O:今日のコラム
シャローム!今日も一日、主の平安が私たちを治めてくださいますように。
エジプトに連れて行かれ、売られてしまったヨセフ。実の兄弟たちから無情なことをされながらも、彼は主が共におられるということを体験していきます。
今までの生活では実の父から深く愛され大切に育てられてきました。しかし生活は一変し、全てが悲しみの中にあるような状況にもかかわらず、ヨセフの感情というものはこの時一切書かれていません。
後に兄弟たちと再会した時も、悲しみの涙というよりは嬉し泣きをしたヨセフ。兄弟たちとはまるで違った反応でした。とても興味深いものです。
また、濡れ衣をきせられて牢獄された時も次に来るのは人からの好意。すごくないですか??こんな人生送りたい!と思います。でも実は送れるのです!!どのようにしてヨセフのように主からも人からも好意を頂けるのでしょうか。
ヨセフは父から溺愛されていた時も、家族から引き離され酷い目にあっても、自分の心を治めていることがわかります。
「力の限り、見張って、あなたの心を見守れ。いのちの泉はこれからわく。」(箴言4:23)
心を見張るとは実際にどのようなことなのでしょうか。この御言葉では「いのちの泉はこころからわくものだ。だから力を尽くして見張りなさい。治めなさい。」と言っています。
私たちは「見張って」「見守る」と聞く時に、ただじっと見て、力をこらして、~は良いことか悪いことかと見張るように捉えますが、そこにはすでに悪いものが入ってしまっている状況です。そうするならば泉は濁ってしまいます。そうではなく、泉が常に聖くあるように見張る必要があります。
どのようにしたら聖く保てるのでしょうか。言い換えれば、どのようにしたら心を治められるのでしょうか。答えは一つ。蜜のように甘い御言葉を見続け、心に入れればいいのです。
ヨセフのアイデンティティーは主が共におられるということでした。御言葉なる方、いつも良いことを行ってくださる真実なるお方を絶えず前に置いていたので、人からも好意を受け彼はこの世においても治める者となったのです。
ヨセフのようにまず自分の心を見張る者は、御言葉なる主を見張ります。そうするならば感情や状況によって左右されるのではなく、主の完全な目的を達成することができる者となり、絶えず心に平安への道が整えられていくことを感謝します。
■A:考えてみよう
・人々や主から好意を得るとはどういうことでしょうか。
・自分の心を治めるとはどういうことでしょうか。
■P:祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
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