レイキャビク西街ひとり日誌 (Blog from Iceland)

北の小さな島国アイスランドはレイキャビクの西街からの、男独りブログです。

Imagine

2012-10-17 05:00:00 | 日記
今日はささやかながらとっても楽しい体験をしました。以前頼まれてジョン・レノンの「イマジン」の最後の二行だけを日本語に訳したことがあります。頼んで来たのは近くの小学校の音楽の先生で、なんでも子供のコーラスが「イマジン」を色々な国の言葉で歌うのだそうです。

いつか君も おいでよ
世界を ひとつにしよう

と、いうのが私の訳でした(「ひとつになる」というニュアンスの方がふさわしいとは思ったのですが、字数を合わせられなくて)。

今日の昼過ぎにその音楽の先生から「歌い方(発音と区切り方)がよくわからないから、お手本用に録音させて欲しいのだがいいだろうか?」と電話がありました。近くの学校だし、ちょうど手も空いていたのでこちらから出向く、ということにしてすぐに行ってみました。

学校へ着くと音楽室から「イマジン」が聞こえてきます。ドアを開けて中に入ると20人ほどの子供たち(10歳くらいかなあ?)が練習していました。みんなニコニコして迎えてくれて、日本人に日本語を指導?してもらえるのがうれしいようです。

そういう笑顔を見るとこちらもうれしくなります。音楽の先生が声も(これは電話でも分かりましたが)容姿もきれいな方だったのでますますうれしくなりました(こっちの方が主だったかも (*^^*) )。

本当はちっちゃな録音機にひっそりと吹き込むつもりで来たのですが、成り行き上、みんなの前で歌うことになってしまった。まあ。いいや。別にそれくらいは恥ずかしくないし。

で、それから20分ほどの間、言葉の区切り方を示したり、発音を少し直してあげたりすると、あっと言う間にきちんとした日本語のコーラスになりました。大したものです。

「コーラスのメンバーは全部で78人います。今日はその中の一部だけ」と先生。「まだ日は決まっていないけど、隣りの教会を借りてコーラスの発表会があるんです。よかったら来てください」
はい、はい、いいですね。是非とも。

ちなみにレイキャビクの海岸に浮かぶ超ミニサイズの島、ヴィゼー島には「ピースタワー」という天に向けてビームを照射するオブジェがあります。ヨーコ・オノさんの作品なのですが、彼女はアイスランドを気に入ってくれていて、最近は毎年やって来ています。

今年も一週間くらい前に来氷し、10月9日のジョンの誕生日に行われた点灯式(夏期はずっと明るいので灯りは消してしまいます)を主催されていました。今年はジョン・レノン平和賞というアワードの授賞式もレイキャビクであり、なんとレディ・ガガも来たんですよ。

話しが逸れましたが、今日のようにささやかな日本文化紹介?のお手伝いをするのは楽しい役得です。日の丸かざしての大きなイベントもありますが、こういう何でもないお手伝いの方が意外性があって面白いかなあ?

子供たちのコーラス、頑張って欲しいですね。v(^_^)
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