レイキャビク西街ひとり日誌 (Blog from Iceland)

北の小さな島国アイスランドはレイキャビクの西街からの、男独りブログです。

晩夏のダイエット 晩年のダイエット?

2018-08-19 03:00:00 | 日記
八月も後半に入りました。アイスランド、特にレイキャビクでは八月は忙しい月になっています。ここ十五年くらいはずっとそうだったと思います。八月はワサワサしていました。

それが、昨今は外国からの観光客の皆さんの数が増えたことにより、それまでの八月のワサワサ感が、余計に増幅されて感じられます。

自分の町に観光客の方たちが大勢いる、というのはそれだけでワサワサした感じを与えるものですね。今まではそんなことを考えたことはありませんでしたが。すみません、京都や浅草にお住いの方。これまでワサワサさせてきました。

ちょうど前回のブログをアップした時は、「レイキャビク・プライド」という祭りの最中でした。そのハイライトは一週間前の土曜日のパレードで、今年も一万人以上の人が集まったとか。

これは、以前は、といいうか、今でも普通には「ゲイ・プライド」と呼ばれている催しで、元来はゲイの人たちの権利をアピールする目的で持たれていました。1999年から催されています。

「ゲイ」ということは主に同性愛者の人たちのことを意味してきました。ですが、彼らの権利の拡充に伴って、今では「LBGTの人たちの権利」の主張へと重点が多少シフトしてきているようです。




レイキャビクプライド メインのパレード
-Myndin er ur Hinsegindagar.is-


そして、昨日の土曜日は「レイキャビク・カルチャーナイト」Reykajvik Menningarnottというお祭りでした。「ナイト」とはいえ、朝から夜中までのお祭りで、町中で無数のイベントが持たれました。今年で23回目の開催ということですから、1996年以来でしょうか?これもすごい人出。

まあ、それはまた落ち着いてから書きたいと思います。「今起こっていることをまとめて書く」というのは、なかなか難しいものでして。(^-^;

さて、今回書くのはダイエットについてです。これも「今起こっていること」の範疇に入りますが、すでにかなりの時が流れているので大丈夫です。

私は先の四月末からダイエットをしていました。直接の理由は四月上旬の日本帰省で食べ過ぎ、72キロ超で帰国。戻ってから三日でダイエットを始めました。

ダイエットの方法は、それまでにやったことのある「朝バナナダイエット」と「野菜スープダイエット」のミックス。方法論的に特に理屈があるわけではなく、「雰囲気」のダイエットです。(^-^;

それでも、体重は短期間にある程度は落ちました。というか、一ヶ月で5キロは落ちたと思います。体重を落とすという意味ではうまくいきましたね。

当たり前といえば当たり前で、朝バナナを一本食べた後は、昼はパス。食べてもバナナか、ヨーグルトにシリアル。夜は色々な野菜を煮込んだスープと、時に魚や肉の「副菜」。夜はナッツを少々と、2〜3杯のワイン(実はもう少し?)、という具合でした。

「食事を抜く」ということ自体は、慣れていてそれほど苦にはなりません。それが健康にいいかどうかは別問題。難しかったのは、ダイエットよりはむしろ「減塩」の方でした。

「減塩」はもう咋夏から行なっているものなのですが、決して簡単にはなりません。って言うか、減塩すると自然にダイエットになるような気がします。「食物」に自然に「制限」がかかります。この辺の事情は以前書いたことがあります。

食欲の秋が 来た〜? 来な〜い?





レイキャビク カルチャーナイト
-Myndin er ur Menningarnott.is-



さて、この方法のダイエットは短期的には効果はあったものの、長く続けるにはあまり賢いものではありません。第一に「食事を抜くというのはいいことではない」と多くのダイエット専門家が口を揃えて言っています。

第二に「煮込んだ野菜スープ」というのは、煮込むことによって野菜のほとんどのビタミン等は破壊されるか、水に溶けてしまっています。だから野菜そのものは単に糖質の塊と化しているわけです。

スープを飲めば、野菜から流出した栄養分を回収できるのでしょうが、そこが「減塩」身分の辛いところ。なにしろ「コンソメ」等味付けの素、すなわち塩分はすべてスープに入っているからです。減塩するなら、スープは飲むべからず。「ラーメンを食べても汁は残せ」と同じです。

ですが、他に「こうしよう!」と思い当たる方法もなく、とにかく5キロほど体重は落とせたので、だらだらとこのあまり賢くないダイエットを続けていました。体重はだいたい67キロ前後。もう少し落としたいのですが、そこで停滞。というか、その辺が私の通常の体重ではあったのですが。




レイキャビク カルチャーナイト
-Myndin er ur Menningarnott.is-


一方で、その頃から私はボディメイキングのエクササイズを始めていました。ボディ「再」メイキングと言ったほうが正解か?老化を促進しないように、ある程度はボディエクササイズをしよう、と目覚めたわけです。

それで、エクササイズを自己流で始めながら、そういう関連のYoutubeビデオや本などを参考にして知識も集め始めました。

ボディメイキングの世界は、必然的にダイエットと結びついています。ただここでの「ダイエット」とは、「体重を落とす」「痩せる」ための食事療法というよりは、「ボディメイキングを促進する」「よっては健康を促進する」という積極的な意味でのダイエットであるようです。

ボディメイキング、あるいはボディビル関係のビデオでいつも言われるのは、「筋肉を作るのはタンパク質。だから食事はタンパク質を十分に取らなくてはいけない」ということ。

六十歳間近にして、さすがにその程度のことは承知していましたが、この歳になってティーンエイジャーのように、プロテインドリンクを飲むようなことはバカバカしさが先に立ってしまい、No thank youのつもりでした。

ところがボディビル界のレジェンド的な存在である北島達也さんによると、「高齢の人ほど十分にプロテインを取らなくてはいけない。さもないと筋肉がどんどん脆弱化し、代謝の悪化に拍車がかかる」というのです。

筋肉は、存在するだけで基礎代謝を促すので、筋肉が多いほど代謝は促進されるそうで。なぜ代謝が活発な方がいいかというと、代謝が人の摂取したカロリーを消費する最大の源だからです。

つまり代謝の良い人と悪い人が同じ量のカロリーを摂取した場合、代謝の悪い人の方がエネルギーを消費しきれず、体内に脂肪を抱え込む率が増えるのだそうです。

それを聞いてから、私もせっせとプロテインをシェイクして飲むようになりました。「プロテインは5時間しか体内に保存されない」そうで、定期的に補充した方がキンニク君の育ちが良くなるのだそうです。

そういう雑学的な知識を蓄えていくうちに、私のダイエットは「タンパク質重視、糖質回避」型になっていきました。そして、その過程で行き当たったのが「ケトジェニック・ダイエット」と呼ばれる食事法です。

これはここ十年くらいの間に(あるいはもっと前から)、欧米や日本でも注目されてきている食事法だそうで、「理論に裏打ちされた糖質制限ダイエット」ということになるようです。

今は、私のダイエットはこの「ケトジェニック方式」に拠っているのですが、次回、もう少しきちんとご紹介してみたいと思います。

まあ、正直言って、シェイプアップのためのエクササイズも相当面白くなっていますが、ダイエットもかなり面白いものがありますね。こんふたつに相関関係があるからかな?やはり何事も相手がある方がいいか?そう思うと寂しい晩夏でした。


藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com

Home Page: www.toma.is

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