前回、今フランスで開催されているサッカーの欧州選手権のことを少し書きました。初出場のアイスランドが健闘して、本大会での予選リーグを突破してベスト16に進んだからです。
それで、アイスランドはサッカーで沸き返っていることをご紹介しました。その最後にベスト8を賭けての相手はイングランド。「かなわないとは思うが頑張って良い試合をしてほしい」と、常識的な結びにしました。
しかしです、「失礼いたしました!!」なんと、アイスランドは2-1でイングランドを破ったのです。ベスト8進出です!!
試合は先週の月曜日、こちらの時間で夕方七時からフランスのニースで始まりました。この試合からダウンタウンの特設「サッカー広場」(大きなスクリーンで皆と野外観戦できる)が、場所を少し移してグレードアップしました。スクリーンもさらにずっと大きいものに。
これだけ集まって何が見えるのでしょうか?
Myndin er ur VisitReykajvik.is
ですがそういう「まとまった感」が嫌いな私は家でコソコソとマックで見ようと思っていました。試合前の盛り上げ番組から見ようと思ったのですが、なんと「この試合は放映権の問題で、コンピューターには流れません」とか出てるではないか?聞いてないぞ!
その日は近所の息子は友だちと観戦すると言っていたので、邪魔したくないし、仕方なく遠方(車で二十分はかかる)の娘のところへ出かけることにしました。
幸いまだ時間はそのくらい残ってる。途中、路上にはまだ車がかなり走っていましたが、皆試合開始までに帰ることを考えているらしく、イライラ感が路上に蔓延していました。(^-^;
私は娘の住む郊外に出てから、前を年寄り夫婦のSUVにブロックされてしまい、相当イラつかされ、煽り運転をしまくって、試合開始と同時にテレビの前に座りました。
試合開始三分で、アイスランドのゴールキーパーがイングランドフォワードへの反則を取られイエローカード。非常に疑問の残る判定でしたが、これを決められ、あっという間に1—0のイングランド、リード。
「やっぱりこれか〜...」とその時は思いました。ところがそれからまだ三分も経たないうちに、主将アーロンからのロングスローイングをヘディングで流したものをバックスのラッギがボレーシュート。
これは見事な攻撃でこれもあっという間に同点に追いつきました。
よくわからないのですが、これがイングランドにはショックだったように見えました。選手たちの顔が引きつり始めていましたから。
そしてさらに十分ほどが経過すると、またしても主将のアーロンが右サイドに良いロングパス。ダイレクトでつなぎ、さらにエースのギルビへ。これをまたダイレクトでギルビがヨウン·ダジィへ短いパス。それをまたダイレクトで短くコルベインへ。コルベインが短く降ってシュート。
イングランドのキーパーのハートはボールに触ることはできましたが、ボールはそのままコロコロとゴールの中へ。なんと逆転。アイスランドが2-1でリード。この時点でまだ試合開始たったの十八分でした。
やはりイングランドほどのチームでも「浮き足立つ」ということがあるのですね。それ以降はまったく怖さがありませんでした。ほとんどのシュートは枠の外。枠内にくるのはキーパーの真正面。
イングランドは私は初めて見るライトブルーというか「水色」と白のジャージだったのですが、いかにも弱々しく見える色合いです。
それ以降、得点は加算されず2-1のままゲームオーバー。イングランド、総茫然自失状態でした。御愁傷様。そして有頂天のアイスランド陣営。なんか昔の映画の「メジャーリーグ」を思い出しました。
試合後恒例となった「フー...アッ!」の交換
Myndin er ur Visir.is/GETTY
それもそのはず。ヨーロッパのプロリーグで活躍している選手もいる反面、国内で別業を営みながらプレーしている選手もいるのがアイスランド代表チームなのです。
サブコーチのヘイムルさんはパートタイムの歯医者さん。ヒョロ長ストライカーのヨウン·ダジィは冬は田舎のガソリンスタンドの店員。今大会絶好調のキーパー、ハンネスはミュージックビデオのディレクター、といった具合です。
イングランド戦勝利の夜は、花火がじゃんじゃか打ち上げられ、夜中まで街中はお祭り騒ぎだったそうです。当然です。こんなことこれまでなかったんですから。
この週末にはレイキャビク− パリ間のフライトがなんと三十便にまで増加されたとか。人口の一割に相当する三万人以上がフランスに滞在するようです。
そしてアイスランドのベスト4を賭けての対戦相手はホスト国のフランス。かつての世界一ですが、イングランドの後だと、なんとなく「勝てるかも」という気がしてきます。
そして試合は日本の皆さんの時間で、今夜の夜中というか明日未明の午前四時からパリで始まります。早起きの皆さん、是非起きがけにアイスランドを応援してください。
Afarm Island!! Afram strakar!!
応援します、若い力。Meet Iceland
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com
Home Page: www.toma.is
それで、アイスランドはサッカーで沸き返っていることをご紹介しました。その最後にベスト8を賭けての相手はイングランド。「かなわないとは思うが頑張って良い試合をしてほしい」と、常識的な結びにしました。
しかしです、「失礼いたしました!!」なんと、アイスランドは2-1でイングランドを破ったのです。ベスト8進出です!!
試合は先週の月曜日、こちらの時間で夕方七時からフランスのニースで始まりました。この試合からダウンタウンの特設「サッカー広場」(大きなスクリーンで皆と野外観戦できる)が、場所を少し移してグレードアップしました。スクリーンもさらにずっと大きいものに。
これだけ集まって何が見えるのでしょうか?
Myndin er ur VisitReykajvik.is
ですがそういう「まとまった感」が嫌いな私は家でコソコソとマックで見ようと思っていました。試合前の盛り上げ番組から見ようと思ったのですが、なんと「この試合は放映権の問題で、コンピューターには流れません」とか出てるではないか?聞いてないぞ!
その日は近所の息子は友だちと観戦すると言っていたので、邪魔したくないし、仕方なく遠方(車で二十分はかかる)の娘のところへ出かけることにしました。
幸いまだ時間はそのくらい残ってる。途中、路上にはまだ車がかなり走っていましたが、皆試合開始までに帰ることを考えているらしく、イライラ感が路上に蔓延していました。(^-^;
私は娘の住む郊外に出てから、前を年寄り夫婦のSUVにブロックされてしまい、相当イラつかされ、煽り運転をしまくって、試合開始と同時にテレビの前に座りました。
試合開始三分で、アイスランドのゴールキーパーがイングランドフォワードへの反則を取られイエローカード。非常に疑問の残る判定でしたが、これを決められ、あっという間に1—0のイングランド、リード。
「やっぱりこれか〜...」とその時は思いました。ところがそれからまだ三分も経たないうちに、主将アーロンからのロングスローイングをヘディングで流したものをバックスのラッギがボレーシュート。
これは見事な攻撃でこれもあっという間に同点に追いつきました。
よくわからないのですが、これがイングランドにはショックだったように見えました。選手たちの顔が引きつり始めていましたから。
そしてさらに十分ほどが経過すると、またしても主将のアーロンが右サイドに良いロングパス。ダイレクトでつなぎ、さらにエースのギルビへ。これをまたダイレクトでギルビがヨウン·ダジィへ短いパス。それをまたダイレクトで短くコルベインへ。コルベインが短く降ってシュート。
イングランドのキーパーのハートはボールに触ることはできましたが、ボールはそのままコロコロとゴールの中へ。なんと逆転。アイスランドが2-1でリード。この時点でまだ試合開始たったの十八分でした。
やはりイングランドほどのチームでも「浮き足立つ」ということがあるのですね。それ以降はまったく怖さがありませんでした。ほとんどのシュートは枠の外。枠内にくるのはキーパーの真正面。
イングランドは私は初めて見るライトブルーというか「水色」と白のジャージだったのですが、いかにも弱々しく見える色合いです。
それ以降、得点は加算されず2-1のままゲームオーバー。イングランド、総茫然自失状態でした。御愁傷様。そして有頂天のアイスランド陣営。なんか昔の映画の「メジャーリーグ」を思い出しました。
試合後恒例となった「フー...アッ!」の交換
Myndin er ur Visir.is/GETTY
それもそのはず。ヨーロッパのプロリーグで活躍している選手もいる反面、国内で別業を営みながらプレーしている選手もいるのがアイスランド代表チームなのです。
サブコーチのヘイムルさんはパートタイムの歯医者さん。ヒョロ長ストライカーのヨウン·ダジィは冬は田舎のガソリンスタンドの店員。今大会絶好調のキーパー、ハンネスはミュージックビデオのディレクター、といった具合です。
イングランド戦勝利の夜は、花火がじゃんじゃか打ち上げられ、夜中まで街中はお祭り騒ぎだったそうです。当然です。こんなことこれまでなかったんですから。
この週末にはレイキャビク− パリ間のフライトがなんと三十便にまで増加されたとか。人口の一割に相当する三万人以上がフランスに滞在するようです。
そしてアイスランドのベスト4を賭けての対戦相手はホスト国のフランス。かつての世界一ですが、イングランドの後だと、なんとなく「勝てるかも」という気がしてきます。
そして試合は日本の皆さんの時間で、今夜の夜中というか明日未明の午前四時からパリで始まります。早起きの皆さん、是非起きがけにアイスランドを応援してください。
Afarm Island!! Afram strakar!!
応援します、若い力。Meet Iceland
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