もうこれを口にするのがバカバカしくなってくるのですが、日々が早く過ぎて行きます。早すぎます。三月ですよ、もう。一年の六分の一が経ってしまいました。この間クリスマスだったのに。
この時期になってくると、さすがにアイスランドでも春の気配がしてきます。気温や天候はまったく当てになりませんが、「日の長さ」は着実に春の到来のカウントダウンをしてくれます。
ちなみに 昨日の土曜日のレイキャビクでの日の出は8:20、日の入りは18:59でした。三月の終わりになりますと、夜の八時でもまだ明るいくらいになります。それを考えるとウキウキしてきます。夜でも明るいのは大好きで、だいいち車の運転がずっと楽です。
こちらの気象専門家にトロイストゥル·ヨンソンという人がいます。天気予報とかでよく出てくるのですが、個人のブログでも天気に関して書いていて、なんというか天候に関することが本当に好きな人のようです。
ところで、アイスランドは昨冬はそうとう厳しい冬でした。北部とレイキャビクのある南部では降雪などずいぶんと違いがあるのですが、レイキャビクのみの生活感覚で言わせてもらうと、とにかく雪が絶え間なく降り、風の強い日がやたらと多かった、という感じでした。
ところが今年も大同小異なのです。雪は多分去年ほどではないでしょう。風は去年以上でしょう。で、先のトロイストゥルさんがブログの中でこの冬のことを書いていました。
まず去年の十二月、今年の一月、二月の三ヶ月間だけをとってみると、1995年以来の寒い冬だったということです。確かに休みなく寒い日が続いてた感じはしますね。ちなみにこの三ヶ月のことを「国際冬期」と呼ぶようです。これはアイスランドでは九月から四月半ばまでが「冬期」ですので、そういうローカルな冬と区別しての呼び方のようです。
今年一月の平均気温はレイキャビクで0,2度、アクレイリでマイナス2,6度だったそうです。これはほぼ昨年の平均気温と同じだったとのこと。
ここで面白いのは、この気温は1961年から1990までの長い期間の平均気温ともそう差がないのだそうです。ところが過去十年間の平均気温と比べてみると、1,3度も低いのです。
さらに付け加えると -私がではなくて、トロイストゥルさんのブログによるとですが- 「国際冬期」の平均気温はアクレイリではさらに1,8度低く、過去十年平均よりは3.0度低いのだそうです。
話しがごちゃごちゃしてきましたが、要するにアイスランドの「国際冬期」の平均気温は、1961年から1990年の三十年間の平均とは大差ないが、過去十年間の気温よりは低い、ということになります。
早い話が最近の十年間は平均気温が高かったということです。昨年と今年は元に戻りましたが。
ところが不思議なのは、アイスランドで唯一北極圏内で人が住んでいるグリムスエイというちいちゃな島では一月の平均気温が0,8度とレイキャビクよりも高かったのです。
これにはトロイストゥルさんも首をひねったとうで「この暖かさはどこからきているのだろうか?」と問いかけています。
だから北極圏内では去年も今年も休みなく温暖化が進行しているということでしょうか?地球は「海の星」になっちゃうんでしょうかねえ?
で、今思い出しましたが、小学生の頃、「半魚人」の漫画がありました。「将来地球は海だけになる」と信じた科学者が自分の息子が生きながらえるように手足に水かきをつけたりして訓練(虐待)するというよなホラーものでした。
息子の有人がその企みに気がつき、助けようとするのですが、最後では結局息子は半魚人と化して海へ去っていく、というような内容だったと記憶しています。
アイスランド在住でいながら、寒いの大嫌いのワタシとしては暖かくなってくれるのは嬉しいのですが、陸がなくなって半魚人化するのはもっと嫌です。
どこか度を越さないところで止まってくれることを願います。
応援します、若い力。Meet Iceland
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com
Home Page: www.toma.is
この時期になってくると、さすがにアイスランドでも春の気配がしてきます。気温や天候はまったく当てになりませんが、「日の長さ」は着実に春の到来のカウントダウンをしてくれます。
ちなみに 昨日の土曜日のレイキャビクでの日の出は8:20、日の入りは18:59でした。三月の終わりになりますと、夜の八時でもまだ明るいくらいになります。それを考えるとウキウキしてきます。夜でも明るいのは大好きで、だいいち車の運転がずっと楽です。
こちらの気象専門家にトロイストゥル·ヨンソンという人がいます。天気予報とかでよく出てくるのですが、個人のブログでも天気に関して書いていて、なんというか天候に関することが本当に好きな人のようです。
ところで、アイスランドは昨冬はそうとう厳しい冬でした。北部とレイキャビクのある南部では降雪などずいぶんと違いがあるのですが、レイキャビクのみの生活感覚で言わせてもらうと、とにかく雪が絶え間なく降り、風の強い日がやたらと多かった、という感じでした。
ところが今年も大同小異なのです。雪は多分去年ほどではないでしょう。風は去年以上でしょう。で、先のトロイストゥルさんがブログの中でこの冬のことを書いていました。
まず去年の十二月、今年の一月、二月の三ヶ月間だけをとってみると、1995年以来の寒い冬だったということです。確かに休みなく寒い日が続いてた感じはしますね。ちなみにこの三ヶ月のことを「国際冬期」と呼ぶようです。これはアイスランドでは九月から四月半ばまでが「冬期」ですので、そういうローカルな冬と区別しての呼び方のようです。
今年一月の平均気温はレイキャビクで0,2度、アクレイリでマイナス2,6度だったそうです。これはほぼ昨年の平均気温と同じだったとのこと。
ここで面白いのは、この気温は1961年から1990までの長い期間の平均気温ともそう差がないのだそうです。ところが過去十年間の平均気温と比べてみると、1,3度も低いのです。
さらに付け加えると -私がではなくて、トロイストゥルさんのブログによるとですが- 「国際冬期」の平均気温はアクレイリではさらに1,8度低く、過去十年平均よりは3.0度低いのだそうです。
話しがごちゃごちゃしてきましたが、要するにアイスランドの「国際冬期」の平均気温は、1961年から1990年の三十年間の平均とは大差ないが、過去十年間の気温よりは低い、ということになります。
早い話が最近の十年間は平均気温が高かったということです。昨年と今年は元に戻りましたが。
ところが不思議なのは、アイスランドで唯一北極圏内で人が住んでいるグリムスエイというちいちゃな島では一月の平均気温が0,8度とレイキャビクよりも高かったのです。
これにはトロイストゥルさんも首をひねったとうで「この暖かさはどこからきているのだろうか?」と問いかけています。
だから北極圏内では去年も今年も休みなく温暖化が進行しているということでしょうか?地球は「海の星」になっちゃうんでしょうかねえ?
で、今思い出しましたが、小学生の頃、「半魚人」の漫画がありました。「将来地球は海だけになる」と信じた科学者が自分の息子が生きながらえるように手足に水かきをつけたりして訓練(虐待)するというよなホラーものでした。
息子の有人がその企みに気がつき、助けようとするのですが、最後では結局息子は半魚人と化して海へ去っていく、というような内容だったと記憶しています。
アイスランド在住でいながら、寒いの大嫌いのワタシとしては暖かくなってくれるのは嬉しいのですが、陸がなくなって半魚人化するのはもっと嫌です。
どこか度を越さないところで止まってくれることを願います。
応援します、若い力。Meet Iceland
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com
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